- 「想像力ってものがあるだろ。それを使えばいつでも、こんな腐った銀河でも、大冒険を繰り広げられる。いいか、何に意識を向けるかで現実が変わる。思い描き、引き寄せるんだ。自分の人生を生きたいように生きろ」
- ―ジョッド・ナ・ナウッド[出典]
ジョッド・ナ・ナウッド(Jod Na Nawood)は人間の男性で、新共和国時代に活動した海賊。謎めいた過去を持つ男で、クリムゾン・ジャック(Crimson Jack)やイカれたシルヴォ船長(Silvo the Mad Captain)、ダッシュ・ゼンティン(Dash Zentin)、ジョドウィック・ザンク(Jodwick Zank)といった数々の偽名・変名を使いこなした。9 ABY頃、ジョドは“シルヴォ船長”として独自の海賊団とフリゲートを指揮していたが、多数の犠牲を出した大型貨物船への略奪作戦が失敗に終わった際、部下のブルータスが起こした反乱で権力を失った。その後、ジョッドはスターポート・ボーゴにある海賊の監獄に閉じ込められたが、しばらくして迷子の子どもたちウィムとニール、ファーン、KBも海賊に捕まって同じ牢に入って来た。子どもたちが伝説の宝の惑星アト・アティンからやって来たことを知ったジョッドは、ウィムの勘違いをいいことに、ジェダイのふりをして彼らに協力を申し出た。
経歴[]
生い立ち[]

海賊“シルヴォ船長”ことジョッド
フォース感応能力を備えた[3] 人間の男性、ジョッド・ナ・ナウッドは[4] 新共和国以前の時代に生まれた。[3] 本人曰く、彼の母星は“灰と塵の味がする”ような場所だった。[5] 幼い頃、ジョッドは穴倉の中に住み、飢え死にしないよう必死で生活を送った。ある時、ジョッドは女性のジェダイと出会い、フォースの資質を見出された。このジェダイも生き延びるために必死だったが、ジョッドは彼女のもとでフォースの技をいくつか学んだ。しかしやがてジェダイは追っ手に見つかり、ジョッドの見ている前で殺されてしまった。こうした経験からジョッドは銀河系に対して極めて悲観的な考えを持つようになり、彼の言う“銀河でただひとつ意味のあるもの”、すなわちクレジットをひたすら追い求めるようになった。[6]
やがてジョッドは悪党[7]、海賊として活動し始めた。[3] 彼は謎に包まれた人物として知られ、その動機と過去は不明確だった。[7] また彼は日頃から偽名を駆使し、正体を偽っていた。別の海賊の名である[8] “クリムゾン・ジャック”を名乗っていた頃、ジョッドは天文学者のキムと知り合った。[3] また彼は“ダッシュ・ゼンティン”と名乗っていた頃に賞金稼ぎのポキットと出会った。ある時、ジョッドはポキットが手に入れた賞金を盗み、彼女をヒルの穴に置き去りにした。ポキットはこの災難を生き延び、以来“ゼンティン”を探し続けた。他にも、ジョッドは“ジョドウィック・ザンク”という偽名を使ったこともあった。[9]
新共和国時代、ジョッドは海賊団を率いる船長になっていた。[1] 彼は海賊のあいだで“イカれ”シルヴォ船長として知られ[10]、司令船として[11] 海賊フリゲートを指揮し、シスタヴァネンの一等航海士ブルータスをはじめとする大勢の部下たちを従えていた。[10] シルヴォはバトル・マスクで素顔を隠しながら貪欲な船員たちを指揮し、拿捕した宇宙船に対して襲撃を行った。[2] シルヴォは一部の部下からリーダーとして高い評価を得ていたものの[3]、9 ABY頃になると略奪作戦を行ってもロクな収穫が得られない[1] 苦難の時代に突入し、部下たちによる反乱のリスクが現実的な脅威となっていた。[2]
失脚[]
- 「ついにお前たちをお宝まで導いてやったぞ。冷たくて…硬い…クレジット」
- ―シルヴォ船長[出典]

シルヴォはブルータスらの反乱で失脚した
9 ABY頃、シルヴォ船長は商人の大型貨物船に対する略奪作戦を指揮した。彼はこの船に大量のクレジットが積み込まれているはずだと考えていた。海賊フリゲートが大型貨物船を拿捕すると、シルヴォの手下たちは[1] ボーディング・ドリル[12] を敵船体に打ち込み、乗船を開始した。貨物船の乗組員たちは略奪者に抵抗し、海賊団はブラスターの銃撃戦で数名の犠牲者を出した。ブルータスから貨物船の制圧が完了したことを知らされると、シルヴォはグンターとチェルトを引き連れて敵船に乗り込み、金庫の場所を尋ねた。[1]
