『スター・ウォーズ 反乱者たち/ロザルに立ちこめる暗雲』(原題:Star Wars Rebels: The Siege of Lothal)はテレビ・アニメ・シリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』シーズン2のプレミア作品として公開された、2パートから成る1時間のテレビ用アニメ映画である。話数の上では、シーズン2の第1~2話として扱われている。共同制作総指揮のヘンリー・ギルロイが脚本を務め、ボスコ・ウンとブラッド・ラウが監督を担当した。2015年4月18日のセレブレーション・アナハイムで一部特別公開されたのち、6月20日にディズニーXDにて放送された。日本では10月18日にディズニーXDで初めて放送された。
公開日[]
アメリカ[]
日本[]
放送局による作品紹介[]
パート1[]
反乱軍に加わって帝国との戦いを続けるゴースト・チーム。そんな彼らにロザルのチュア大臣から助けを求める緊急信が届いた。ロザルの反乱分子を抑えられない責任を問われ、ターキン総督から処罰をされそうになったチュアは、帝国の機密情報と引き替えに、自分の身を安全な星に運んで欲しいと云う申し出だった。それを受けたチームは、変哲もないシャトルで封鎖網をかいくぐってロザルに侵入し、チュアとの待ち合わせ場所に急ぐ。[2]
パート2[]
チュアは死に、チームはベイダーら帝国軍と対決する。辛うじて荒野に逃れるが、ロザルの厳しい封鎖網を破って脱出する手段を思いつかない。最後の手段として、ランド・カルリジアンに助けを求め、多数のトランスポンダーを一度に放出する。帝国艦隊の探知の目をごまかしてその隙にシャトルで脱出し、無事、反乱艦隊の待つ宇宙空間に引き返すが、それも反乱軍ごとまとめて壊滅しようと図ったベイダーの作戦だった。[2]
トリビア[]
- エピソード#201および202はひとつの物語として一緒に制作された。ヘンリー・ギルロイが最初の詳細なあらすじを仕上げたのは2014年の5月である。本作のテーマは「家に帰ることができなくても、新しい家が見つかるだろう」[3]
- エズラ・ブリッジャーの左頬には大尋問官との戦いで負った傷が残っている。また彼は本作からエネルギー・スリングショットの代わりにホルスターと新しいリスト・コムリンクを身につけるようになった。[3]
- のちにジュン・サトーと名付けられる反乱軍司令官は、制作初期バージョンではフェルス(Fells)という名前だった。声優はキーオン・ヤング。[3]
- 初期脚本ではアリンダ・プライス総督が登場する場面もあった。当時の構想では、ダース・ヴェイダーの陰謀によるシャトル爆破で命を落とすのはプライスで、代わりにマーケス・チュアが新総督に昇格することになっていた。[3]
- また初期のストーリーにはモラド・スマールも登場していた。モラドはエズラにロザルの現状を教える他、チュア大臣を暗殺した一味にエズラが含まれていると知って驚く役回りだった。[3]
- 最初の脚本原稿(2014年6月17日付)では、ランド・カルリジアン本人が農場にいる設定になっていた。2番目の原稿(2014年7月8日付)でプロトコル・ドロイドのW1-LEと役目を代わることになったが、ランド自身もホログラム越しにストーリーに登場している。[3]
- ケイナン・ジャラスが肩の装甲に負った焼け跡は、シーズン2における彼のキャラクター・デザインの一環となっている。[3]
- サビーヌ・レンは本作でアーマーに傷を負ったことがきっかけとなり、アーマーの色を塗り直す。[3]
- フェニックス戦隊のAウイングには青のストライプと白い三角の塗装が施されたものがあるが、これはラルフ・マクォーリーが『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のために制作したイラストが基になっている。[3]
- サトーの司令船はクローン戦争で使われた医療フリゲートの改造型である。ダース・ヴェイダーによって本機を破壊された後、サトーはブロッケード・ランナー<リベレーター>を新しい司令船に選ぶ。[3]
- ヴェイダーと皇帝の場面はデイヴ・フィローニの意見をもとに第2版原稿以降に追加された。皇帝の声優は『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』でダース・モールやサンを演じたサム・ウィットワー。[3]
登場人物・用語[]
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