ストームトルーパー(Stormtrooper)、あるいはファースト・オーダー・ストームトルーパー(First Order Stormtrooper)はファースト・オーダーの軍隊に仕えた歩兵部隊である。この新世代のストームトルーパーはファースト・オーダー地上軍のストームトルーパー兵団に所属し、生まれてすぐに訓練を開始した人間の徴集兵によって構成されていた。個々のストームトルーパーは名前を持たず、識別番号で区別された。旧銀河帝国のプロパガンダも取り入れたストームトルーパー育成方法により、ファースト・オーダーは政府および最高指導者スノークに忠実なエリート兵士の軍隊を生み出していた。旧帝国軍に仕えたオリジナルのストームトルーパーと同様、ファースト・オーダーのトルーパーも銀河共和国のクローン・トルーパーからの流れを汲む純白のボディ・アーマーに身を包んだ。またファースト・オーダーは帝国のE-11ブラスター・ライフルの後継機種であるF-11Dブラスター・ライフルやSE-44Cブラスター・ピストルといった最新兵器をストームトルーパーの標準装備として供給していた。
ファースト・オーダーのストームトルーパーは、ブレンドル・ハックス将軍が推し進めた究極の兵士育成計画の到達点だった。元共和国軍将校にして、クローン戦争以降は帝国軍の軍人として経験を積んだブレンドルはジェダイ・オーダーや共和国グランド・アーミーの戦闘技術を高く評価していた。ブレンドルは帝国アカデミーの司令官を務めたが、帝国軍ストームトルーパー兵団の水準に満足しておらず、かつてのクローン兵士が備えていた技術と規律が彼らには欠けていると考えていた。そこでブレンドルは、ジェダイ・ナイトやクローン軍団がそうであったように、ストームトルーパーも生まれてすぐに訓練を開始すべきであると結論づけた。銀河帝国が銀河内戦に敗れた後、ファースト・オーダーは銀河系征服を目的とした侵略軍を新たに作るにあたり、ブレンドルが唱道する訓練メソッドを採用した。ブレンドルの死後、ストームトルーパーの訓練プログラムは息子のアーミテイジ・ハックス将軍やキャプテン・ファズマらによって引き継がれた。ファズマは訓練生を銀河史上もっとも優れた兵士に鍛え上げるべく、彼らに戦場での無慈悲さや即応性を叩き込んだ。その結果、ファースト・オーダーのストームトルーパーは旧銀河帝国のトルーパーよりも強力な存在となった。
冷戦や新たなる銀河戦争の時代、ファースト・オーダーのストームトルーパーはレジスタンスと呼ばれる準軍事勢力との戦闘で活躍した。ハックス将軍はファースト・オーダーの兵士の忠誠心に自身を持っていたが、惑星ジャクーで行われたトゥアナル村の虐殺の直後、FN-2187というストームトルーパーがオーダーを裏切り、レジスタンスへ離反した。FN-2187は脱走後に“フィン”と名乗り、ファースト・オーダーの超兵器スターキラー基地の情報をレジスタンスへ提供して、この超兵器の破壊に貢献した。フィンの離反はハックス将軍とカイロ・レンの間にストームトルーパーの信頼性に関する見解の相違を生んだ。カイロ・レンは1人のトルーパーが反逆罪を犯した以上、もはやどのトルーパーの忠誠心も信用することはできないと考え、ハックス将軍の兵士に代わって新たにクローン・トルーパーを採用することも考慮すべきだと主張した。
歴史[]
起源[]
- 「ファースト・オーダーは子どもたちを攫って兵士に育てていた」
- ―アイデン・ヴェルシオ[出典]
アーマーを着用したファースト・オーダーの軍隊の兵士たちは、銀河系の軍事力の最も特徴的なシンボルである銀河帝国のストームトルーパーの進化版だった。[11] そしてその起源は、銀河共和国時代の末期にクローン戦争で戦った共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパーにまで遡った。[8] 銀河帝国がエンドアの戦いや[14] ジャクーの戦いで大敗を喫した後[15]、新共和国と帝国のあいだに銀河協定と呼ばれる和平条約が結ばれ、銀河内戦に終止符が打たれた。[16] 皇帝シーヴ・パルパティーンやシス卿ダース・ヴェイダー[14]、ガリアス・ラックス元帥といった指導者たちは戦いで命を落とし、帝国はマス・アミダ大宰相の政権下で[15] 厳しい軍備縮小条項と賠償金を強いられ、戦闘能力を失った。銀河協定に従い、帝国はストームトルーパー兵団を解散し、トルーパーを増強することも、新たに徴兵することも禁止された。[8]
