『スター・ウォーズ クローン大戦』(原題:Star Wars: Clone Wars )は『スター・ウォーズ』シリーズの2Dアニメ作品。『エピソード2/クローンの攻撃』と『エピソード3/シスの復讐』の間の物語として位置付けられ、クローン大戦を具体的に描いた作品。
概要[]
アメリカのアニメ専門チャンネルであるカートゥーン ネットワークで2003年から2004年にかけて放送された。映画シリーズ監督のジョージ・ルーカスが原作を務めて脚本の詰めが行われたため、『エピソード3/シスの復讐』へ至るストーリーが伏線的内容と共に描かれている。
1話3分から5分の長さの「マイクロシリーズ」第1シーズン全20話は『エピソード2/クローンの攻撃』の4ヵ月後から始まり、1話15分全5話の第2シーズンで『エピソード3/シスの復讐』のオープニングにつながるパルパティーン議長誘拐事件までが描かれている。
ヨーダやメイス・ウィンドゥなどの他のジェダイ・マスターや、パドメ・アミダラ、グリーヴァス将軍など映画に登場する主要人物が総出演する。大量の動画枚数からくる絵の滑らかさとテンポのよさ、場面の切り替わりの速さから高い評価を受けた。
あらすじ[]
前線で指揮を取るジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービ将軍と弟子のアナキン・スカイウォーカーは、ドゥークー伯爵に見出された女戦士、アサージ・ヴェントレスと対決することになる。
赤い2本のライトセーバーを巧みに操る彼女はシスの訓練を受けており、さすがのジェダイも度々ピンチに見舞われる。
銀河各地の戦争が総力戦の様相となる中、果たしてジェダイはアサージ、そしてドゥークー伯爵を追い詰めることができるのか?・・・。
スタッフ[]
- 監督・製作:ゲンディ・タルタコフスキー
- 原作:ジョージ・ルーカス
- 製作総指揮:ブライアン・A・ミラー
- スーパーバイジング・プロデューサー:ジェニファー・ペルフリー
- 美術監督:ポール・ルーディッシュ、スコット・ウィルス
- 絵コンテ:ブライアン・アンドリューズ、マーク・アンドリューズ
- 字幕翻訳:林完治
- 吹替翻訳:平田勝茂
- 吹替演出:佐藤敏夫
キャスト(声の出演:英語版/日本語版)[]
- オビ=ワン・ケノービ:ジェームズ・アーノルド・テイラー/森川智之
- アナキン・スカイウォーカー:マット・ルーカス/浪川大輔
- 少年時のアナキン:フランキー・ライアン・マンリケス/矢島晶子
- ヨーダ:トム・ケイン/永井一郎
- ドゥークー伯爵:コーリー・バートン/羽佐間道夫
- メイス・ウィンドゥ:T.C.カーソン/玄田哲章
- クワイ=ガン・ジン:津嘉山正種
- C-3PO:アンソニー・ダニエルズ/岩崎ひろし
- アサージ・ヴェントレス:グレイ・デライル/磯辺万沙子
- ダージ:ダラン・ノリス
- パドメ・アミダラ:グレイ・デライル/坂本真綾
- パルパティーン最高議長:ニック・ジェイムソン/小林勝彦
- ダース・シディアス:ニック・ジェイムソン/小林勝彦
- サン・ヒル:コーリー・バートン/水野龍司
- キ=アディ=ムンディ:ダラン・ノリス/水野龍司
- ルミナーラ・アンドゥリ:クリー・サマー/野沢由香里
- バリス・オフィー:タチャナ・ヤスコヴィチ/安藤麻吹
- シャアク・ティ:グレイ・デライル/雨蘭咲木子
- アディ・ガリア:グレイ・デライル
- エージェン・コーラー:ジェームズ・アーノルド・テイラー
- キャプテン・タイフォ:アンドレ・ソグリウゾ/小山力也
- サシー・ティン:T.C.カーソン/乃村健次
- ダクマン・バレック:ダラン・ノリス
- ククラーク:ケビン・マイケル・リチャードソン/浦山迅
- シャア・ギ:ジョン・ディマジオ/阪口周平
- グリーヴァス将軍:ジョン・ディマジオ→リチャード・マッゴーネイグル/菅生隆之
- オロー・ダシーン:T.C.カーソン/長嶝高士
- その他:竹田雅則、武藤与志則、奥田啓人、園江治、吉田浩二、金子由之、松井範雄、高瀬右光、杉野博臣、西海真里、吉野貴宏、渡辺英雄
※英語版の声優はC-3PO役のアンソニー・ダニエルズを除いて、全員が映画でその役を演じている役者にある程度似た声を持つ声優が担当している。