- 「俺は宇宙に足跡を残したいだけの、単純な男だ」
- ―ジャンゴ・フェット[出典]
ジャンゴ・フェット(Jango Fett)は人間の男性で、クローン戦争以前の時代に銀河系一の腕利きとして広くその名を轟かせたマンダロリアンの賞金稼ぎである。フェットはマンダロリアンの惑星であるコンコード・ドーンの出身であると自称していたが、惑星マンダロアの政府は彼をマンダロリアンとして認めていなかった。フェットはシス卿のダース・タイラナスに雇われ、辺境の惑星カミーノへ赴き、共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーに遺伝子を提供した。フェットのクローンは、オリジナルが持つ独立性を遺伝子操作で取り除かれ、銀河共和国に忠実な兵士として育成された。またフェットは遺伝子操作を行わない純粋なクローンを自分のために1体作るようカミーノアンに要請し、そうして生み出されたボバ・フェットを“息子”として育てた。
22 BBY、分離主義危機が最高潮に達していた頃、フェットはパドメ・アミダラ元老院議員の暗殺未遂事件に関与した。この事件の調査にあたったジェダイ・ナイトのオビ=ワン・ケノービは、暗殺者の足跡を追ってカミーノアンの母星にたどりついた。フェットはジェダイに捕まるのを避けるためボバを連れてスターシップ<スレーヴI>でカミーノから逃げ出し、惑星ジオノーシスで“タイラナス”こと独立星系連合の指導者ドゥークー伯爵と合流する。ペトラナキ・アリーナでジェダイの攻撃チームと分離主義勢力ドロイド軍団のあいだに戦いが始まると、フェットはジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥに対決を挑んだが、敗北して命を落とした。彼の死後、共和国軍として正式に採用されたクローン軍がジオノーシスに駆けつけ、戦いはジェダイ・オーダーと共和国の勝利に終わった。
ジャンゴ・フェットの死は、若きボバに強い復讐心を植え付けた。クローン戦争中、ボバはウィンドゥへの復讐を求め、野心的な賞金稼ぎとしてキャリアを歩み始めた。かつて“父親”がそうだったように、やがてボバは銀河史上もっとも危険な傭兵として有名になった。またフェットの遺産は、遺伝子コードという形でも、何百万というクローンに受け継がれた。シスの秘密兵器として準備されたクローン・トルーパーは、オーダー66発令に際してジェダイを裏切り、ダース・シディアスによる銀河帝国の設立に大きく貢献した。フェットの“子孫”たちは帝国軍の初代ストームトルーパーとなったが、やがて帝国の兵士はクローンではなく人間の徴募兵と入れ替えられていった。
経歴[]
生い立ち[]
人間の男性、ジャンゴ・フェットはナブー危機以前の時代に生まれた。[4] 彼はマンダロリアンの惑星であるコンコード・ドーンの出身であると自称していたが、本当の出自は謎に包まれており、フェット自身もそれを望んでいた。[1] 実際のところ、彼はマンダロリアンの孤児として育ち、マンダロリアン内戦にも参加した経歴を持っていた。[8] しかしクローン戦争当時、惑星マンダロアの新マンダロリアン政府はジャンゴ・フェットとの一切の関わりを否定しており、フェットは単なる賞金稼ぎに過ぎず、どこかでマンダロリアン・アーマーを盗んで手に入れたのだろうと主張していた。[9][10] フェットが身に着けたマンダロリアン・アーマーのほとんどの特徴は、何百年も前にデザインされた伝統的な装甲服と同じだった。[1]
フェットは2丁のブラスター・ピストルを巧みに使いこなして逃亡者を追い詰め、賞金稼ぎの世界で頂点へ上り詰めていった。彼はクローダイト種族の同業者ザム・ウェセルと知り合い、ときおり彼女とパートナーを組んで暗殺などの仕事にあたった。[4] またフェットはウィークウェイの海賊ホンドー・オナカーや、賞金稼ぎのオーラ・シングとも知り合いだった。[11] やがてフェットは銀河系でもっとも腕利きの賞金稼ぎとして広くその名を知られるようになった。[1] マンダロリアンの装甲服に身を包んだフェットの活躍は、皮肉にも、フェットとの関与を否定しているマンダロリアンの男たちが、銀河系の人々から恐れられる原因のひとつとなった。[12] 賞金稼ぎとして悪名を轟かせた結果、やがて彼はシスの暗黒卿の関心を引くこととなった。[13]
