- 「あんた、賞金稼ぎ?」
「はずれよ」 - ―エズラ・ブリッジャーとセヴンス・シスター[出典]
セヴンス・シスター(Seventh Sister)はミリアランの女性で、ヤヴィンの戦い以前に銀河帝国に仕えた尋問官。彼女はジェダイ・ハンターとして活動し、他の尋問官と同様ダブル=ブレードの回転式ライトセーバーを装備していた。パウアンの大尋問官が反乱者たちとの戦いで命を落とした後、元ジェダイ・パダワンのアソーカ・タノが帝国に対する反乱運動に加担していることが明らかになった。皇帝ダース・シディアスからの指示に従い、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーはセブンス・シスターたちにタノの反乱組織を討伐する任務を与えた。
セヴンス・シスターとフィフス・ブラザーはクローン戦争期に使用された旧共和国の医療ステーションの廃墟でパダワン・エズラ・ブリッジャーらを襲撃した。シスターはブリッジャーを捕まえて他のジェダイも誘き寄せようとしたが、反乱者たちは何とか尋問官の追跡の手を逃れてステーションから脱出した。その後、セヴンス・シスターとフィフス・ブラザーはフォース感応力を持つ赤ん坊を誘拐する任務を開始した。アイソリアンの赤ん坊を攫うため訪れた惑星タコーボで、ふたりはブリッジャー、ケイナン・ジャラス、ガラゼブ・オレリオスらと遭遇する。ふたりの尋問官は反乱者を追い詰めたが、駆け付けたアソーカ・タノが彼女たちを妨害した。尋問官はライトセーバーの対決でタノに敗れ、反乱者たちの逃走を許してしまう。しかし、シスターは敵の行き先が惑星ガレルであることを突き止めた。
経歴[]
帝国の尋問官[]
セヴンス・シスターという呼び名で知られた尋問官は、ヤヴィンの戦い以前に銀河帝国に仕えていた。パウアンの大尋問官が惑星ムスタファーで命を落とした直後、帝国に刃向う大規模な反乱組織の存在が明らかになった。皇帝シーヴ・パルパティーンの右腕ダース・ヴェイダーはロザル包囲戦で反乱軍艦隊に大きな打撃を与えたが、その際にアソーカ・タノ(ヴェイダーがジェダイ・ナイトだった頃の弟子)がまだ生きており、反乱運動に関わっていることが発覚する。ヴェイダーから報告を受けたシディアスは、他の尋問官を使って反乱組織の追跡を行うよう指示を出した。ヴェイダーの命を受け、セヴンス・シスターは宇宙船<ゴースト>に乗る反乱者たちとの戦いに関わることになった。
医療ステーションの戦い[]
ID9シーカー・ドロイドの報告により、セヴンス・シスターは反乱者たちが放棄された旧共和国のヘイヴン級医療ステーションにいることを知った。ステーションに到着したシスターは、医療品を捜索している反乱者たちを誘き出すため、シーカー・ドロイドにアストロメク・ドロイドC1-10Pをハッキングさせ救難メッセージを送った。反乱者のジェダイ・パダワン、エズラ・ブリッジャーは初めシスターを賞金稼ぎと勘違いしたが、彼女のライトセーバーを見て新しい尋問官であることに気付いた。ブリッジャーはライトセーバーの切り合いでシスターに圧倒され、反乱者のマンダロリアン、サビーヌ・レンと共に逃走を試みた。しかし、反乱者掃討を任されたもうひとりの尋問官、フィフス・ブラザーもステーションに姿を現し、ブリッジャーはせめてレンだけを逃がそうと独りでシスターに立ち向かった。シスターがブリッジャーをフォースで押さえつけると、ブラザーはその場でパダワンの息の根を断とうとした。シスターはブラザーの攻撃を阻止し、ブリッジャーにはまだ利用価値があると告げた。
セヴンス・シスターはブリッジャーを宇宙ステーションの司令センターへ連れて行き、逃げ出したサビーヌ・レンの捜索をフィフス・ブラザーに任せた。その間、シスターはブリッジャーからアソーカ・タノやその他の仲間たちに関する情報を聞き出そうとしたが、若きパダワンは口を割らなかった。ブラザーがレンを捕まえて戻ってきた後、ブリッジャーに反乱軍の“コマンダー・メイルーラン”を名乗る人物から連絡が入った。尋問官の脅迫に従い、ブリッジャーはアソーカ・タノやケイナン・ジャラスを呼び出すふりをしたが、メイルーランの正体はステーション内にいる別の反乱者、ガラゼブ・オレリオスだった。