シルヴォは貨物船の船長の胸ぐらをつかみ、磁気シールされた金庫の扉を開くよう脅した。船長は、自分たちは新共和国の法令によって守られていると主張し、この船にクレジットなど積んでいないと言い張った。シルヴォは船長の主張を一笑に付し、彼をエアロックから放り出すよう部下に命じた。シルヴォは手下たちの前でついにお宝が手に入ったと宣言したが、金庫の扉を切断して開いたところ、中にはたった1枚のコインしかないことが分かった。ブルータスは犠牲に見合わない成果に激怒し、他の船員たちは一斉にシルヴォに銃口を向けた。シルヴォは部下たちが反乱を起こすつもりであることを悟り、近くにいたパックスを殴り倒して乱闘を開始した。[1] 結局、シルヴォはこの反乱で失脚し、ブルータスが海賊団の新たな船長となった。[3]
子どもたちとの旅[]
ポート・ボーゴ[]
- 「俺が船まで行かせてやる。故郷の星も見つけよう。ただし、俺も連れて行ってくれ。こんな忌々しいところはもううんざりでな」
- ―子どもたちに対し、ジョッド・ナ・ナウッド[出典]

ジョッドはアト・アティンから来たという子どもたちに手助けを申し出た
ジョッドは[3] 小惑星に設けられた無法者の港[13] ポート・ボーゴの監獄に入れられ[4]、裁判の日を待つことになった。[3] 収監中、子どもの4人組、ウィムとニール、ファーン、KBがジョッドと同じ牢獄に入れられた。彼らは銀河系で迷子になり、母星に帰る方法を探していた時に、海賊港でブルータスに捕まってしまったのだった。ジョッドは自分の存在に気付いていない子どもたちの会話を盗み聞きし、彼らがアト・アティンの出身で、貴重な旧共和国クレジットを所持していることを知った。アト・アティンは“宝の尽きない失われた星”として知られ、海賊たちの間では伝説の惑星として有名だった。子どもたちが口論を始めた時、ジョッドは物陰から姿を現し、故郷の星を見つける手伝いをすると申し出た。ジョッドは警戒する子どもたちの前でフォースを使い、牢の外に置いてある鍵をテレキネシスで手元まで引き寄せた。この力を目の当たりにした子どもたち(特にウィム)はジョッドがジェダイだと思い込んだ。[4]
牢屋から出たジョッドは、見張りに見つからないよう子どもたちを誘導した。自力で脱出できたはずなのになぜ自分たちと一緒に行くのかというKBの問いに、ジョッドは脱出しても宇宙船を持っていなければ意味がないからだと答えた。また彼は子どもたちに対して“ジョッド・ナ・ナウッド”の名を名乗った。一行は騒がしい海賊市場を通過し、ディンギーに乗って子どもたちが乗って来た船に移動した。この宇宙船は港に泊まっている船の中でも特に状態が悪く、ジョッドを驚かせた。ジョッドは(子どもたちも)まだ知らなかったが[4]、この船はかつて有名なタック・レノッド船長が所有した海賊船<オニックス・シンダー>だった。[9] 子どもたちはアト・アティンに埋まっていたこの船を偶然見つけ、意図せず星から旅立ってしまったのである。[1] ジョッドは出発の準備を始めたが、子どもたちは海賊に捕まったままのドロイドSM-33も連れて行くと言って譲らなかった。ジョッドは説得に折れ、子どもたちを船に残して単身港に戻った。[3]

<オニックス・シンダー>に初めて乗ったジョッドと、アト・アティン出身の子どもたち
港では、“シルヴォ”の脱獄に気付いた海賊たちによる捜索活動が始まっていた。ジョッドはドロイド修理場に忍び込むと、機能停止中のCZユニットやRA-7ユニット、B1バトル・ドロイドを立て続けに起動したが、どれも目当てのドロイドではなかった。しかし最後に起動したドロイドは、頭部にネズミの“スノーボール”が住んでおり、子どもたちから聞いた特徴と一致していた。ドロイドを運び出そうとしていた時、ジョッドはかつての手下、イシ・ティブのベンジャー・プラニックに呼び止められた。ジョッドは新たな金儲けの計画があると説明し、自分を見たことは黙っていてくれとプラニックに頼んだ。プラニックは“シルヴォ”のことを高く評価していたが、それでもブルータスを裏切ることはできず、警備の者を呼ぶと答えた。その結果、ジョッドはディンギー船で海賊たちと戦いを繰り広げながら<シンダー>に戻ることになった。[3]