台頭[]
- 「わたしは間違いなく彼らを殺人者にしている。なぜなら、それがファースト・オーダーの要求だからだ。必要なのは勇気、不屈の精神、そして引くべきときに引き金を引く能力だ。これが、強者が勝つ方法だ」
- ―キャプテン・ファズマ[出典]
帝国は公式には新共和国に降伏したが、一部の帝国軍将校、貴族、技術者たちは敗北を認めず、帝国を権力の座に返り咲かせるため未知領域へと姿を消した。[17] 彼らはやがてファースト・オーダーと呼ばれる暫定軍事政権を樹立する。銀河系の未踏の領域に姿を隠しながら、ファースト・オーダーは銀河協定を無視して大規模な軍備増強を開始し、新しい宇宙軍と地上軍を秘密裏に築き上げた。こうした再軍備の一環として、新世代のストームトルーパーも生み出された。[8] やがてファースト・オーダーの階級内におけるストームトルーパーの存在は新共和国の知るところとなり、秘密でも何でも無くなった。しかし新共和国はストームトルーパーの真の役割が侵略であることに気づいておらず、単なる帝国軍残党の防衛兵力に過ぎないと過小評価していた。[11] ファースト・オーダーのストームトルーパー育成計画は、元共和国軍将校にして帝国軍司令官であるブレンドル・ハックス将軍の指導のもと行われた。帝国のストームトルーパーが抱えていた欠点を補うべく[18]、ファースト・オーダーはリザレクション計画を実施し[10]、人間[19] の幼い子どもたちを誘拐して軍隊に加え、新世代のストームトルーパー兵団の一員とすべく訓練を行った。[10]
ファースト・オーダーのストームトルーパーは武力の行使によって混乱した銀河に秩序をもたらすために厳しい訓練を積んだ。[11] 銀河帝国の兵士とは違い、ファースト・オーダーのストームトルーパーは共和国軍のクローン・トルーパーやジェダイ・ナイトと同じく生まれてすぐに訓練を開始した。両親から引き離された新世代のストームトルーパーたちは、ファースト・オーダーへの徹底的な忠誠心を教え込まれながら育てられた。[18] 銀河帝国がエンドアの戦いで敗北してから約30標準年が経過した34 ABY当時[13]、クロミウムのアーマーに身を包んだキャプテン・ファズマがストームトルーパー軍団の指揮官を務めていた。[20] ファズマはストームトルーパーの訓練を自ら監督し、彼らにファースト・オーダーの最高指導者であるスノークへの忠誠心を叩き込んだ。[12] ブレンドル・ハックス将軍はやがて息子のアーミテイジ・ハックスによって暗殺され[11]、彼が立案したストームトルーパー育成プログラムはそのままアーミテイジによって引き継がれた。[8]
反逆者の出現[]
- 「お前の部下で大丈夫なのか、将軍?」
「私のやり方に口出ししないでもらおう!」
「高度な反逆罪を犯すことにかけては一流のようだがな。指導者スノークはクローン兵の使用を考慮すべきだ」 - ―カイロ・レンとハックス将軍[出典]
冷戦の時代、ファースト・オーダーはレジスタンスと呼ばれる勢力と敵対した。[2] レジスタンスは反乱同盟の英雄であるレイア・オーガナがファースト・オーダーの動向を監視するために設立した私軍で、新共和国からもその存在を黙認されていた。[21] 当時ファースト・オーダーは新共和国とレジスタンスの打倒に加え、ジェダイ最後の生存者であるルーク・スカイウォーカーの抹殺を目標に掲げていた。ジェダイの根絶は、最高指導者スノークに仕えるダークサイドの戦士カイロ・レンにとっての個人的な悲願でもあった。冷戦の終盤、ファースト・オーダーとレジスタンスの双方がルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図を探し求めた。[2] 34 ABY[13]、キャプテン・ファズマ率いるストームトルーパー部隊が惑星ジャクーの聖なる村トゥアナルを襲撃した。カイロ・レンが地図の所有者であるロア・サン・テッカを殺害した後、ストームトルーパーはレンとファズマの命令で残りの村人を虐殺した。しかし襲撃部隊のメンバーの1人であるFN-2187だけは命令に従わず、虐殺に参加しなかった。ファースト・オーダーの残虐行為を目の当たりにしたFN-2187は、ストームトルーパーとしての人生を捨てることを決意した。[2]
