『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』(Star Wars: Episode IX The Rise of Skywalker)は2019年12月20日に公開予定のスター・ウォーズ続3部作シークエル・トリロジーの第3弾。監督はJ・J・エイブラムス。脚本はエイブラムスとクリス・テリオ。キャスリーン・ケネディのプロデュースによって制作された本作は、2015年に公開された『エピソード7/フォースの覚醒』や、2017年公開の『エピソード8/最後のジェダイ』の続編である。ルーカスフィルムは本作をスカイウォーカー・サーガの最終章と銘打っている。 邦題は『スター・ウォーズ』日本で上映開始されてからちょうど41年後の6月24日に発表された。
本作の主演はデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、ケリー・マリー・トラン、ヨーナス・スオタモ、ビリー・ラード、ナオミ・アッキー、リチャード・E・グラント、ケリー・ラッセル、マーク・ハミル、アンソニー・ダニエルズ。またビリー・ディー・ウィリアムズがランド・カルリジアン役でシリーズに復帰する。2016年に死去したキャリー・フィッシャーは、『フォースの覚醒』の未使用映像を用いての出演となる。『エピソード9』公開のアナウンスは、2012年にウォルト・ディズニー・カンパニーがルーカスフィルムを買収した際に行われた。当初、コリン・トレヴォロウが監督・脚本を務めると発表されていたが、2017年9月にルーカスフィルムの言う“クリエイティブ面での相違”で降板することとなった。主要メディアでは、エイブラムスと『最後のジェダイ』の監督であるライアン・ジョンソンのどちらかが代役に選ばれるのではないかと噂され、2017年9月12日にエイブラムスの抜擢が発表された。
オープニング・クロール[]
Episode IX THE RISE OF SKYWALKER |
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登場人物・用語[]
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背景[]
ルーカスフィルムが2012年にウォルト・ディズニー・カンパニーによって買収されるずっと以前から、スター・ウォーズの創造者であるジョージ・ルーカスは9部作構想について言及していた。プロデューサーのゲイリー・カーツは1999年当時のインタビューで、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に登場した皇帝は、当初の構想では『エピソード9』で初登場する予定だったとコメントしている。ルーカスはかつて『エピソード9』を2011年に公開することを考え、1976年当時に立ち返り、マーク・ハミルをカメオ出演させて「オビ=ワンのように次世代の新たなる希望へライトセーバーを受け渡す」構想を立てていた。ハミルが最近のインタビューで語ったところによれば、ルーカスによる続3部作構想ではルーク・スカイウォーカーが『エピソード9』まで生きており、レイア・オーガナにフォースの訓練を施すことになっていたという。またハミルもこのストーリーを支持していた。
2015年8月、コリン・トレヴォロウが『エピソード9』の監督になることが発表された。『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』や『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』とのストーリーの流れを円滑にするため、トレヴォロウは両作の監督であるJ・J・エイブラムスやライアン・ジョンソンと緊密に仕事を行った。トレヴォロウは撮影監督のジョン・シュワルツマンとともに『エピソード9』を65ミリフィルムで撮ることを計画し、また一部の映像を実際の宇宙で撮影したいと考えていた。
各種報道で、J・J・エイブラムスとライアン・ジョンソンが『エピソード9』の脚本にも携わっていると報じられているが、両者ともこれを否定しており、エイブラムスは「我々はストーリーの概略を書いてはいないが、何かを閃いたり、“こいつはエピソード9にぴったりだね”とか“エピソード9に使えるぞ”なんて発言した回数は計り知れないね」とコメントしている。『フォースの覚醒』の共同脚本家であるローレンス・カスダンによれば、ルーカスフィルムのクリエイティブ・チームはどのように映画を締めくくるかに関し、早い段階で大まかなアイデアは出していたという。カイロ・レン役のアダム・ドライバーも、「僕はスター・ウォーズがどこに向かっているのかという一片の情報を知らされていて、長い間それが頭に残っている。そして全てはそこに向かって構築されているんだ」とコメントしている。ルーカスフィルムは2016年に完全なあらすじを作り上げ、コリン・トレヴォロウが脚本に着手した。彼は同年の12月初めに完成した脚本をルーカスフィルムに提出した。
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