『スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ』(Star Wars: Galaxy's Edge)は、2019年に各地ディズニーパークにてオープン予定の『スター・ウォーズ』を基にしたテーマランドである。惑星バトゥーのブラック・スパイア・アウトポストを再現したセットとなっており、時系列は『最後のジェダイ』と『スカイウォーカーの夜明け』の間に設定されている。またジョン・ウィリアムズによって『ギャラクシーズ・エッジ』のために新しい楽曲がつくられた。
2019年5月31日にカリフォルニアのディズニーランドでオープンし、同年8月29日にディズニー・ハリウッド・スタジオおよびウォルト・ディズニー・ワールドでもオープン予定。なおオープン時点でアトラクション「ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」は未完成の状態であり、2019年後半にアトラクションのオープンを予定している。
制作経緯[]
告知[]
ディズニーのCEOであるボブ・アイガーは2015年8月15日に行われたD23 エキスポの中で、カリフォルニアのディズニーランドとフロリダのディズニー・ハリウッド・スタジオに『スター・ウォーズ』のテーマランドを作る予定だと発表した。同時に、本テーマランドは14エーカーほどのサイズになり、ディズニーの歴史の中でも最大のエリア開発になる予定だとアナウンスされた。
2017年2月7日のウォルト・ディズニー・カンパニーの収益報告の中で、アイガーは新テーマランドが2019年にオープン予定だと明かした。2017年4月には、セレブレーション・オーランドでトークイベント「スター・ウォーズとディズニーパーク:ギャラクシー・イン・ザ・メイキング」が行われ、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングのスタッフ Asa Kalama が、建設中のテーマランドは正史に含まれるとコメントした。また書籍シリーズ『Flight of the Falcon』の宣伝の中で、テーマランドの時系列が『最後のジェダイ』以降であることが明かされた。
2017年のD23 Expoに向け、ディズニー・パークの公式ブログは7月14日から16日にかけて行われる「Walt Disney Parks and Resorts: A Galaxy of Stories」イベントのロゴを公開した。このイベントでは、テーマランドのセットとなるロケーションやスターシップ、クリーチャー、ドロイドのビジュアルが一部公開され、2019年にオープンする14エーカーのテーマランドの詳細なモデルとアートワークが披露された。2017年12月16日、パークの「Galactic Nights」イベントにて、ルーカスフィルムのダグ・チャン副社長らによって、アトラクションや制作背景に関する追加情報が一般公開された。このイベントにより、テーマランドの最も高い建物が出来上がったことや、モロッコの市場から着想を得たというトイ・ストアのコンセプト・アートなどが明かされた。
ダグ・チャンはまた、映画のモデルとは異なるXウイングをテーマランドのために建設中であることを明らかにした。またコンセプト・アートには初めて明かされる下水道のようなロケーションに加え、<ミレニアム・ファルコン>も描かれていた。さらに初公開のトレーディング・カードのセットでアトラクションの詳細が判明し、BB-8やカイロ・レンがアトラクションに登場することや、「R3X」と呼ばれるドロイドの存在が示唆された(これはのちにスター・ツアーズのRX-24であることが判明)。またこのカード・セットでバトゥーの地名がいくつか明らかになった。
2018年1月11日、ディズニーランドの「スター・ウォーズ・ローンチ・ベイ」アトラクションにて、D23で公開されたオープン予定テーマランドの模型が展示された。同様のモデルが展示されたのは、ディズニー・ハリウッド・スタジオに次いで2回目となる。同年5月22日には短いプレビュー動画が公開された。
2019年5月24日、ディズニーランドのウェブサイトとモバイルアプリがパークのマップを更新し、「ギャラクシーズ・エッジ」のレイアウトが公開された。またディズニー・パークのブログも新情報を加えたガイドブックを公開した。
音楽[]
ジョン・ウィリアムズが『ギャラクシーズ・エッジ』のために5分の交響曲トラックを作曲。ウィリアムズは作曲にあたりディズニー・イマジニアリングのスタッフと対面し、アートや模型、アニマティックを鑑賞した。またスタッフはブラック・スパイア・アウトポストやアトラクションの概要をウィリアムズに説明した。楽曲の指揮者はウィリアム・ロスが務め、ロンドン交響楽団によって演奏された。ロスは完全版や2分バージョン、本曲にインスパイアされた楽曲を含め、合計で1時間にわたり指揮を行った。2分版は2018年11月にオンラインで公開され、2019年5月には完全版トラックも公開された。
レイアウト[]
『ギャラクシーズ・エッジ』はアウター・リム・テリトリーの端、ワイルド・スペースのすぐ手前に位置する惑星バトゥーの“ブラック・スパイア・アウトポスト”を模したセットとなっている。時系列は『最後のジェダイ』と『スカイウォーカーの夜明け』の間。実際に存在する世界のように設計されており、パークに自然に作り込まれ、アトラクションの目印も目立たない工夫がされている。キャスト・メンバーはファースト・オーダーとレジスタンス、村人の3タイプがある。訪問客は『スター・ウォーズ:データパッド』という案内用の特別アプリを利用できる。このアプリには“ハッキング”(ドア・パネルやドロイドにアクセス)や“スキャニング”(積荷の検査)、“トランスレーション”(アトラクション内のあらゆるオーラベッシュ標識の翻訳)、“チューニング”(秘密通信の傍受)、“アウトポスト・コントロール”(ファースト・オーダーかレジスタンスを選択するゲーム)等の機能がある。
アトラクション[]
- ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン
- スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス
レストラン[]
ストア[]
- ファースト・オーダー・カーゴ
- クリーチャー・ストール
- ブラック・スパイア・アウトフィッターズ
- ドク=オンダーのデン・オブ・アンティーク
- ドロイド・デポ
- ジュエル・オブ・ビス
- レジスタンス・サプライ
- サヴィのワークショップ
- トイダリアン・トイメーカー
オープン[]
『ギャラクシーズ・エッジ』は2019年8月29日にカリフォルニアのディズニーランドで、同年8月29日にディズニー・ハリウッド・スタジオおよびウォルト・ディズニー・ワールドでオープン予定。「ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」アトラクションは年内に遅れてのオープンとなる。
マーケティング[]
2019年4月、ルーカスフィルムは『ギャラクシーズ・エッジ』に関連した出版キャンペーンを開始した。マーベル・コミック『スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ』シリーズや関連小説が含まれる。
登場人物・用語[]
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人物 |
動物
ドロイドの機種
出来事
地名
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組織と称号
種族
乗物
技術と武器
その他
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 @missingwords(Matt Martin) - X (旧Twitter). “"Harkos" and "Dok-Ondar"”
- ↑ @InsideTheMagic(Inside the Magic) - X (旧Twitter). “Hondo from Star Wars Rebels will be enlisting guests to ride the Millennium Falcon. #D23Expo2017”
- ↑ @missingwords(Matt Martin) - X (旧Twitter). “Guys, we can meet HONDO!!!”