訓練[]
ファースト・オーダーのストームトルーパー育成プログラムは最強兵士の軍団を作り上げるために立案されていた。[22] そのため新世代のストームトルーパーは生まれて間もない頃からファースト・オーダーに仕えるエリート兵士になるため訓練を受けさせられた。[1] この訓練プログラムは元帝国軍司令官のブレンドル・ハックスが考案した手法に基づいて行われていた。ジェダイ・ナイトやクローン・トルーパーを高く評価していたブレンドルは、彼等の戦闘技術の秘密は幼少期から訓練を受けていたことだと考え、新世代の兵士育成法にもそれを取り入れたのである。[8][18] キャプテン・ファズマによると、ファースト・オーダー・ストームトルーパーは慈悲などの余計な感情を持つことを許されておらず、最高指導者スノークの意志の延長としてのみ活動するべしとされていた。[12] また実際フィンによれば、ファースト・オーダーのストームトルーパーは応急手当の訓練を受けていたが、その知識は戦場に関するものに限られており、ファースト・オーダーのイデオロギーでは兵士は傷ついても構わない消耗品とみなされていたことから、その応急手当の知識すら最低限のものだった。[23] 帝国の没落時、ガリアス・ラックス元帥は故郷のジャクーから集めた約20名の孤児をブレンドル・ハックスに託し、自身に忠実な少年兵士の軍団を作らせた。ラックスはブレンドルの私生児であるアーミテイジをこの少年兵士の指揮官に任命した。[15] のちにアーミテイジはファースト・オーダーの将軍となり、父親が考案し練り上げたストームトルーパーの訓練プログラムを受け継いだ。[8]
ファースト・オーダーはジナータ・セキュリティの力を借りてリザレクション計画を実行に移し、ストームトルーパーの候補者となる子どもたちを各地の惑星から誘拐していた。[10] ストームトルーパーの候補生たちは徴兵キャンプに入れられ、“バッチ”(団)と呼ばれる訓練グループに分けられた。FN-2187や926の場合、一人前のストームトルーパーになる前にバッチ8で訓練を積んだ。[24] 初期のファースト・オーダーでは、ラックスの少年兵師団出身のキャプテン・カーディナルが幼いストームトルーパー候補生の訓練を監督した。カーディナルはリサージェント級スター・デストロイヤー<アブソリューション>で訓練生たちに格闘と近接戦、射撃技術の訓練と戦闘シミュレーションを受けさせ、準備が整った者たちは<ファイナライザー>に移ってキャプテン・ファズマのもとで訓練を完了した。[4] ファズマはストームトルーパーを銀河系で最も優秀な兵士に鍛え上げようと務め、彼らに弱さや不服従の兆候がないか用心深く目を光らせた。[20] 忠実な兵士を作り出すため、ファースト・オーダーはストームトルーパーに身体的および心理的な条件付けを施していた。ファースト・オーダーはストームトルーパーの心理的発達をコントロールするため訓練生にサブリミナルの睡眠メッセージと[4] ファースト・オーダーのプロパガンダを与え、彼らに完全な忠誠心を叩き込んでいた。[1] また彼らは名前の代わりに数字とアルファベットからなる識別番号が与えられた。[1][2] ストームトルーパーの均一性は極めて厳格に管理されており、許可なくヘルメットを脱ぐことすら禁止されていたほどだった。[2] また同様に、ストームトルーパーは許可なくファースト・オーダー軍将校に接することも禁止されていた。[24]
