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ジョー(Jho)はオールド・ジョー(Old Jho)というニックネームで知られた男性アイソリアンバーテンダーである。帝国時代に反乱者として活動した。ジョーは惑星アイソア出身だったが、辺境の惑星ロザルへ移り住み、ジョザルの街でオールド・ジョーズ・ピット・ストップと呼ばれるカンティーナのオーナーになった。ロザルの最初期の入植者の1人であるジョーはこの星の歴史のほとんどを知っており、ロザルを様変わりさせてしまった銀河帝国を嫌っていた。やがて彼は<ゴースト>を拠点に活動する反乱分子“スペクターズ”のメンバーと親しくなり、しばしば彼らに有益な情報を提供した。

4 BBY、ジョーは帝国に狙われたザーレ・レオニスメレイ・スパンジャフの一家をガレル星系へ逃がす手伝いをした。またロザル包囲戦のさなかには、銀河帝国からの亡命を望むマーケス・チュア大臣とスペクターズの橋渡し役を務めた。その後、ジョーはロザリアンの元総督ライダー・アザディが率いる反乱分子のメンバーになった。2 BBY、スペクターズのエズラ・ブリッジャーケイナン・ジャラスTIEディフェンダーの情報を入手するため帝国軍兵器工場施設に潜入した際、ジョーはアザディやマリダ・スマールとともに応援に駆けつけ、彼らの脱出を手伝った。同じ年、モン・モスマによって各地の反乱分子がひとつにまとめられ、ジョーが属す反乱分子も共和国再建のための同盟のメンバーとなる。しかしジョーは1 BBYに発生した襲撃事件で帝国に捕まり、反乱者を援助した罪で処刑されてしまった。

ジョーの死後、彼のカンティーナはTIEファイター・パイロットヴァレン・ルドール男爵の所有物となり、帝国の軍人御用達の店として生まれ変わった。

経歴[]

アイソリアンのバーテンダー[]

アイソリアン男性、“オールド”・ジョーは種族母星である惑星アイソアに生まれたが、辺境の惑星ロザルへ移り住んだ。ジョーは最初期の入植者の1人で、当時はキャピタル・シティもまだ静かな交易所に過ぎなかった。ジョーは長年に渡ってこの惑星で暮らし、キャピタル・シティが銀河帝国の忙しない行政中心地として生まれ変わっていくのを見守った。彼はロザルでオールド・ジョーズ・ピット・ストップという人気カンティーナを運営し、ドッキング・ベイも所有していた。ジョーのカンティーナは小さな辺境の交易所兼集落にあり、この街は彼にちなんでジョザルと呼ばれていた。ピット・ストップはクローン戦争期に使用された銀河共和国LAAT/iガンシップのパーツで飾られており、ジョーは店の入口に取り付けられた<クラム・ボマー>は正真正銘の本物だと主張していた。

反乱者たちの手助け[]

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帝国の日、店内で帝国のニュースを流すジョー

帝国時代のある日、犯罪組織ブロークン・ホーン・シンジケートに属すIG-RM護衛及び執行ドロイドがピット・ストップに入店し、ジョーにみかじめ料を求めた。しかしジョーはシンジケートの首領であるシカトロ・ヴィザーゴは自分に借金があると主張し、支払いを拒んだ。

4 BBY帝国の日帝国軍TIEファイター・パイロットローディアンシーボを探してピット・ストップにやってきた。そのとき店にはジョーと親しい<ゴースト>の反乱者たちがいたが、彼らがTIEパイロットに気づかれることはなかった。しかしパイロットたちは帝国のホロネット・ニュースが店内で流されていないことに気づき、法律で定められた義務に従うようジョーに指示した。ジョーが仕方なく命令に従った直後、帝国のニュースは指名手配中のガル・トレイヴィス元老院議員によってジャックされ、帝国の日のパレードへのボイコットを求める海賊放送が始まった。TIEパイロットは放送を切るよう命じたが、ジョーは法律で定められた義務だからできないと断り、言い負かされたパイロットたちは店から去っていった。その後ジョーは反乱者たちと会話を交わし、帝国がロザルに厳重な封鎖体制を敷いていることを彼らに教えた。

また別の日、<ゴースト>のクルーであるラサットガラゼブ・“ゼブ”・オレリオス、“銀河的企業家”を自称するギャンブラーランド・カルリジアン、ローディアンのソクロがオールド・ジョーズ・ピット・ストップで賭けサバックに興じた。その間、反乱者のケイナン・ジャラスは活動資金の足しになるような仕事のアテはないかとジョーに尋ねた。ジョーはケイナンの力になることができなかったが、その代わりカルリジアンがクルーを募集中だと彼に教えた。その後ジョーが見守る中、ゼブとケイナンはアストロメク・ドロイドチョッパーを賭けたゲームでカルリジアンに敗北し、チョッパーを取り戻すためこのギャンブラーの仕事を手伝うことになった。

