細 (→登場エピソード: clean up, replaced: ==登場作品== → ==登場エピソード==) |
編集の要約なし |
||
88行目: | 88行目: | ||
[[カテゴリ:女性]] |
[[カテゴリ:女性]] |
||
[[カテゴリ:フォース・ゴースト]] |
[[カテゴリ:フォース・ゴースト]] |
||
− | [[カテゴリ:ジェダイ]] |
||
[[カテゴリ:ダークサイドに転向したジェダイ]] |
[[カテゴリ:ダークサイドに転向したジェダイ]] |
||
[[カテゴリ:シス卿]] |
[[カテゴリ:シス卿]] |
2019年6月15日 (土) 14:21時点における版
ゾーザーン[1](XoXaan)はヒューマノイドの女性で、初代のシス卿となった12人のジェダイ離反者のひとりである。ダーク・ジェダイのブラック・レギオンズの侯爵として、ゾーザーンは時代に大きな変化をもたらした百年の闇の戦争に参加した。しかし彼女たちは戦いに負け、惑星コーボスで壊滅的な敗北を味わってジェダイ・オーダーから追放されることになった。ゾーザーンは大逆罪の罪で銀河共和国から罰せられ、他のダーク・ジェダイたちとともに共和国領を追われた。彼女たちは惑星コリバンを発見し、そこで原住種族シス族を見つけて彼らを奴隷にした。初代のシス卿となったゾーザーンとその仲間たちは、フォースのダークサイドの崇拝と実践に重点を置く宗教を創始した。
ほかのシス卿たちも似たような能力を備えてはいたが、ゾーザーンはダークサイドの治癒能力によって、仲間内で注目されていた。ゾーザーンの知識はホロクロンに記録され、彼女の遺体と共にコリバンの暗黒卿の谷へと埋められた。ゾーザーンの精神は、弟子としてふさわしいと思える誰かがやって来るまで、何千年間も待ち続けた。そんな中、追放されたジェダイ、アシャラド・ヘットが暗黒卿の谷を訪れる。ヘットはゾーザーンの精神とホロクロンからダークサイドの教義を学び、やがてゾーザーンの教えに基づいた新しいシス・オーダーを創設した。“ダース・クレイト”の名のもとシスの暗黒卿の称号を獲得したヘットは、ゾーザーン(おそらく彼女は、ヘットにとって最初のシス・マスターだった)に敬意を払い、惑星コルサントのシスのテンプル内に彼女の巨大な像を建てた。
経歴
追放
ゾーザーンはヒューマノイド種族の女性で、旧共和国時代のジェダイ・オーダーのメンバーだった。彼女は、ジェダイ・オーダー内部で行われていたフォースのダークサイドを追及することでフォースの理解をより深めようという運動に加わり、新しい哲学を受け入れようとしないオーダーに敵意を抱かれていた。考えが対立する派閥間の亀裂が深まっていき、やがて100年に渡って継続する戦争が始まった。ライトサイドの支持者たちは、ゾーザーンとその仲間たちに対して武器を取った。ダーク・ジェダイのブラック・レギオンズの女侯爵であるゾーザーンと、彼女たちの軍隊は、アウター・リム・テリトリーの惑星コーボスで繰り広げられた最後の戦いでジェダイ・オーダーに敗北した。彼女は、ダーク・ジェダイのバロン・レムラス・ドレイパやカーネス・ムールたちとともにコーボスの地上で戦ったが、ジェダイによって破られ、戦争に終止符が打たれることになった。ゾーザーンはドレイパやムール、ソーザス・シン、リーダーであるアジャンタ・ポール高位将軍たち11人の仲間とともに戦いを生き延びた。ジェダイ・オーダーは、敗北者を処刑するのではなく、過ちを考え直させるために、彼らを銀河共和国の領域からディープ・スペースへと追放することにした。
ゾーザーンとほかのダーク・ジェダイたちは、宇宙を旅し、6900 BBYごろにアウター・リムの惑星コリバンに到着した。彼女たちは原住種族のシス族と出会い、数週間かけて現地の文化を解読した後、シスの支配者として君臨するようになった。アジャンタ・ポールはシスの暗黒卿の称号を、ゾーザーンとほかの仲間はシス卿の称号を宣言して名乗り、シスが支配する帝国の創設に取り組み始めた。ゾーザーンはシスの技術を進歩させ、フォースのダークサイドを使った治癒能力の技術を発達させた。このことは仲間のシス卿の間でも良く知られていた。やがてゾーザーンは死んだが、その前に知識をシス・ホロクロンに記録していた。ゾーザーンはコリバンの暗黒卿の谷の霊廟の中に、彼女のホロクロンとともに埋葬された。肉体は滅びたものの、ゾーザーンの精神はホロクロンの中で健在だった。ゾーザーンは、フォースのライトサイドの教えの不完全さに不満を持つ誰かが、彼女のもとへとやって来るのを待ち続けた。4,000年以上が経過した後、かつてジェダイ・マスターだったバウンティ・ハンター、アシャラド・ヘットが彼女のもとにやって来た。
