- 「おまえは力というものを理解しておらんな、スローン大提督。二度とふたたび訪れもしないような世界を征服することは、力ではない。直接見たこともないような宇宙船や人民や反乱軍を滅ぼすことも、だ」
- ―ジョルース・シボース[出典]
ジョルース・シボース[4](Joruus C'baoth)は、スローン戦役で重要な役割を演じた、狂ったダーク・ジェダイである。彼はパルパティーンによってつくられた、ジェダイ・マスター・ジョラス・シボースのクローンだった。シボースは、惑星ウェイランドのタンティス山にある銀河帝国の倉庫で、ガーディアンを務めていた男を殺し、その役目を引き継いだ。9ABY、倉庫の存在を知ったスローン大提督がウェイランドを訪れた。新共和国を打倒する軍事作戦のために、フォースを使った戦闘瞑想能力を求めていたスローン大提督は、シボースを勧誘して味方に付けた。シボースもまた、帝国を手中に収める計画のために、ルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ・ソロをフォースのダークサイドに誘惑しようと企んでいた。しかし、新共和国との戦いが最終段階に入った時点で、この狂ったジェダイが帝国の脅威になると判断したスローンは、シボースをタンティス山に残していくことに決めた。するとシボースは、この惑星に配置されていた帝国の兵士たちを支配した。スカイウォーカーは、フォース=センシティブの密輸業者マラ・ジェイドらと共に、スローン大提督のクローン施設を破壊するため、タンティス山を訪れた。シボースは、スカイウォーカーのクローンであるルウクとともに戦ったが、マラ・ジェイドによって殺害された。
経歴[]
誕生[]
ジェダイ・マスター、ジョラス・シボースの組織サンプルは、彼が27 ABYのアウトバウンド・フライト・プロジェクトに出発する直前に採取されていたと思われる。銀河共和国のパルパティーン最高議長は、代理人のキンマン・ドリアナを通し、アウトバウンド・フライトの搭乗者全員(ジェダイを含む)の健康診断を実施させ、彼らの組織サンプルや分析用血液を入手していたのである。ドリアナは、ハイブ・ウイルスや流行病を未然に防ぐという名目で、検査を実施していた。それから間もなく、シボースはアウトバウンド・フライトに乗って出発したが、この宇宙船は、未知領域を訪れた際、チスの拡張領域防衛艦隊の将校、スローンによって破壊される。クローン大戦中、パルパティーン議長はまたしてもドリアナに命じ、惑星カータオから数千ものスパーティ・クローニング・シリンダーを回収させた。このシリンダーは、ジョラス・シボースの組織サンプルからクローンをつくり出すために使用された。しかし、成長を早められたクローンは、しばしば精神的に不安定になることがあり、ジョラス・シボースのクローンとして生み出されたジョルース・シボースもまた例外ではなかった。
パルパティーンは、惑星ウェイランドのタンティス山にある倉庫に、盗んだ芸術品やクローン設備、クローキング装置の試作品といった貴重品を隠していた。彼は“ガーディアン”にタンティス山を守らせていた。エンドアの戦いで銀河帝国が敗北し、皇帝パルパティーンが死んだ後も、ガーディアンは退屈を募らせながら、5年間孤独に過ごした。9 ABY、ガーディアンは、ウェイランドに住む人間やミネイルシュ、サダーンの入植者たちをひとつの権力のもとに統一するため、タンティス山を降りた。その後、ウェイランドを訪れたジョルース・シボースは、ガーディアンに決闘を挑んだ。シボースはタンティス山の守護者を殺して彼に代わる存在となり、フォースを使って人々を統治した。
スローンの仲間に[]
- 「むろん、わしが殺したのだ。<守護人>を殺したようにな。いま、お前たちを殺すようにだ」
- ―スローンに対し、ジョルース・シボース[出典]
9 ABY、帝国軍のスローン大提督は、ウェイランドに皇帝の私設倉庫があることを突き止めた。彼は新共和国との戦争のために、スパーティ・シリンダーやクローキング・シールドといったテクノロジーを利用するつもりでいた。また、スローン大提督は、パルパティーンがダーク・ジェダイのガーディアンに倉庫を守らせているだろうと推測し、ガーディアンも新共和国との戦いに役立つだろうと考えていた。大提督は、フォース=センシティブの技である戦闘瞑想が、軍隊の効率を上げることを知っていた。ウェイランドに到着したスローンは、副司令官のギラッド・ペレオンと、ノーグリのボディガードであるルクを伴い、タンティス山の近くにある集落に赴いた。ジョルース・シボースは、正体を隠して帝国の軍人たちに近づき、自分がガーディアンを殺したことを教えた。シボースは、納骨所にガーディアンの死体が納めてあると主張して訪問者たちを案内し、突然フォース・ライトニングを使って彼らを攻撃した。しかしスローン大提督は、あらかじめイサラミリ(フォースを“押し戻す”特性を持つ)という生物を手に入れ、フォースによる攻撃に備えていた。大提督たちを殺せなかったことに当惑しながら、シボースは自分の名前を明かした。シボースの能力を求めるスローンは、ジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーや、その妹のレイア・オーガナ・ソロ、そしてまだ生まれていないオーガナの双子の子どもを差し出すことを条件に、この狂ったダーク・ジェダイの協力を取り付けた。銀河系を征服するためにダーク・ジェダイの軍隊をつくるつもりだったシボースは、スカイウォーカー兄妹やソロの子供たちを最初の弟子にしようと考えていたのである。ペレオンはダーク・ジェダイと手を結ぶことに否定的だったが、スローンは情緒が不安定なシボースは大きな脅威にならないと考えていた。
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参考資料[]
- スター・ウォーズ・ユニバース (ジョルース・クボースの項)
- スター・ウォーズ・エンサイクロペディア (ジョルース・スボースの項)
- スター・ウォーズ クロノロジー
- スター・ウォーズ 全史
- スター・ウォーズ アルティメット・ビジュアル・ガイド 特別篇