何とか<シンダー>に戻ったジョッドは、コックピットに駆け込んで操縦桿を握った。ジョッドは燃料ポンプがついたままの<シンダー>を無理やり動かして海賊のディンギー船を蹴散らし、他の船を巻き込んで港に被害をもたらした。港のターボレーザーに狙われていることを知ったシルヴォは、危険を承知でポンプに繋がれたままハイパードライブを起動した。結果的に彼らの船は無事にハイパースペースに突入することができ、港は千切れたポンプが跳ね返ってきたことで更なる被害を受けた。ブルータス船長は激怒し、シルヴォの首に賞金を懸けるよう部下に命じた。ハイパースペース航行中、ジョッドは船内の調理台で[3] 粥[14] を作り、子どもたちはSM-33を修理して再起動した。[3]
天文台の月[]

天文台を訪ねるジョッド・ナ・ナウッド
ジョッドはアト・アティンの座標を古い知り合いの天文学者キムに調べてもらうため、目的地を“天文台の月”に設定した。航行中、ジョッドは<シンダー>の船内を見て回り、置き去りになっていた古いブーツやコート、短剣を自分のものにした。するとそこへSM-33が現れたため、ジョッドはこの船の来歴や子どもたちのことを尋ねた。しかしSM-33は“ジェダイ”への警戒心をあらわにし、質問の答えをはぐらかした。その後、ジョッドがキャビンに入ると、子どもたちは机の上に広げていたクレジット通貨をお椀で隠した。子どもたちはジョッドの指示に従って眠りについたが、KBだけは最後まで眠らず、ジョッドを見張っていた。ジョッドがジェダイである確率は低いと語るKBの前で、ジョッドは再びフォースの力を使ってみせ、銀河系のすべてが計算できるわけではないと告げた。[3]
目的の月に到着すると、ジョッドは<シンダー>を目立たない場所に駐機した。ジョッドは貨物積み込み用アームで遊ぶウィムを叱り、月の寒さに不満を言うKBをなだめ、キムのいる[3] 古代望遠鏡施設[15] へ徒歩で移動した。道中、KBは船を遠くに停めた理由を訪ね、ジョッドは運動のためだと嘘をついたが、ファーンは船を隠すためだと見破った。またジョッドはこれから会う人物は古い付き合いだが100%は信用できないと事前に説明した。天文台に着くと、ジョッドはゲートキーパー・ドロイド越しにキムと会話し、なぜ今さら会いに来たのかと問うキムに、とっておきのネタがあると答えた。その際、子どもたちはキムがジョッドを“クリムゾン・ジャック”と呼んだことに違和感を覚えた。いずれにせよ一行はキムの許可を得て、彼女の収集品が散らかる望遠鏡施設内に足を踏み入れた。[3]

キムの巻物を見入るジョッドたち
キムはジョッドを軽くあしらい、直接子どもたちから話を聞いた。キムは子どもたちの故郷がアト・アティンであることを知って驚いたが、古い巻物を取り出して机の上に広げ、アト・アティンが“旧共和国の宝石”と呼ばれる特別な星であることを説明した。アト・アティンの場所は意図的に隠されているため星図は無かったが、ジョッドもキムも、子どもたちの知識をもとに座標を特定できるのではないかと考えていた。キムは子どもたちから聞き取りを行いながら、自身のアーカイブで座標の特定作業を開始した。しかしキムが対象範囲の大幅な絞り込みに成功した後も会話を引き延ばそうとしたため、ジョッドは彼女が時間稼ぎをしていることに気付いた。次の瞬間、キムに新共和国軍セクター・パトロールのケント中佐から連絡が入った。ジョッドの正体が悪党であることを知るキムは、彼の来訪に気付いた時点ですでに通報を行っていたのである。[3]
キムと小競り合いを繰り広げた後、ジョッドは彼女が特定した座標のパンチカードを奪い、子どもたちを連れて天文台から脱出した。しかしジョッドへの不信感を募らせていた子どもたちは、本当のことを言うまで<シンダー>に乗らないと言い張った。KBが新共和国のXウイング・スターファイターに自ら居場所を知らせようとしたため、ジョッドは観念し、自分は子どもたちと同じく独りぼっちの迷子で、本当はジェダイではないと白状した。ジョッドは改めて、家を探してやる代わりにちょっとばかりの報酬をもらいたいと取引を持ちかけた。KBは対等な“パートナー”ではなく主従関係なら受け入れると提案し、ジョッドはやむを得ず合意した。取引が成立すると、ジョッドはニールに船の操縦を、KBにハイパードライブを、ウィムとファーンに砲手を任せ、新共和国Xウイングに応戦させた。<シンダー>はエンジンのひとつをイオン砲で撃たれたものの、なんとか持ちこたえた。ジャンプ可能な地点に到着すると、ジョッドはニールと操縦を代わり、この船をハイパースペースへ脱出させた。[3]