遺伝子提供[]
- 「おれはボグデンの月のひとつで、タイラナスという男に雇われたんだ」
- ―ジャンゴ・フェット[出典]
ナブーの戦いが終わって間もなく[4]、フェットはボグデンの月のひとつでダース・タイラナスと対面し、惑星カミーノで作られるクローン・トルーパーの遺伝子提供者になるよう依頼された。タイラナスは元ジェダイ・マスターのシス卿で、表向きにはドゥークー伯爵という名で知られていた。フェットはタイラナスの依頼を承諾し、2000万クレジットの報酬に加え[14]、老化の加速や独立性の抑制などといった遺伝子操作を行わない純粋なクローンを自分のために1体つくるようカミーノアンに要求した。フェットはこうして生み出されたクローン、ボバ・フェットを自身の“息子”として育てた。[3] またフェットはカミーノアンのクローニング計画に協力した報酬の一環として、ティポカ・シティの[4] 軍事複合施設[15] に小さなアパートメントを与えられ、ここで10年ほど暮らした。[4]
フェットはカミーノに留まり、クローン・トルーパーのフラッシュ=トレーニングの監督を務めた。[14] 遺伝子テンプレートを提供したうえ、トルーパーの訓練を監督したにも関わらず、フェットはクローン軍団に対して特別の誇りを抱いていたわけではなく、あくまでカミーノアンの業績だと割り切っていた。実際、彼はその後も賞金稼ぎとしての活動を継続した。フェットが謎のクライアントから大きな仕事を引き受けているという噂は、同業者のあいだにも広まっていた。ローディアンの賞金稼ぎニールダは、その仕事だけで充分な報酬を得ていると噂されているフェットが、他の仕事も取り続けていることを不思議に思っていた。[13]
分離主義危機[]
ジェダイの追跡[]
- 「時間をとらせて済まなかった、ジャンゴ」
「ジェダイのためなら、いつでも歓迎だ」 - ―オビ=ワン・ケノービとジャンゴ・フェット[出典]
22 BBY[2]、分離主義危機の末期、フェットは独立星系連合に所属するトレード・フェデレーションのヴァイスロイ・ヌート・ガンレイからパドメ・アミダラ元老院議員の暗殺依頼を受けた。[3] ガンレイはナブーの戦いでアミダラに味わわされた屈辱をいまだに忘れていなかったのである。フェットはこの仕事をザム・ウェセルに下請けさせ[16]、ウェセルはアミダラが軍隊創設法案に反対票を投じるため惑星コルサントにやってきた日に、ギャラクティック・シティのプラットフォームで議員のJタイプ外交船を爆破した。ウェセルは暗殺が成功したと思いこんだが、彼女が殺したのはアミダラに仕える影武者の侍女、コーデだった。この爆破事件を受け、シーヴ・パルパティーン最高議長とジェダイ最高評議会はジェダイ・ナイト・オビ=ワン・ケノービとパダワンのアナキン・スカイウォーカーをアミダラの護衛につけることに決めた。[3]
その日の夜、フェットはザム・ウェセルと対面し、クライアントが苛立っていることを伝え、毒虫のカフーンが入った容器を彼女に手渡した。フェットは今度こそしくじらないよう念を押したが、暗殺はまたしても失敗に終わり、カフーンの運搬に使った[3] ASNクーリエ・ドロイドの[14] ASN-121[15] から足がついてしまった。ウェセルは逃亡を試みたもののウスクル歓楽地区のアウトランダー・クラブでオビ=ワンとアナキンに拘束された。ウェセルが路地裏に連れ出されてジェダイの尋問を受けた時、フェットはウェセルが依頼者の名を明かす前にカミーノ・セーバーダートで彼女を狙撃して口を封じ、ジェットパックを使ってすぐにその場から逃げ去った。しかしオビ=ワンはこのセーバーダートを調査し、惑星カミーノに由来がある品であることを突き止め、現地に赴くことに決めた。[3]
