スピーダー・バイク(Speeder bike)はリパルサークラフトの一種で、安定性よりもスピードと操作性に重点を置いたオープン=エア・タイプのスピーダーである。主に1人乗りで、軍用と民間用あわせてさまざまなモデルが存在した。特に有名な機種として、銀河帝国が使用した軍用の74-Zスピーダー・バイクや、改造が容易で中古市場での入手が容易な非軍用のスターホーク・スピーダー・バイクなどが挙げられる。
概要[]
スピーダー・バイクは銀河系社会において一般的な乗り物であり、民間と軍隊両方に向けて製造が行われていた。[1] スピーダー・バイクはより速いスピードと機敏さを実現するために不要なシステムは犠牲にしており[2]、どの機種も高速での移動が可能であると同時に、操縦技術と素早い反射神経が求められた。[1] スピーダー・バイクは主に1人乗りで、他のリパルサークラフトと同様、リパルサーリフト・エンジンによって浮遊し、地上を疾走した。[3] また中には、機体の側部に1人乗りのサイドカーを取り付けられるモデルもあった。[4] 多くのスピーダー・バイクは座席とエンジンが機体の大部分を占め、両手のステアリング・コントロールと、両足のフットパネルで操作を行った。またステアリング・ベーンやステアリング・スキー、フィンなどの機体安定装置が付属しているもの、ブラスター砲等で武装しているもの、ディスプレーで後方が確認できるものなど、さまざまなモデルが存在した。[3]
軍事用のスピーダー・バイクは、長距離の哨戒や索敵任務などに使用された。[5] またコルサントやコレリアといった惑星の都市部では、スピーダー・バイクが法執行機関などのパトロール機として使われることもあった。[6][7] またスピーダー・バイクは、機種によっては生産台数が少ないなどの理由で希少価値がつき、愛好家から高値がつけられるものもあった。[3] 銀河系の荒涼とした未開の地においては、スピーダー・バイクのような乗り物は過酷な環境で使用され、メンテナンスにかける時間の余裕はほとんどなく酷使されがちだった。[8]
歴史[]
クローン戦争中、寒冷地での使用に特化したCK-6スウープ・バイクが開発された。また、グリーヴァス将軍は分離主義勢力が開発したコンバット・スピーダーを使用していた。
銀河帝国で使用されていたスピーダー・バイクの系統は、クローン戦争時に使用されたBARCスピーダーに起源を持っていた。帝国軍は614-AvAスピーダー・バイクを使用していたが、やがて74-Z型が一般的に使われるようになっていった。
主なスピーダー・バイク製造企業[]
- アイカス=アドノ社[3]
- アラテック・リパルサー社[1]
- クワット・ビークルズ社[3]
- ゼビュロン・ダック・スピーダー社[9]
- フップラ・パサ・ティスク・シップライツ・コレクティブ社[3]
- ベスピン・モーターズ社[3]
- マンダルモーターズ社[3]
- モブクェット・スウープ・アンド・スピーダー社[8]
- ユブリキアン・トランスポート社[3]
- ラザロン社[5]
参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 Speeder bike - 公式データバンク
- ↑ スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 スター・ウォーズ ビークルのすべて
- ↑ クローン・ウォーズ – 消えた植民者
- ↑ 5.0 5.1 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ クローン・ウォーズ – 奪われたライトセーバー
- ↑ ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オフィシャルガイド
- ↑ 8.0 8.1 @swankmotron(Bryan Young) - X (旧Twitter)
- ↑ スター・ウォーズ 反乱者たち:ビジュアル・ガイド