尋問官たちはジェダイがやって来るはずのハンガー・ベイでオレリオスの乗る補助スターファイター<ファントム>に待ち伏せされた。ブリッジャーはレンと共に逃げ出し、フォースを使ってシスターに取り上げられたライトセーバーを奪い返した。反乱者たちが皆<ファントム>に乗り込むと、尋問官はフォースを使ったテレキネシスでスターファイターをステーション内に留めようとした。しかしフィフス・ブラザーはレンのブラスター弾をライトセーバーで防がねばならず、セヴンス・シスターひとりの力だけでは機体を制御することができなかった。ステーションの隔壁が閉鎖する直前、<ファントム>はハンガー・ベイから脱出した。
タコーボの対決[]
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人物[]
- 「たくさんある宇宙港を移動して船を隠している。とても賢い」
「敬意を払っているの? 何度も痛い目に遭わされた相手でしょうが」
「かもしれませんね。お互いライバルとして認め合っているのかも」 - ―エージェント・アレクザンダー・カラスとセヴンス・シスター[出典]
セヴンス・シスターはミリアランの女性で、尋問官の黒いユニフォームと開閉式のヘルメットを着用していた。フィフス・ブラザーとは対照的に、彼女は感情を表に出さず、戦闘中も落ち着いて会話した。また、彼女は攻撃性をむき出しにするフィフス・ブラザーとは異なり、敵対者にある程度の敬意を払う競技的な戦闘スタイルを好んだ。他の尋問官と同様、彼女は独特なダブル=ブレードの回転式ライトセーバーを使用した。彼女のライトセーバーのリング部分には模様が入っており、ふたつのスパイクも付いていた。また、彼女はライトセーバーを背負うのではなく、ベルトに下げて持ち運んだ。彼女の背中のアーマーからは小型のシーカー・ドロイドが放たれた。反乱者のジェダイ、エズラ・ブリッジャーを捕まえた際、セヴンス・シスターとフィフス・ブラザーの間に意見の不一致が生じた。ブラザーはその場でジェダイを殺そうとしたが、シスターは他のジェダイを誘き寄せるために彼を利用するべきだと考え、ブラザーの浅はかさを批判した。
力と能力[]
- 「狩りには絶好の日ね」
- ―セヴンス・シスター[出典]
セヴンス・シスターはジェダイの生存者を狩り出すためフォースのダークサイドの訓練を受けた尋問官だった。彼女はダブル=ブレードの回転式ライトセーバーを使いこなし、テレキネシスやアクロバティックな動きで敵を圧倒した。彼女はフィフス・ブラザーよりも細身な体格だったが、アソーカ・タノとの戦いではブラザーよりも長く持ちこたえ、フォースの攻撃を受けた後も素早く体勢を立て直していた。
表記[]
セヴンス・シスターの名前はアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』では訳出されなかった。彼女の声を吹き替えた深見梨加の所属する事務所の公式サイトや『スター・ウォーズ:フォース・アリーナ』によると、セヴンス・シスターの公式な訳語はシスター・セブンである。[6]
登場作品[]
- スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 帝国の爪牙
- スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 潰えた遺産 (カバーイラスト)
- スター・ウォーズ:シスの暗黒卿 ベイダーの城
- スター・ウォーズ 反乱者たち/ロザルに立ちこめる暗雲 (遠回しに初言及)
- 反乱者たち – 2人の尋問官 (初登場)
- 反乱者たち – フォースの未来
- 反乱者たち – 引き継ぐもの
- 反乱者たち – 忍び寄る闇
- 反乱者たち – シスの秘密
参考資料[]
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- 週刊 スター・ウォーズ R2-D2:第27号 (ドロイド仕様書:帝国軍のスパイ/捜索ドロイド)
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録
- スター・ウォーズ ライトセーバー大図鑑
- The Seventh Sister - 公式データバンク