フェットがカミーノに戻ってしばらくして、オビ=ワンもこの惑星にやってきた。オビ=ワンはカミーノアンのラマ・スー首相と対面し、共和国のために作られたクローン軍団を視察した。オビ=ワンは、クローン軍団の発注者はジェダイ・マスターのサイフォ=ディアスだと教えられ、遺伝子提供者がカミーノに滞在していると知り、対面を求めた。オビ=ワンがカミーノアンのトーン・ウィー行政補佐官に案内されてアパートにやってきた時、フェットは装甲服を着ておらず、素顔でジェダイ・ナイトに応対した。フェットは最近コルサントを訪れたかというオビ=ワンの質問をはぐらかし、奥の部屋に装甲服が置いてあるのを隠すため、ボバに[3] フェット・コード[17] で命令してドアを閉めさせた。またフェットはサイフォ=ディアスのことなど知らないと語り、自分の雇い主がタイラナスという人物であることをジェダイに教えた。[3]
ジェダイが退室すると、フェットはボバに荷造りを命じた。一方オビ=ワンはジェダイ評議会に連絡を取り、クローン軍団の存在と、アミダラ暗殺未遂事件の犯人と思しき賞金稼ぎについて報告を行った。賞金稼ぎを捕らえて連れてくるようヨーダから命じられたオビ=ワンは、フェット親子が<スレーヴI>の発進準備をしているプラットフォームに姿を現した。フェットは即座にブラスターでジェダイを銃撃するも、ライトセーバーでビームを偏向された。しかしフェットはボバが操縦する<スレーヴI>の銃撃に助けられながら、ジェットパックやロケットを駆使してオビ=ワンと渡り合い、ウィップコードを敵の腕に巻き付けることに成功する。格闘戦のすえ、2人はコードで繋がったままプラットフォームから落ちそうになったが、フェットは腕甲のバイブロブレードで滑落をしのぎ、オビ=ワンだけを落下させることに成功した。[3]
ジオノーシスの戦い[]
- 「動くな、ジェダイ」
- ―アナキン・スカイウォーカーに対し、ジャンゴ・フェット[出典]
フェットはボバとともに<スレーヴI>でティポカ・シティから飛び立ったが、オビ=ワンは彼の船にホーミング・ビーコンを取り付けていた。フェット親子は、ドゥークー伯爵がガンレイを始めとする分離主義評議会のメンバーと会談を行っている惑星、ジオノーシスへ向かったが、この星を取り囲む小惑星の環に差しかかった時に、オビ=ワンのデルタ7イーサスプライト級軽インターセプターに尾行されていることに気づいた。フェットはサイズミック・チャージを放ってインターセプターを撃退しようとしたが、オビ=ワンは衝撃波と小惑星の残骸を回避した。そこでフェットはインターセプターの背後をとり、レーザーの銃撃を浴びせた上、とどめに追跡ミサイルを放った。ミサイルが爆発した後、敵機の反応が無くなったため、フェット親子はジェダイが死んだと思いこんだが、実際は小惑星の裏に隠れて息を潜めているだけだった。[3]
フェットは<スレーヴI>でジオノーシスに降り、ガンレイやドゥークー伯爵と合流した。一方、オビ=ワンはフェットを追ってジオノージアンの建物に忍び込んだが、独立星系連合の密談を目撃した後、ドロイデカによって捕らえられ、ドゥークーの捕虜になった。それからしばらくして、アナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラ議員がオビ=ワンを救うためジオノーシスにやってきた。彼らがジオノージアンのドロイド工場に忍び込んだ時、ジャンゴはドロイデカと一緒にアナキンを取り囲み、降伏を求めた。アナキンはドロイド工場でライトセーバーを失っていたため、やむを得ず賞金稼ぎに降伏した。オビ=ワンとアナキン、パドメはスタルガシン・ハイヴのペトラナキ・アリーナで処刑されることになり、フェットとボバはドゥークー伯爵やガンレイとともに、ポグル・ザ・レッサー大公のバルコニーでその模様を見学することになった。[3]