Siege of Lothal Jho

反乱者たちに連絡を取るジョー

ザーレ・レオニスのガールフレンドである若きスライサーメレイ・スパンジャフは、グレイ・シンジケートのために働いていた頃にジョーと知り合った。メレイはのちにホルシェフという名の年老いた詩人を帝国から逃がすためジョーに手助けを求めた。初めのうちジョーは乗り気ではなく、グレイ・シンジケートの指導者ヤヘナ・ラクソが帝国の攻撃で死んだおかげでようやく自由を手に入れたメレイが、なぜこれ以上トラブルに首を突っ込むのかと疑問に思った。しかしジョーはホルシェフの詩を読んでメレイの気持ちを理解し、彼を惑星外に逃がすため貨物船を貸し出した。その後、ザーレとメレイの家族も帝国に狙われ、惑星ガレルへの逃亡を余儀なくされた。ジョーはレオニス家スパンジャフ家のメンバーをガレル星系の端まで運び、<ゴースト>のクルーに引き渡した。

銀河帝国がロザルの大規模な封鎖を開始し、ロザル包囲戦が始まった際、帝国のマーケス・チュア大臣がジョーに助けた。反乱者との戦いでグランドモフウィルハフ・ターキンシス卿ダース・ヴェイダーの期待に応えることができなかったチュアは、処刑を恐れて亡命を決意したのである。ジョーはチュアの頼みに折れ、当時フェニックス戦隊と行動をともにしていた<ゴースト>の反乱者たちにホログラム通信で連絡を取った。反乱者たちは罠を疑いながらもチュアを救出するためロザルに戻ったが、結局チュアはヴェイダーやエージェントアレクザンダー・カラスの陰謀に巻き込まれて命を落とし、反乱者たちに大臣暗殺の濡れ衣が着せられることになった。

ライダー・アザディの反乱分子[]

Lothal resistance meets Ezra

反乱分子に加わったジョー(左端)

2 BBY当時、ジョーはロザリアンライダー・アザディ総督が率いる反乱分子のメンバーになっていた。ジョーの他に、帝国のせいで農場を失ったモラドマリダ・スマール夫妻を始め、複数のロザル市民がこの反乱分子に参加していた。この年、<ゴースト>のクルーであるエズラ・ブリッジャー、ケイナン、チョッパーが帝国の試作型スターファイターの秘密を探るためロザルに戻った。3人がライダーに連れられて反乱分子のキャンプにやってきた時、ジョーはスマール夫妻とともにその場に居合わせる。その後ブリッジャーたちはキャピタル・シティ帝国軍兵器工場施設に潜入し、新型スターファイターの情報を入手した。ジョー、マリダ、アザディはランドスピーダーを操縦して応援に駆けつけ、反乱者たちの脱出を手伝った。

2 BBY、帝国元老院から離反したモン・モスマによって各地の反乱分子がまとめられ、共和国再建のための同盟(反乱同盟)が誕生した。モスマが惑星ダントゥイン上空から銀河全域に向けてホログラム放送を発信した際、ジョーはライダー・アザディ、マリダ・スマールをはじめとする仲間たちとともにオールド・ジョーズ・ピット・ストップで彼女のスピーチを見守った。

1 BBY、ジョーは帝国保安局による襲撃から逃げていた反乱者を助けようとして逮捕されてしまう。彼は反乱容疑者を手助けした罪で処刑された。ジョーの死後、オールド・ジョーズ・ピット・ストップは帝国によって押収され、TIEパイロットのヴァレン・ルドール男爵が新しいオーナーとなった。

人物[]

ジョーは茶の肌と黄色のを持つ知的な男性アイソリアンである。ブロークン・ホーン・シンジケートのIG-RMドロイドが店に来て金を要求してきた時、ジョーは戦う意思と勇気を持ち合わせていたが、反射神経と腕力が年齢的に衰えていたため力で抵抗することはできなかった。この頃ジョーの身長は1.99メートルで、体重は90キログラムだった。

ジョーは銀河帝国の統治に反対しており、国営ニュースを店内で流すことを義務付ける法律を無視していた。またこのアイソリアンは店の客や帝国に立ち向かう人々にとって有益な情報を聞き逃さず、しばしば<ゴースト>の反乱者たちに情報を提供した。彼は反乱者たちと親しく、彼らがカンティーナに宇宙船を停めることを許可していた。また、ジョーは戦闘時にテーブルの下でブラスターを抜き、敵を攻撃するのを好んだ。

ジョーはグラヴ=ボール試合の海賊ホロを観戦するのを趣味にしていた。また彼は若い頃にペラミア・ゴージを訪れ、風がスパイン・ツリーのあいだを吹き抜ける音を聞き、ルート・ティーをすするのを楽しんだが、やがてこの森は帝国によって破壊されてしまう。最終的にジョーは反乱者たちの情報提供者としてではなく、ライダー・アザディの反乱分子のメンバーとして帝国に立ち向かう道を選んだ。

装備[]

ジョーはピット・ストップを訪れる客と会話できるように、アイソリーズ語銀河ベーシック標準語に直す通訳機を使っていた。また、彼は“胡散臭い”ハイパードライブ・モチベーターを積んだ貨物船を所有していた。この船には帝国のスピーダー・バイクを残骸に変えるのに十分な火力を持つ武器が付け加えられていた。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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