ジャレク・イェーガー

「人を許すのは大切なことだ。許せないとみんなが苦しむ」

―ジャレク・イェーガー^[出典]

ジャレク・イェーガー（Jarek Yeager）は人間の男性で、新共和国時代に補給ステーション＜コロッサス＞で修理工場を運営していた整備士。イェーガーはもともとスターファイター・パイロットとして反乱同盟や新共和国に仕え、中佐の階級に就いていた。彼はジャクーの戦いにも参加した歴戦のパイロットだったが、銀河内戦が終わった後、家族を養うために職業レーサーに転向した。弟のマーカス・スピードスターもレーサーだったが、同じレースで争えば勝利するのは常にイェーガーだった。24 ABY頃、兄に勝って名声を手に入れようとしたマーカスは、危険なハイパー燃料に手を出してイェーガーの機体と衝突し、イェーガーの妻と娘を巻き添えにする事故を起こしてしまった。イェーガーは弟と長年にわたって絶縁状態となり、レーサーからも引退して、穏やかな暮らしを求めて惑星キャスティロンの＜コロッサス＞で整備士を始めた。

＜コロッサス＞ステーションで整備士として働く傍ら、イェーガーは若きパイロットと整備士たちによって構成される“チーム・ファイアボール”の指揮も執っていた。冷戦の時代、パイロット志望のタマラ・“タム”・リヴォーラ、整備士ニーク・ヴォゾ、“バケット”の通称で知られるR1-J5たちがイェーガーのもとで働いていた。34 ABY、イェーガーは古い知り合いであるポー・ダメロンの頼みで、レジスタンスのスパイであるカズーダ・ジオノを自分の修理屋で働かせることになった。ジオノの任務は＜コロッサス＞におけるファースト・オーダーの動向を探ることだったが、イェーガーはスパイ任務には一切関与しないと念を押していた。