セレノー・シティ(Serenno City)はアウター・リム・テリトリーの惑星セレノーに存在した街。セレノー城から見渡せる一帯に位置し、付近には上層森林地帯があった。クローン戦争が終結した後、銀河帝国はこの街を軌道爆撃で破壊した。ロマー・アデルを始めとする一部の住民は破壊を生き延び、別の場所に隠れ住んだ。それからしばらくして、クローン・フォース99のメンバーであるハンターとレッカーが廃墟となったセレノー・シティで帝国軍と戦いを繰り広げた。
特徴[]
セレノー・シティ[3] は惑星セレノーの山や森林に囲われた平地に築かれており[2]、セレニアンと呼ばれる人間の住民が暮らしていた。[4] 惑星の支配者であるセレノー家の宮殿、“セレノー城”は[5] セレノー・シティを一望できる切り立った丘の上に建てられていた。クローン戦争当時、街には多くの建物が立ち並んでいたが[2]、帝国時代初頭に銀河帝国の軌道爆撃を受けて破壊されてしまった。爆撃後は一部の建物が原形をとどめるのみで、街はほぼ跡形もなく荒廃した。[1]
歴史[]
セレノー・シティではクローン戦争以前からセレニアンの住民が生活を営んでいた。[1] この街を一望できる丘に建てられたセレノー城は惑星の支配者の住居であり、銀河共和国時代の後期にジェダイ・オーダーから脱退した“セレノーの伯爵”ドゥークーの拠点となった。[5] ドゥークーは独立星系連合の指導者だったが、クローン戦争の終盤に命を落とした。[6] 戦争が終結した後、共和国に代わって誕生した銀河帝国はセレノー・シティを軌道爆撃で破壊し、惑星を制圧した。[1] 一部の住民は爆撃を生き延びて身を隠し、ロマー・アデルは上層森林地帯にある小さな家に隠れ住んだ。[4]
帝国がセレノー城からドゥークー伯爵の戦利品を運び出していた時、帝国から離反したクローン・コマンドーの部隊クローン・フォース99(バッド・バッチ)が戦利品を強奪するためセレノーにやって来た。彼らはカミーノのティポカ・シティと同様に軌道爆撃で破壊されたセレノー・シティを目の当たりにした後、強奪作戦を開始した。バッド・バッチは作戦の途中で二手にわかれ、ハンターとレッカーは他の仲間がクラス4コンテナ輸送船の貨物コンテナで運ばれていくあいだ、ドゥークーの城で帝国軍と戦った。2人は大広間の隠しリフトを使って戦場から脱出し[1]、帝国に見つからないよう街のがれきを利用しながらアタック・シャトル<マローダー>を目指した。[4]
帝国軍を率いるクローン・キャプテン・ウィルコはハンターとレッカーが街に逃げたことに気づき、低空強襲トランスポート/兵員用を送り出した。日が沈んだ後、ウィルコのチームは街全体の包囲を終え、しらみつぶしの捜索を開始した。爆薬を切らしていたハンターとレッカーは街に取り残されていた装甲型強襲用戦車の残骸へ向かい、クローン・トルーパーとの銃撃戦をしのぎながらキャノンを回収した。レッカーはキャノンを使って帝国のVウイング・スターファイターを撃墜し、歩兵を蹴散らした。その後、2人は<マローダー>にたどり着いて離陸し、近隣の上層森林地帯で残りの仲間を回収してセレノーから脱出した。[4]
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – ダソミアの魔女 (初登場)
- クローン・ウォーズ – 新たな脅威
- クローン・ウォーズ – 灰色の魔女
- クローン・ウォーズ – 魔女狩り
- バッド・バッチ – 戦利品 (残骸のみ)
- バッド・バッチ – 戦争の爪痕 (残骸のみ)
参考資料[]
- 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第70号 (銀河系ガイド:セレノー:ドゥークー伯爵の母星)
- "Ruins of War" Episode Guide | The Bad Batch - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)