スレイン＆コーピル社（Slayn & Korpil）は昆虫種族ヴァーパインによる乗り物製造企業である。クローン戦争で活躍した銀河共和国の戦闘機V-19トレント・スターファイターの製造企業として知られる。銀河内戦期、ヴァーパインは表向きには政治的中立を表明したが、スレイン＆コーピル社はモン・カラマリの技術者クアリーが設計したA/SF-01 Bウイング・スターファイターの製造を請け負い、反乱同盟に貢献した。のちにスレイン＆コーピル社は新共和国とも契約を交わし、MG-100スターフォートレスSF-17を開発した。
歴史[]
共和国時代[]
独特の回転機構を取り入れたT-6シャトル
昆虫種族ヴァーパインによる造船企業であるスレイン＆コーピル社は、クローン戦争が始まるより前、ジェダイ・オーダーのために非武装の短距離船T-6シャトルを製造した。この船は回転式のエンジン・ブロックと、コックピットやキャビンを収容したジャイロスコープ式司令モジュールを特徴としており、ヴァーパインのデザイナーによって多くの先進技術が取り入れられていた。のちにスレイン＆コーピル社は銀河共和国の宇宙軍のためにV-19トレント・スターファイターとH-60テンペスト・ボマーを製造した。Sフォイル機構を取り入れたV-19スターファイターは分離主義勢力との戦争で活躍したが、H-60ボマーの平べったいデザインは共和国に好まれず、独特な2つのコックピットがクローン・トルーパーのテスト・パイロットにも適していないことが分かったため、大半がスクラップ場送りとなった。[5]
クローン戦争期、スレイン＆コーピル社が製造したH-2エグゼクティヴ・シャトルは豪華なリムジン船であり、元老院議員やシーヴ・パルパティーン最高議長といった有名人たちに使用された。またスレイン＆コーピル社はスピーダーの製造も行っていた。同社のプラクシス・マークIターボ・スピーダーは“ジェダイ・ターボ・スピーダー”の異名で知られ、ジェダイが惑星コルサントを旅する際に使用した。[1]
帝国時代[]
スレイン＆コーピル社はブレード・ウイングを基にA/SF-01 Bウイングを製造した
初期反乱運動の時代、モン・カラマリのエンジニア・クアリーは、スレイン＆コーピル社の製品であるV-19スターファイターとH-60ボマー、T-6シャトルの特徴を組み合わせ、プロトタイプB6（ブレード・ウイング）と呼ばれる新型戦闘機の試作機を設計した。4 BBY、この試作機がアイバー封鎖戦で真価を発揮した後、クアリーと反乱軍の協力のもと、量産化計画がスタートした。反乱軍の有力な支援者であるオルデランのベイル・オーガナ元老院議員は、クアリーがスレイン＆コーピル社の部品や技術を流用してプロトタイプB6を造ったことを知り、同社で働くヴァーパインの技術者たちに“Bウイング”の極秘量産計画に参加しないかと声をかけた。[5]
ヴァーパインが表向きには政治的中立を表明していたにも関わらず、スレイン＆コーピル社はクアリーとともに開発プロジェクトに取り組んだ。彼らはクアリーが惑星シャンティポールでプロトタイプB6を開発したことにちなみ、彼に敬意をこめて共同開発場をアライド／シャンティポール施設と名付けた。クアリーはコストダウンのためプロトタイプに備わっていた砲手座席を削り[5]、スレイン＆コーピル社もまたエネルギー問題を解決するため合成ビーム・レーザーの装備を量産機からカットした。[6] 彼らはこうして出来上がった新型機をA/SF-01 Bウイング・スターファイターと命名した。[5]
製品[]
スターシップ[]
- Bウイング・スターファイター[2]
- H-2エグゼクティヴ・シャトル[1]
- H-60テンペスト・ボマー[5]
- MG-100スターフォートレスSF-17[4]
- T-6シャトル[5]
- V-19トレント・スターファイター[5]
その他[]
登場作品[]
反乱者たち – 名パイロットの翼 （間接的に言及）- Star Wars：スコードロン （言及のみ）
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- スター・ウォーズ：カード・トレーダー
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 クロス・セクション
- 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第85号 （スターシップ・ファクトファイル：ブレード・ウイング・スターファイター）
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- スター・ウォーズ：レベル・ファイルズ
- 反乱軍スターファイター オーナーズ・ワークショップ・マニュアル