アト・アクラン[]
- 「それで……ここがアト・アティン? 灰と塵の味がする。俺の故郷と似てるな」
- ―アト・アクランにて、ジョッド・ナ・ナウッド[出典]

ジョッドとSM-33
<オニックス・シンダー>はキムが特定した座標へジャンプした。そこはアト・アティンとは別の“旧共和国の宝石”アト・アクランだったが、当初は誰もそのことに気付かなかった。船から降りると、ジョッドはこの星が自分の故郷と似ていることに気付き、子どもたちはアト・アティンと似ても似つかぬ荒れ果てた風景に違和感を覚えた。子どもたちは周囲の探索に出かけ、ジョッドはファーン“船長”の命令で船に留まることになった。この間、ジョッドは子どもたちの所持品を漁り、黄金の旧共和国クレジットを発見した。SM-33はジョッドを泥棒と勘違いして胸ぐらをつかんだが、誤解はすぐに解けた。この時、ジョッドはSM-33が口走ったアト・アクランという地名を聞き逃さず、この星がアト・アティンではないこと、そしてSM-33が何か重要な秘密を握っていることに気付いた。[5]
ジョッドはSM-33の記憶を呼び覚まそうと、このドロイドを船の外へ連れ出した。断片的な記憶を取り戻したSM-33が“戦士”というキーワードを口にした際、辺りに立ち込めていた霧が晴れ、ジョッドたちを取り囲む戦士たちの姿があらわになった。彼らはこの星で暮らすハッタンという名の部族で、ジョッドは大人しく両手を挙げて降伏した。その後、ハッタンと交流したジョッドは、彼らがトロイク部族との新たな紛争に直面していること、そして子どもたちがいまトロイクの側にいることを知った。ジョッドは取引が好きなハッタンと交渉し、旧共和国クレジットと引き換えに、トロイクとの紛争の調停役を買って出た。ハッタンがトロイクの家畜ホーンド・イオピーを盗んだことが紛争の火種となっていたため、ジョッドは群れをトロイク領へ連れて帰る役目を担った。一方、子どもたちはトロイク軍のストリックス将軍から先兵を任されており、ジョッドと子どもたちは最前線で再会することとなった。[5]

子どもたちを救ったジョッド
ジョッドがイオピーを連れ戻したことで、トロイクとハッタンの新たな衝突は回避された。ストリックスはジョッドに感謝し、ジョッドの要求に従って子どもたちを解放した。また子どもたちが事前にトロイクと交わした約束に従い、将軍の娘ヘイナが、アト・アティンへの手がかりがあると思われる“落ちた聖域”に一行を案内することになった。当初、子どもたちはジョッドの思いがけない助けに感謝していたが、彼がハッタンとの交渉で勝手にクレジットを使ったことには不満げな態度を見せた。その後、ジョッドはヘイナとの別れを惜しむニールを急かし、さびれたタワー(子どもたちはそれがアト・アティンで言うところの“監理官のタワー”であることに気付いた)のターボリフトを昇って最上階に辿り着いた。[5]
最上階にはアト・エイトゥ、アト・アラヴィン、アト・アリッシア、アト・アコダといった“宝石”の星々の名と座標を示したモニュメントが並んでいたが、アト・アティンのものだけは座標が抹消されていた。するとSM-33は“前の船長”と一緒にかつてここに来たことがあると語りだし、座標を消したのは自分だと白状した。しかしSM-33はそれ以上何も重要なことを喋ろうとせず、ジョッドは落ち込んだファーンを励ましてやるようウィムに助言した。その後、ファーンはSM-33に与えられた命令を上書きして記憶を取り戻すアイデアを閃いたが、その結果SM-33は「宝を探す者が現れたらバラバラにせよ」という前船長の言葉を思い出し、暴走した。ジョッドはウィムが持っていたトロイクの武器を手にしたが、暴発によって使い物にならなかった。しかしニールがドロイドの注意を引いてくれたおかげで、ジョッドはSM-33を躓かせ、スイッチをオフにすることに成功した。[5]
スカル・リッジ山[]
- KB 「“天国に入る者は皆、大いなる犠牲を払うべし”」
