ジョーム(Jaum)はエイリアン種族の男性で、銀河内戦初期にアウター・リム・テリトリーの惑星アンデルムIVを支配していたギャングスターである。ジョームは人間にとって有毒な空気を呼吸し、アンデルムIVでは密閉されたヘルメットを常時着用していた。ジョームはアンデルムIVの住民を奴隷として酷使し、アンデルム・ビートルの洞窟でデドラナイトを収集させていた。アンデルム・ビートルの幼虫から採れるデドラナイトはブラスターの動力源となり、ジョームはこれを銀河帝国に差し出して利益を上げようと企んでいた。
ヤヴィンの戦いの後、ジョームに借金がある労働者アラックスの娘ザロがウーキーのチューバッカと協力して奴隷の解放を試みた。チューバッカと奴隷たちが鉱山の中で反乱を起こした事を知ったジョームは、部下のティヴァックに命じてデドラナイトのコンテナを狙撃させ、他の労働者もろともウーキーを始末しようとした。しかしチューバッカとザロたちは爆発を生き延び、ジョームはやむをえず帝国軍のカイ中佐に増援を求めた。カイの部隊が到着した際、チューバッカたちは傭兵に扮して宇宙港を襲撃し、混乱に乗じてR5ドロイドの“ブーマー”を帝国のセンチネル級着陸船に忍び込ませた。ジョームが着陸船に乗ってカイのインペリアル級スター・デストロイヤーと合流した後、ザロはジョームの正体は反乱軍のスパイだとカイに吹き込み、彼が連れてきたR5ドロイドに爆弾が仕掛けられていると報告した。実際にドロイドが爆発を起こすと、カイはジョームをスパイ容疑で拘束し、最寄りの帝国基地へ連行するまでのあいだ尋問ドロイドによる拷問にかけた。こうしてジョームによるアンデルムIVの支配に終止符が打たれ、住民は自由の身となった。
登場作品[]
- スター・ウォーズ:チューバッカ (初登場)