ジャレイル[1]（Jarael）は旧シス戦争の時代に生きた女性のアーカニアン・オフシュートである。短気な性格のジャレイルは、人間のような目と手を持ち、耳は尖っていた。彼女はもともとエデッサ（Edessa）という名で、“ジャレイル”は古代のクルーシブルの言語で“守護者”を意味した。また、彼女はクルーシブルの炎と呼ばれるタトゥーを入れていた。優れた戦士だったジャレイルは、キャンパーや他の仲間たちに強い忠誠心を示した。ショックスタッフを武器として戦うことが多かったジャレイルは、バウンティ・ハンターやマンダロリアン、ジェダイ・マスターにとっても手ごわい敵となった。
惑星オサディアの新世代アカデミーで育ったエデッサは、クルーシブルに捕えられて奴隷になった。彼女は奴隷の決闘場でゼルトロンのシャンティークを負かし、他の奴隷を監督する立場にのし上がる。ジャレイルは、現在よりも悪い環境の中で生き抜いていけるように、奴隷たちを訓練した。アーカニアのアダスカ・バイオメカニカル社の元科学者、ゴーマン・“キャンパー”・ヴァンドレイクのおかげでクルーシブルから脱走できたジャレイルは、その後の人生を通し、恩人のキャンパーを守り続けた。
ジャレイルとキャンパーは、やがてタリスのローワー・シティに住みつき、廃品収集船＜ラスト・リゾート＞を拠点に生活した。しかし、彼女たちはパダワン虐殺の濡れ衣を着せられて逃亡していたゼイン・キャリックと出会い、彼と行動を共にすることになる。ジャレイルとキャンパー、キャリック、詐欺師のマーン・ヒログリフは、タリス市民当局やジェダイの追跡から逃げ回った。しかし結局キャリックは、他の3人に危害が及ばないように、ひとりで追跡者に捕えられた。ジェダイ盟約がキャリックを殺そうとしたため、ジャレイルはジェダイ・タワーに乗り込み、彼を救い出した。ドロイドの“エルビー”とともにタリスから脱出したジャレイルと仲間たちは、マンダロリアン戦争の真っただ中にある銀河系で、ジェダイから身を隠した。
しかし、キャンパーが病にかかったため、ジャレイルは彼を惑星アーカニアのビジネスマン、アーコウ・アダスカのもとへと連れて行かねばならなくなった。しかしアダスカは、エグゾゴースと呼ばれる生物兵器を完成させるため、キャンパーを利用した。アダスカはマンダロリアンと銀河共和国の両勢力を手玉にとって権力を手に入れようとしたが、事件に巻き込まれたゼイン・キャリックたちが彼の計画を妨害した。騒動が終わった後、キャンパーはエグゾゴースの危険に終止符を打つため、この生物兵器とともに共和国や既知領域から姿を消してしまった。その後、ジャレイルはキャリックの汚名を晴らすため、彼とともに旅をしてジェダイ・マスターたちと対立した。
ジェダイ盟約の存在が暴露され、キャリックやヒログリフの潔白が証明された後、ジャレイルはマンダロリアンの科学者“デマゴル”（この男は、マンダロリアン戦争中にキャリックたちと行動を共にしたマンダロリアン、ロラン・ダイアに扮装していた）の手助けをする。この頃、ジャレイルは眠っていたフォース感応能力を開花させた。クルーシブルと対立したキャリックは、ジャレイルがかつてこの組織の残忍な奴隷監督官だったと誤解した。クルーシブルを壊滅させるため、ジャレイルはデマゴルとふたりでオサディアに向かうことになった。奴隷時代からの宿敵、シャンティークと対決した後、ジャレイルはキャリックに助けられて脱出する。自らの正体を明かしたデマゴルは、実の娘であるシャンティークとの対決で相討ちとなり、命を落とした。クルーシブルの騒動の後、キャリック共にコルサントに戻ったジャレイルは、ロラン・ダイアが見つけ出した両親と再会する。彼女は家族のいるコルサントに留まり、キャリックとの関係はより深いものへと発展した。
経歴
幼少期
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登場エピソード
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参考資料
脚注
- ↑ カタカナ表記は『スター・ウォーズ アルティメット・ビジュアル・ガイド 特別篇』に基づく。