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スィア(Th'er)は銀河共和国時代に惑星ブリンに住んでいた“樹木女司祭”である。37 BBY、スィアの部族とメタル・クランのあいだに紛争が発生し、ジェダイ・オーダーからクワイ=ガン・ジンオビ=ワン・ケノービが平和の調停者としてブリンに派遣された。スィアはのなかでメタル・クランに取り囲まれたが、クワイ=ガンは彼女を抱えてイータ級シャトルのタラップへ跳び、ブリンから脱出することに成功した。その後、女司祭は安全のためコルサントへ連れて行かれた。彼女はメタル・クランを武力で討伐して欲しいと頼んだが、クワイ=ガンは拒否し、コルサントで味方になってくれる人を探すよう助言した。

経歴[]

内戦[]

銀河共和国の時代、スィアは惑星ブリンで“樹木女司祭”を務めていた。彼女は木々と霊的なつながりを持ち、ブリンの民衆に対してある種のリーダーシップを持っていた。[1] 37 BBY[2]、ブリンでスィアの部族とメタル・クランのあいだに紛争が発生し、彼女の木々が敵対勢力の脅威にさらされた。この問題を知ったジェダイ・オーダーは、平和的な解決策を見出すため、クワイ=ガン・ジンオビ=ワン・ケノービをブリンに派遣する。スィアはクワイ=ガンと合流し、メタル・クランとの交渉を試みる。しかし交渉は失敗に終わり、スィアはジェダイ・マスターとともにメタル・クランから逃げることになった。メタル・クランが平和的解決の意向を見せなかったため、クワイ=ガンはパダワンであるオビ=ワンに連絡を取り、イータ級シャトルの準備をしておくよう命じた。[1]

Escape from Brin

スィアを救出するクワイ=ガン

間もなくスィアとジェダイ・マスターはのなかでメタル・クランに取り囲まれてしまう。メタル・クランの長は、女司祭の言葉かを手に入れさえすれば、木々を滅ぼすことができると豪語した。ジェダイが自分のために戦ってくれると信じているスィアは、メタル・クランの長に対して力強く抗議したが、クワイ=ガンが突然彼女の体を掴んだため、その言葉は遮られた。現時点で平和的解決は望めないと判断したクワイ=ガンは、スィアを連れてこの場から逃げ出すことに決めていた。敵のリーダーが攻撃を命じた瞬間、クワイ=ガンは脱出に反対するスィアを抱えて上空のシャトルに向かって跳躍した。クワイ=ガンはライトセーバーを使ってメタル・クランのブラスター・ビームを偏向し、無事にシャトルのタラップに乗り移った。クワイ=ガンがこのままコルサントに戻るつもりであると知ると、女司祭は木々を見捨てることはできないと主張した。しかしクワイ=ガンは彼女の言葉か血を手に入れないかぎり、敵は木々を傷つけることはできないと指摘し、今は安全な場所へ連れて行くことが先決だと告げた。[1]

バランス[]

銀河共和国の首都であるコルサントのギャラクティック・シティに到着したとき、スィアは金属でできた都市に不快感を示し、悪趣味な星と揶揄した。クワイ=ガンはここなら安全だと請け合ったが、スィアは自分が安全を感じるのはメタル・クランのメンバーが全員んだときだと答え、ライトセーバーを使って敵を滅ぼして欲しいとジェダイに頼んだ。しかしクワイ=ガンはジェダイの道に反するとして、頼みを引き受けることはできないと告げた。スィアは“偉大な戦士”であるはずのジェダイが、自分の側についてくれたにも関わらず戦いを避けることに文句を言った。[1]

Ther and Qui-Gon

コルサントの庭園でクワイ=ガンと再会したスィア

スィアと別れた後、クワイ=ガンは女司祭から戦士と呼ばれたことに心を悩ませ、ジェダイとしての役割を自問自答した。彼はフォースの導きで答えを探し、とある惑星を旅してフォースのヴィジョンを経験する。旅を終えてコルサントに戻ったクワイ=ガンは、都市の中に設けられた小さな庭園でスィアと再会する。スィアはこの小さな自然を楽しんでいたが、クワイ=ガンは彼女には他に訪れるべき場所があると告げた。彼はメタル・クランが強力な同盟者を得たことを明かし、スィアも外部の味方を探すべきだと助言する。スィアはブリンの大切なものが部外者に奪われてしまう可能性を危惧したが、クワイ=ガンはこれを否定した。彼は様々な星の出身者が共同生活を送っているコルサントを例に取り、民を豊かにすることと、生き方に変化を取り入れることのバランスを見出すのが肝要だと語った。ジェダイの言葉はスィアの心を動かし、助言を実行に移すことを決意させた。[1]

人物[]

Ther tree

樹木に触れるスィア

樹木の女司祭であるスィアは、木々との繋がりを感じ取ることができ、人工物の都市よりも自然の環境に身を置くことを好んだ。彼女はメタル・クランと対立し、コルサントのギャラクティック・シティのような金属の都市を毛嫌いていた。メタル・クランとの紛争のさなか、彼女は自分の木々を守ることを第一に考え、そのためなら敵のクランを皆殺しにしても構わないと考えていた。スィアはジェダイが偉大な戦士であるという伝説や噂を信じていたため、クワ=ガン・ジンが戦いから逃げ出したことにショックを受けた。また彼女はブリンに余所者が来たら自分たちの生活様式が破壊されてしまうと考えていたが、クワイ=ガンの助言で考えを変え、メタル・クランに立ち向かうため惑星外の協力者を探すことを決意した。[1]

制作の舞台裏[]

スィア女司祭は2018年12月5日に発売された正史コミックエイジ・オブ・リパブリック クワイ=ガン・ジン』(ジョディー・ハウザー著、コリー・スミス画)で初登場を果たした。

登場作品[]

脚注[]

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