<スプレンダー>(Splendour)はベサリスクの犯罪者ガルス・ヴェズが所有したコムルク級ファイター/トランスポート。ヴェズはこのスターシップに乗り込み、自身が所有する個人レース場フールズ・ランの競争に参加した。彼はレースで勝つためにアステロイド・スラスターを使って敵に障害物をぶつけるというイカサマ行為を働いていた。5 BBY、ヴェズは<スプレンダー>に乗って<ゴースト>のヘラ・シンドゥーラ船長と競争した。ヴェズのイカサマに気づいたシンドゥーラの仲間たちは、フォースで小惑星を<スプレンダー>にぶつけ、ヴェズの勝利を阻止した。
特徴[]
<スプレンダー>はターコイズ色にペイントされたコムルク級ファイター/トランスポートだった。他の“ガントレット・ファイター”と同様、この船は全長52.3メートル、横幅は52.4メートルで、高さは13.23メートルだった。この種の宇宙船は24名の乗客を乗せることができ、レーザー砲を4門(前部と後部に各2門)搭載していた。<スプレンダー>のコックピットにはアステロイド・スラスターを遠隔で操作するための装置が取り付けられていた。
歴史[]
銀河帝国の時代、レガニ宙域で宇宙施設オシシス・ステーションを運営するベサリスクの犯罪者、ガルス・ヴェズが<スプレンダー>を所有していた。ヴェズはフールズ・ランと呼ばれる宇宙船レースのコースを個人で所有しており、<スプレンダー>に乗り込んで自ら挑戦者との競争に参加していた。彼はコースにアステロイド・スラスターを仕込み、競争相手に障害物をぶつけるというイカサマ行為を働いていた。5 BBY、ロザルの反乱者たちがヴェズのもとを訪れ、VCX-100軽貨物船<ゴースト>の修理部品を売ってほしいと頼んだ。しかし、帝国の立ち入り検査が増加していることを理由に反乱者たちとの縁を切りたいと考えていたヴェズは、<ゴースト>のヘラ・シンドゥーラ船長にレースを申し込んだ。彼はシンドゥーラが勝てば部品を譲るが、自分が買ったら<ゴースト>を差し出すよう要求した。
<スプレンダー>に乗って<ゴースト>と競争するガルス・ヴェズ
レース序盤、ヴェズの操縦する<スプレンダー>は<ゴースト>に差をつけてトップを走った。しかし、シンドゥーラは優れた操縦技術で小惑星の障害物を切り抜け、<スプレンダー>を追い抜いた。ヴェズは<スプレンダー>のコックピットに備え付けられた制御装置を使ってアステロイド・スラスターを起動し、<ゴースト>を巨大な岩で挟み撃ちにした。ヴェズはスタビライザーの故障に苦しむ<ゴースト>を追い抜いたが、彼のイカサマはシンドゥーラの仲間のジェダイ、ケイナン・ジャラスとその弟子エズラ・ブリッジャーに目撃されていた。彼らはフォースのテレキネシスで小惑星を操り、<スプレンダー>にぶつけてヴェズのゴールを遅らせた。ヴェズはそれでも自分の勝ちだと信じていたが、<ゴースト>はアストロメク・ドロイドC1-10Pの活躍で持ち直し、<スプレンダー>を再び追い抜いてレースに勝利した。その後、ヴェズは約束を破って反乱者たちを帝国に差し出そうとしたが、返り討ちに遭って敗北し、止むを得ず<ゴースト>の修理に必要な部品を提供することになった。
制作の舞台裏[]
<スプレンダー>は正史のコミック作品『リング・レース』(マーティン・フィッシャー作、ボブ・モールスワース画)に登場する。このコミックは2015年発売のスター・ウォーズ 反乱者たち マガジン第1号に収録された。
登場作品[]
リング・レース – 反乱者たち マガジン 1 (初登場)