獰猛なクリーチャーを使った処刑が始まった後、オビ=ワンを助けるために駆けつけたジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥが突如としてバルコニーに姿を現し、フェットの首にライトセーバーを突き付けた。すると、既にアリーナに入り込んでいた200名のジェダイが一斉にライトセーバーを起動し、ジオノージアンの観衆は散り散りになった。B2スーパー・バトル・ドロイドがバルコニーに現れてウィンドゥの注意が逸れると、フェットは火炎放射器でジェダイを攻撃し、彼をバルコニーから追い出した。ほぼ同時に分離主義勢力ドロイド軍がアリーナになだれ込み、ジオノーシスの戦いの火蓋が切って落とされた。戦いの途中、ジェダイのコールマン・トレバーがひとりでバルコニーに飛び込んできたが、ジャンゴは即座にブラスター・ピストルで彼を射殺し、ドゥークー伯爵を守った。[3]
戦いの最中、フェットはジェットパックでバルコニーから飛び立ち、アリーナで戦うウィンドゥの前に着地した。ウィンドゥは猛獣リークの突進をかわした際にライトセーバーを地面に落としており、それに気づいたフェットは敵の武器を奪おうと飛びついたが、ウィンドゥはフォースを使って自分のセーバーを回収した。結果的に、体勢を崩したフェットはリークの標的になってしまい、危うく踏み潰されそうになった上、ジェットパックが故障してしまった。ブラスターでリークを仕留めた後、フェットは距離を詰めてくるウィンドゥに向かって銃撃を行ったが、ビームはすべてライトセーバーで防御された。バルコニーにいるボバが見守る中、フェットはウィンドゥにブラスターと首を切断され、命を落とした。[3]
その後[]
フェットの死はボバに衝撃を与え、ウィンドゥへの憎しみを生んだ。ボバは賞金稼ぎのオーラ・シングやボスク、キャスタスの助けを借りて彼を狙うが失敗する。[18] その後、彼もマンダロリアン・アーマーを着て賞金稼ぎとなった。[19]
装備[]
装甲服とアーマー[]
ジャンゴ・フェットは伝統的なマンダロリアン・アーマーとヘルメットに身を包んでいた。このアーマーの多くの特徴は、数百年前のマンダロリアン=ジェダイ戦争においてフォース感応者と戦うために造り出された、伝統的なバトル・ギアと共通していた。フェットのアーマーの主な特徴として、強力な各種武器が内蔵された手首のヴァンブレイス(腕甲)と、T字型のマクロバイノキュラー・ビュープレートが挙げられる。[1] 滑らかな銀色のアーマー・プレートは分割型であるため動きやすく[12]、フェットはその下に耐水性の薄紫色のフライト・スーツを着て、磁気ブーツを履いていた。[1]
フェットのヘルメットは銀色で、バイザーと側頭部が青く塗装されており[3]、右側頭部に照準用のレンジファインダーが取り付けられていた。[1] 彼はこのヘルメットに内蔵されたコンピューターで標的の位置を突き止め、ブラスターで止めを刺した。[4] またヘルメットのアイ・センサーを使えば後ろを見ることもできた。[12] カミーノアンのアーマー職人によって設計されたフェーズIクローン・トルーパー・アーマーは、フェットの装甲服からインスピレーションを受け、ヘルメットのT字型バイザーをはじめとする特徴を受け継いでいた。[4]
ジャンゴ・フェットはカスタムメイドのウェスター34ブラスター・ピストルを2丁携帯していた。この武器は近接戦闘時の火力に優れ、奇襲に適した設計となっていた。ウェスター34はダローリアン合金製であり、普通のブラスターなら溶けてしまうほどの熱に耐えることができた。またフェットのブラスターのグリップは軽量化のため肉抜きされており、素早く抜くことができた。[4] フェットはユーティリティ・ポーチがついた茶色いベルトからホルスターを2つ下げ、ピストルを差していた。[1]
フェットの右腕のヴァンブレイスには[1]、収納式リスト・ブレードと呼ばれる[6] バイブロブレードが内蔵され、左腕のヴァンブレイスにはクザーカ・アームズ社製ZX小型火炎放射器、ウィップコード発射装置[1]、ダーツ・シューターなどが内蔵されていた。[12] またアーマーのニー・パッドにはロケット・ダーツが仕込まれていた。フェットはこうした先進的な武器に加え、標的に接近する際に役立つ野戦用保安撹乱器やロック・ブレイカーといった数々の道具を所有していた。[1]