ファースト・オーダーの兵士は過去の時代のストームトルーパーをモデルにしていたが、彼らの戦闘トレーニング方法は帝国軍の先駆者とは大きく異なっていた。帝国が型にはまったルーチン的な訓練方式を採っていたのに対し、ファースト・オーダーのシミュレーション訓練と実弾射撃訓練では戦場と同様の即応性が奨励されていた。そのためファースト・オーダーの兵士は戦闘において帝国のトルーパーよりも効率的だった。[1] ストームトルーパーは訓練以外にも戦闘や戦術に関する授業や講義を受けた。内容は少人数チームの戦術、武器の整備、軍の組織構造といったストームトルーパーの役目に関するものから、特別な戦闘配置や専門的なトルーパーの養成、具体的な場所を挙げた限定的な環境に関する論議など、多岐にわたった。また彼らはクローン戦争やもっと過去の戦闘について学び、何度も試験を受けさせられた。[12] ストームトルーパーはまた、ブラスターの負傷を治療するための医療訓練を受けていた。[25]
アーミテイジ・ハックス将軍はストームトルーパーの育成プログラムに自信を持っていたが、全てのトルーパーがファースト・オーダーの基準に適う成功作とはならなかった。[2] FN-2187はシミュレーション訓練で優秀な成績を収めていたが、分隊の仲間たちと違って戦いへの情熱を抱いていなかった。ファースト・オーダーの大義に対する熱意が欠けていた[22] FN-2187は、無抵抗で非武装の民間人を抹殺するよう命じられた際、ファースト・オーダーへの忠誠心を完全に失ってしまった。カイロ・レンはFN-2187を変節者とみなし、かねてより感じていたストームトルーパーの訓練プログラムの欠陥を証明する存在だと考えた。レンはトルーパーの裏切りを根拠に、ファースト・オーダーもクローン軍団を採用するべきだと主張した。しかしファースト・オーダー・ストームトルーパーの総体的な信頼性に対するハックス将軍の自信は揺るがず、FN-2187は忠実な兵士たちの中の唯一の例外と結論づけた。[2]
ファースト・オーダー・ストームトルーパーの平均身長は1.83メートルで、体重は80キログラムである。この標準値は共和国グランド・アーミーや帝国軍のトルーパーと共通している。[26]
装備[]
- こちらの記事も参照: ファースト・オーダー・ストームトルーパー・アーマー
ファースト・オーダーの軍隊に仕える歩兵は、共和国グランド・アーミーの兵士が身につけたクローン・トルーパー・アーマーや、銀河帝国のストームトルーパー・アーマーの流れを汲む純白の装甲服とヘルメットに身を包んだ。[1] ファースト・オーダーのアーマーは過去のものと比べてデザインが改善されており、帝国時代よりも関節部の柔軟性が格段に向上していた。[8] また耐久性も極めて高く、キャプテン・ファズマは例えウーキーであってもファースト・オーダーのアーマーを破壊することはできないと豪語していた。[25] ファースト・オーダーのストームトルーパーは右肩に階級を示すポールドロン(肩当て)を身に着けた。[2] 白いポールドロンは分隊長を、黒は軍曹を、赤は将校を意味した。[11]
ストームトルーパーのヘルメットは合成ベータプラスト製で、一体型の偏光レンズを備えていた。軽量化を図るため、ストームトルーパーのヘルメットの大半は最新の画像機器を搭載していなかった。そのためトルーパーは戦場で個別にクワッドノキュラーを使用する必要があった。しかし標準的なヘルメットでも通信および追跡手段は装備されており、ナイト・ヴィジョンも備わっていた。またストームトルーパーのヘルメットの顎の部分には、正面から見て右に外部のタンクに接続するための濾過システムがあった。[8] 標準的なヘルメットでも煙を除去することはできたが、毒ガスに対処するにはその物質に応じた特別なフィルターを接続する必要があった。各作戦に応じ、部隊の指導者がフィルターの携行の有無を決定した。[25]
ファースト・オーダーのストームトルーパーはソン=ブラス社製のF-11Dブラスター・ライフルとより小型のSE-44Cブラスター・ピストルを標準装備として支給されていた。[19] ソン=ブラス社はクローン戦の時代へと遡る最高水準のテンプレートをもとにファースト・オーダーのブラスターを製造していた。ストームトルーパーが携帯する武器は精密生産と丈夫なデザイン、高効率のエネルギー・セルのおかげでより集弾性に優れ、多くの弾薬を装填可能で、耐久性も高かった。[8]