- ニール 「“大いなる犠牲”? それって……それって、何?」
- KB 「命。命を犠牲にしなくちゃいけない」
- ジョッド 「いや、いや、いや、違う。お前たちは海賊を分かってない」
- ―レノッド船長が残したヒントについて話し合うジョッドたち[出典]

SM-33から情報を聞き出すジョッドたち
アト・アクランから旅立った後、一行はSM-33の回路を修復して拘束し、情報を聞き出した。その結果、このドロイドのかつての主人は悪名高き海賊タック・レノッドで、ジョッドたちが乗っている船は<オニックス・シンダー>だったことが判明した。その昔、レノッドもアト・アティンの宝を探し、旅の途中で行方不明になったことで知られた。SM-33(暴走状態から元に戻った)の提案により、一行はレノッドがアト・アティンの座標を保管した隠れ家を探しに行くことになった。ハイパースペース航行中、ジョッドは銀河の厳しい現実を目の当たりにして意気消沈しているウィムを見つけた。ジョッドは少年に、恐怖心などの執着を捨て、想像力を働かせて自分の生きたいように生きろとアドバイスを与えた。[9]
思いがけないことに、レノッドの隠れ家がある場所はレジャースポットとして有名な惑星ラニューパだった。レノッドの拠点だったスカル・リッジ山はホテル&スパとして再開発されており、ジョッドたちは宿泊客を装うことになった。ジョッドは変装した子どもたちをブラトリック星系から来た“賢明なる長老たち”として紹介し、自身はホテル経営者に賄賂を払って“ウミアム・ゴーロックス教授”の偽名でチェックインした。しかしジョッドは運悪くロビーでポキットと再会してしまった。ポキットはジョッドを恨んではいないと語ったが、ジョッドは彼女の復讐を恐れ、レジャー施設で高揚している子どもたちに隠れ家の捜索を急がせた。二手に分かれてレノッド船長の紋章を探していた時、ジョッドとKB、ニールは不法侵入者に気付いたラニューパ警備員と泥ピットの上で戦いを繰り広げた。一方、洞窟を調査していたウィムとファーンはレノッドの紋章を見つけ、そこで出会った温泉客クタロプスと親しくなった。クタロプスはジョッドのことを怪しみながらも、彼らがレノッドの隠れ家へ続く秘密の通路に入る手助けをした。[9]

レノッドの隠れ家の入り口を見つけた一行
一行は、ポキットの通報を受けてやってきたブルータスの海賊団に追われながら、通路に仕掛けられたブービートラップをしのぎ、隠れ家の入り口に辿り着いた。入り口は酸のプールで隠されていたが、「天国に入る者は皆、大いなる犠牲を払うべし」という碑文からヒントを得たジョッドがクレジットをプールに投げ込むと、酸が流れ出て入り口が露出した。隠れ家に入ってドアを封鎖した後、ジョッドたちは大量の宝の中からレノッド船長のデータログを探しだした。ジョッドはSM-33にデータポートへのアクセスを命じ、ログにアト・アティンの座標が記録されていることを確認した。またジョッドは、SM-33に指示してプールに酸を戻させ、外にいる追跡者たちを撃退した。その後、レノッド本人が語るホログラムの記録映像を見たジョッドたちは、アト・アティンが最後の旧共和国造幣局であることを知った。[9]
知るべきことを全て知り、子どもたちに付き従う必要がなくなったジョッドは、ファーン船長に決闘を挑むと宣言し、SM-33も海賊の掟に則ってこの挑戦を認めた。ファーンは宝箱にあった[9] 笏[16] を使って抵抗を試みたが、ジョッドは彼女を制圧し、喉元に短剣を当てて降伏を迫った。するとウィムは隠れ家に保管されていたライトセーバーを手にしてジョッドに挑もうとしたが、上下逆さまに起動したせいで刃が床に突き刺さり、柄が手元から飛んでいった。ファーンは仕方なく降伏し、SM-33の忠誠心はファーンからジョッドに移った。ジョッドはSM-33に子どもたちを拘束するよう命じたが、彼らは海賊のブービートラップを利用して隠れ家から脱出した。その後、ジョッドは先ほどウィムが落としたライトセーバーをフォースで拾い上げ、手元に引き寄せた。[9]
アト・アティンの宝[]
レノッド船長の隠れ家から出たところをブルータスの海賊団にとらわれるが、海賊流の交渉によって海賊フリゲートをアト・アティンに誘導するが、バリアに阻まれて侵入できなかったため再度処刑されそうになる。しかしKBが記憶していた座標を辿ってアト・アティンに到着した<オニックス・シンダー>を拿捕させ、ブルータスを処刑して再度海賊団およびフリゲートの船長に返り咲く。
