『スター・ウォーズ:ダース・モール』(原題:Star Wars: Darth Maul)は2017年に刊行されたマーベル・コミックのミニシリーズである。カレン・バン作、ルーク・ロス画。時系列は映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』以前に設定され、シス卿ダース・モールとジェダイの最初の戦いを描く。2018年8月23日に小学館集英社プロダクションから翻訳版単行本が発売。
出版社による作品紹介
ダース・モールがダース・シディアスの弟子であった時代、シスは絶滅したと長く考えられていた。だがついに、ジェダイへの復讐譚が語られる時が来た! これは怒りの物語――憎むべきジェダイとの最初の戦いの火蓋が切って落とされる! ダース・モールは映画『エピソード1/ファントム・メナス』で初登場したシスの暗黒卿。ダース・ベイダーに次ぐ人気悪役であり、劇中クライマックスで胴体を真っ二つに斬られてシャフトに落下して死んだと思われていたが、TVアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』で復活出演を果たした。そんな彼の『エピソード1』以前の活躍を描いた本作には『フォースの覚醒』で主役たちを襲った怪物ラスターや賞金稼ぎのオーラ・シング、キャド・ベインらが登場するのもファンには嬉しいところだ。『エピソード1/ファントム・メナス』の頃に起こったミニ・エピソード『プローブ・ドロイド・プロブレム』も同時収録。
●収録作品●”Star Wars: Darth Maul” #1-5[1]
制作背景
コミック『ダース・モール』シリーズ発売のアナウンスは2016年11月14日発売のUSAトゥデイ誌上で行われた。アーティストのルーク・ロスとタッグを組むことになった作家のカレン・バンはUSAトゥデイの記事において、本シリーズは『ファントム・メナス』で描かれた戦士としてのモール、『クローン・ウォーズ』や『反乱者たち』で描かれた狡猾な戦略家としてのモールなど、これまでのスター・ウォーズ正史作品におけるダース・モール描写を繋げる役割を果たすとコメントした。『ファントム・メナス』以前のモールを制作するにあたり、バンはモールとクワイ=ガン・ジン、オビ=ワン・ケノービの決闘シーンからインスピレーションを得た。このシーンでは瞑想をしながら対決の瞬間を待つクワイ=ガンとは対象的に、落ち着きなく動き回るモールが描かれている。そこでバンは、モールの苛立ちや怒りの原点を本コミック・シリーズで解き明かすことにした。
登場人物・用語
目次 | |
人物 · 動物 · ドロイドの機種 · 出来事 · 地名 | |
組織と称号 · 種族 · 乗物 · 技術と武器 · その他 |
人物 |
動物
ドロイドの機種
出来事
|
地名
|
組織と称号
|
種族
乗物
技術と武器
その他