ストームトルーパーの特別ユニットは、それぞれの専門や特殊な環境に合わせたアーマーや武器を支給されていた。例えばスノートルーパーの場合、標準的なストームトルーパーに比べて装甲の部分は少ないが寒冷気候でも効率的に活動できるアーマーを身に着けていた。また彼らに与えられたF-11Dブラスター・ライフルも、寒冷地用に特別な改造が施されていた。フレイムトルーパーはD-93インシネレーター火炎放射器を装備し、熱を偏向するアーマーと温度調節機能付きのボディスーツを着用した。メガブラスター重アサルト・トルーパーはソン=ブラス社製のFWMB-10連射式ブラスターで武装し、予備の弾薬を入れるウェブ・ギアを追加で装備した。暴動鎮圧ストームトルーパーは普段は致死性の武器を持たず、Z6暴動鎮圧用警棒とシールドを身に着けた。[8]
ストームトルーパーの種類[]
標準的なユニットに加え、ファースト・オーダーのストームトルーパー兵団にも旧帝国軍と同様にさまざまな専門ユニットや特技兵が存在した。特殊ユニットはそれぞれの専門や環境に応じた訓練を積み、標準的なストームトルーパーの支援を行ったり、特殊な環境で作戦を遂行した。[2][8] 特殊トルーパーは標準的な10名のストームトルーパー分隊に1人の割合で割り当てられ、任務の内容によって異なる特殊トルーパーが部隊に加えられた。[8]
- エレクトロプロッド・トルーパー:エレクトロプロッドで武装したトルーパー。[27]
- フレイムトルーパー:火炎放射器を装備したストームトルーパーの専門部隊で、身につけるアーマーや装備類も熱を偏向する耐熱仕様になっていた。彼らは標準的なストームトルーパーと行動を共にし、D-93インシネレーター火炎放射器を使って敵を炎であぶり出す役割を果たした。[7]
- メガブラスター重アサルト・トルーパー:重火器の専門家として訓練を受けたストームトルーパー・ユニット。FWMB-10連射式ブラスター、通称“メガブラスター”を装備していることからこう呼ばれた。[8] 別名、ヘビー・トルーパー。[11] 彼らは標準的なストームトルーパーと行動を共にして支援を行った。[2]
- 暴動鎮圧ストームトルーパー:ファースト・オーダーの領域内で秩序を維持することを専門としたストームトルーパーの特殊ユニット。暴動鎮圧戦術の訓練を受け、ベータプラスト製シールドや非致死性のZ6暴動鎮圧用警棒で武装した。しかし状況が制御不可能なほど切迫した場合には標準的な武器を使うことも許可されていた。暴動鎮圧ストームトルーパーの任務は暴徒を抑えつけたり制圧することだったが[9]、時には標準的な歩兵とともに戦闘に参加することもあった。[2]
- ロケット・トルーパー:ジャンプ・パックを背負い、飛翔しながらの戦闘を専門とした特殊ユニット。標準的なトルーパーと同じくF-11Dブラスター・ライフルやSE-44Cブラスター・ピストル、スマート・ロケットを使用した。[10][28]
- スノートルーパー:寒冷地でも効率的に活動できる専用のアーマーと装備を身に着けたストームトルーパーで、スターキラー基地を始めとする極寒の惑星に配属された。彼らはバックパック式の個人用環境ユニットを与えられ、反射を抑えるスリット式のレンズが付いた耐寒用ヘルメットやグローブ、カーマ、耐風繊維でできたオーバースーツとボディ・グローブを身に着けた。スノートルーパーはスターキラー基地の建造時に、基地の土台となった寒冷惑星からファースト・オーダーの脅威となる固有生物を排除する役割も果たした。[6]
- ストームトルーパー・ガンナー:ファースト・オーダーのビークルの砲座について固定武器を操作することを専門としたストームトルーパー。軽歩兵用多目的ビークルのFWMB-10連射式ブラスターや[8] 大気圏突入用強襲着陸艇のF-Z0対人用ブラスター砲などの操作を行った。[5]
- エクセキューショナー・トルーパー:死刑を執行するために選び出されたストームトルーパー。専門の特殊ユニットがあるわけではなく、処刑があるたびに標準的なストームトルーパーの誰かにエクセキューショナーの役目が割り当てられた。エクセキューショナーはヘルメットや肩当てに黒いストライプが入ったアーマーを着用し、処刑を執行するためにBL-155レーザー・アックスを携帯した。[11]
登場作品[]
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