もとはアト・アティンの宇宙船である<オニックス・シンダー>でアト・アティンに侵入しようとするが、SM-33に「船長になれる船は一隻だけ」という海賊の掟によって拒否され、気絶させられる。しかし気絶から復帰するとSM-33の頭部を青い光刃のライトセーバーで切断して、共和国の使者に成りすましてアト・アティンへの侵入に成功した。
ドロイドに自分の正体を知るファーンら四人の子供たちを自宅監禁してドロイドの監視下に置くよう命じる。
海賊フリゲートへの連絡の許可を得るため監理官(アト・アティン)に謁見した際に「共和国の使いでジェダイ」と名乗るが、管理官が最後に旧共和国から受けていた連絡がオーダー66による「ジェダイは裏切り者だ」というものだったため、「共和国の使いかジェダイのどちらかが嘘であり、身分を偽っている」と看破され、管理官を破壊する。その後、ファラを脅迫して海賊フリゲートへの連絡方法を聞き出し、フリゲートをアト・アティンに呼び込んで攻撃を開始する。
ホバーバイクで脱出した子供たちとその親によって新共和国への救援が要請され、バリアが解除されたことで新共和国軍の戦闘機部隊が到着し、ジョッド率いる海賊団は敗北した。
海賊裁判[]
制作の舞台裏[]
ジョッド・ナ・ナウッドは2024年に動画配信サービス Disney+ で開始したTVシリーズ『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』の主要キャラクターのひとりである。俳優はジュード・ロウ。[1]
登場作品[]
スケルトン・クルー – ホントの冒険ができるかも (初登場)
スケルトン・クルー – バリアを越えてはるか遠くへ
スケルトン・クルー – 航行に問題のあるとても面白い星
スケルトン・クルー – アト・アティンは記憶にねえ
スケルトン・クルー – お前たちは海賊を分かってない
スケルトン・クルー – また友達がいなくなる
スケルトン・クルー – あたしたち絶対怒られる
スケルトン・クルー – 本当の正義の味方
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12
スケルトン・クルー – ホントの冒険ができるかも
- ↑ 2.0 2.1 2.2
Captain Silvo - 公式データバンク
- ↑ 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 3.14 3.15 3.16 3.17
スケルトン・クルー – 航行に問題のあるとても面白い星
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3
スケルトン・クルー – バリアを越えてはるか遠くへ
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4
スケルトン・クルー – アト・アティンは記憶にねえ
- ↑
スケルトン・クルー – 本当の正義の味方
- ↑ 7.0 7.1
Jod Na Nawood - 公式データバンク
- ↑
"Very Interesting, As an Astrogation Problem" Episode Guide - StarWars.com (アーカイブ)
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 9.5 9.6
スケルトン・クルー – お前たちは海賊を分かってない
- ↑ 10.0 10.1
スケルトン・クルー – また友達がいなくなる
- ↑
スケルトン・クルー – 本当の正義の味方 (Disney+ 音声解説)
- ↑
Pirate Frigate - 公式データバンク
- ↑
Starport Borgo - 公式データバンク
- ↑
スケルトン・クルー – 航行に問題のあるとても面白い星 (Disney+ 音声解説)
- ↑
Observatory Moon - 公式データバンク
- ↑
スケルトン・クルー – お前たちは海賊を分かってない (Disney+ 音声解説)