ジェットパックはマンダロリアン・アーマーの標準装備であり、フェットもZ-6およびJT-12ジェットパックを所有していた。いずれもスラスターを2基備え、磁気で背中に取り付けることができた。どちらのモデルもミサイル弾頭を1発発射することができたが[1]、背負ったミサイルへの一撃が着用者に制御不能な被害を与えかねないという弱点もあった。[20] フェットはカミーノでオビ=ワン・ケノービと戦った際にお気に入りのZ-6ジェットパックを破壊されてしまったため、ジオノーシスの戦いではJT-12を着用していた。[1] しかしこちらのジェットパックも、リークの攻撃で故障して火花を上げてしまい、メイス・ウィンドゥの攻撃をかわす役には立たなかった。[3]
ビークル[]
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制作の舞台裏[]
ジャンゴ・フェットは2002年の映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』において初めて正式的に登場した。このときフェットを演じたのはテムエラ・モリソンである。[3] モリソンは2005年の映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』においてもコマンダー・コーディをはじめとする複数のクローン・トルーパーを演じている。[21] また、2004年に発売された『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のDVDでは、ジャンゴのクローンであるという設定に合わせ、ボバの声を吹き替えている。[19]
マンダロリアンか否か[]
スター・ウォーズ レジェンズの世界観では、ジャンゴ・フェットはコンコード・ドーン出身のマンダロリアンであり、一時期はマンダロリアンの首領“マンダロア”も務めていた。[22] しかしTVシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』では、アルメク首相のセリフでジャンゴはマンダロリアンではないと明言された。[9] 本シリーズの監督を務めるデイヴ・フィローニは、スター・ウォーズの創造者であるジョージ・ルーカスから、フェット親子がマンダロリアンではないという言質を取ったことをクローン・ウォーズ シーズン2 DVDセット特典で明かしている。[23] ウォルト・ディズニー・カンパニーによるルーカスフィルム買収に伴い、スター・ウォーズ正史が再定義された後、ルーカスフィルム ストーリー・グループのパブロ・ヒダルゴは「フェット親子はマンダロリアンではない」と発言し[24]、公式資料の中でも、ジャンゴはコンコード・ドーン出身を“自称”していると解説された。同時にジャンゴの過去は謎に包まれているとも設定されたが[1]、一方で、公式ウェブサイトのZ-6ジェットパックの記事のように、ジャンゴがマンダロリアンであるという記述が残った正史資料も存在する。[25]
正史が始まって5年以上のあいだ、ジャンゴの出自は正史媒体において曖昧な記述にとどめられていたが、2020年12月4日に配信が始まった『マンダロリアン』シーズン2『チャプター14:悲劇』にて、ジャンゴがマンダロリアンであることがボバ・フェットの台詞により明言された。[8] なお『マンダロリアン』の製作総指揮を務めるジョン・ファヴローは2018年に、フェット親子がマンダロリアンであることを仄めかす宣伝画像を自身の Facebook にアップロードしていた。[26]
登場作品[]
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