ゼクスト（Xexto）は惑星トロイケン出身の知覚種族である。彼らは細身の体格で、6本の手足を備えていた。ゼクストは手先が非常に器用で、その特性を生かし、極めて危険性が高いポッドレース競技に参加することもできた。ゼクストの間ではスリングショットの人気が非常に高く、たくさんの腕で巧みにこの武器を使用した。有名なポッドレーサー・パイロットのガスガノや、ロザルのキャピタル・シティで質屋を営んでいたファーピル・ワラウェイなどが知られる。
生態と特徴[]
ゼクストは森林の環境に適応した[8] エイリアンの知覚種族で[1]、体格は小柄、肌は青白く[2]、6本の手足に合計で24本の指が生えていた。[7] 首と手足は小さな丸い体から伸びており、一番下に位置する1組の肢を足として使用した。細長い首に支えられた頭部には、細い口と、比較的大きな[2] 赤や[5] 黒色の目があった。[2] 全てのゼクストに共通する特徴ではなかったが、ゼクストのポッドレーサー・パイロット、ガスガノは額の色が紫だった。[2] またゼクストの中には茶色の毛を生やした個体もいた。[4]
社会と文化[]
ゼクストの母星トロイケンではスリングショットの人気が高かった。複数の腕を持つゼクストは、この種の武器を巧みに扱うことができたのである。また、ゼクストは種族特有の器用さを活かして危険な競技であるポッドレースに参加することができた。
銀河系におけるゼクスト[]
ゼクストのレーサー、ガスガノ
共和国衰退期、ナブー侵略事件が発生した頃[2]、ガスガノという名のゼクストがポッドレーサー・パイロットとして活躍していた。彼はレース機＜オード・ペドロヴィア＞に乗り込み[1]、砂漠の惑星タトゥイーンで開催されたブーンタ・イヴ・クラシック・ポッドレースに出場した。彼はハットの犯罪王ガーデュラ・ベサディ・ジ・エルダーのためにレースに参加し、ガーデュラとジャバの大きな賭けの対象となった。しかしガスガノはアナキン・スカイウォーカーを破ることができず[2]、2着でゴールインした。[7] また、タトゥイーンの宇宙港都市モス・エスパにはゼクストが何人か住んでおり、そのうちの1人はポッドレース会場で食べ物の売り子を務めていた。[2]
帝国時代、ゼクストのファーピル・ワラウェイがアウター・リム・テリトリーの惑星ロザルで質屋を営んでいた。ワラウェイは質屋の経営者であると同時にスリ師でもあった。彼は「コミッショナー」と呼ばれる人物から仕事を請け負い、ロザルで開催される違法スポーツ「グラディエーター・ナイト」のチケットを売りさばいていた。違法スポーツを主宰するコミッショナーの正体は、ジェンクスという名の帝国軍中尉だった。賞金稼ぎボスクと孤児のエズラ・ブリッジャーによって違法行為を暴かれた際、ジェンクスはワラウェイを殺害した。[9]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス （初登場）
- スター・ウォーズ ジャーニー1/ファントム・メナス
- スター・ウォーズ ジャーニー ビギンズ
- エズラの賭け
- エイジ・オブ・レベリオン ハン・ソロ
- スター・ウォーズ：ドクター・アフラ 立場逆転
- アフターマス
- スター・ウォーズ：ポー・ダメロン レジェンド・ロスト
参考資料[]
- きみは、知っているか！？ スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- きみは、知っているか！？ スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- Star Wars THE GALACTIC EXPLORER’S GUIDE
- スター・ウォーズ・エンサイクロペディア：スター・ウォーズ銀河総合ガイド
Xexto - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3
Gasgano - 公式データバンク
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- ↑ 3.0 3.1 スター・ウォーズ：ドクター・アフラ 立場逆転
- ↑ 4.0 4.1 スター・ウォーズ：ポー・ダメロン レジェンド・ロスト
- ↑ 5.0 5.1 エズラ・ブリッジャーのレベル・ジャーナル
- ↑ Xexto - 公式データバンク
- ↑ 7.0 7.1 7.2 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ 8.0 8.1 スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- ↑ エズラの賭け