暗黒卿の訓練
アシャラド・ヘットはレスクという名の賞金首を追ってコリバンに到着し、ゾーザーンは彼の存在を感じ取った。レスクを殺したヘットは、ゾーザーンが霊廟の奥から彼を呼ぶのを感じた。ヘットは声に従い、ゾーザーンの霊廟の内部へと導かれ、彼女の埋葬室へと続く扉を発見した。フォースを使って扉を破壊したヘットは、ゾーザーンのホロクロンを見つけた。ホロクロンは、起動されると同時にゾーザーンの精神を解き放った。バウンティ・ハンター・ヘットの中に闇を感じたゾーザーンの精神は、彼に自分の名前を明し、ダークサイドの手解きをしてやると持ちかけた。ヘットはこの申し出を受け入れる。
ヘットのマスターとして、ゾーザーンの精神は彼を数年間教育し、彼に正統なシス卿の伝統を染み込ませ、ダークサイドの力を使ってその技術を強化させた。しかし実はヘットは、ダークサイドを完全に受け入れるつもりはなく、シス・アコライトのふりをしているだけだと自分自身に言い聞かせていた。ヘットは、ゾーザーンの教えを通してダークサイドを十分に学び、彼個人の目的(その目的には、ジェダイの粛清を実行した暗黒卿ダース・シディアス、そしてその弟子ダース・ヴェイダ―に対する復讐も含まれていた)を達成したいと願っていたのである。
その遺産
ゾーザーンのもとでの訓練を完了したアシャラド・ヘットは、ダース・シディアスを倒す任務に備えるため、霊廟を去った。しかヘットは、シディアスの銀河帝国がもはや存在せず、新共和国がそれに取って銀河系を統治していることを知った。落胆したヘットはノウン・スペースを離れ未知領域へ赴くが、そこで外銀河からやって来たユージャン・ヴォング種族の偵察兵に捕えられ、スレーヴ・シードを植え付けられて拷問を受けた。ゾーザーンの教えや、こうした経験によって、ヘットは“ダース・クレイト”として復活し、新しいワン・シス・オーダーを創設するに至った。惑星コルサントを征服した後、クレイトは新しいシスのテンプルの中にゾーザーンの大きな像を建てた。
137 ABY、クレイトの体に移植されていたユージャン・ヴォング移植物が、彼の肉体に悪影響を及ぼし始めた。クレイト自身、自分が死の淵にいると感じるようになっていた。クレイトの副官ダース・ウィーロック3世は、マスターを癒す方法を見つけるため、古代のシス伝説を調査した。彼は全ての秘密を手に入れようと、ゾーザーンのダークサイド治癒能力に関する膨大な知識も調査した。しかしウィーロックはゾーザーンの教えが満足のいくものではないと知り、他に答えを求めざるを得なくなる。
同時期、コリバンのゾーザーンの寺院は、ほかの建造物と同様、ワン・シスたちが居住が出来るように復旧されていた。彼女の寺院にはステイシス・チャンバーと研究所が置かれた。その医療施設はハド・アバドンの戦いにおける敗北の後、重傷を負ったシス卿たちの治療のために使われた。
個性と特徴
旧共和国時代の仲間たちと同様、ゾーザーンはジェダイの流儀が不完全だと考えたシス卿だった。彼女はジェダイの教えには欠陥があり、ダークサイドの教義にこそより大きな真実があると信じていた。また、彼女は銀河系の空虚を満たすために、シスによる統治が求められていると考えていた。コリバンでシス族と遭遇した際、ゾーザーンとダーク・ジェダイの仲間たちは、原住民の間で自分たちを神格化させようとした。また、彼女はシス族の習慣、たとえばホロクロンの創造(これはキング・アダスの時代に起源を遡る秘密だった)などを取り入れた。ゾーザーンは、彼女と同様にジェダイ・オーダーに幻滅し、ダークサイドの教義に真実を見出した人々を、シス・マスターとして訓練した。
力と能力
ゾーザーンは、彼女とその仲間がコリバンで隷属させた従順なシス族のような、自分よりも劣っていると見做した人々を征服するため、ダークサイドの力を使用した。ゾーザーンはシスの伝説を熟知しており、その知識を彼女自身のホロクロンの中に記録していた。ゾーザーンの知識にはダークサイドの治癒テクニックも含まれていたが、ダース・ウィーロックは、それらの知識はどれも皇帝クレイトの体のスレーヴ・シードを取り除く役には立たないことを知った。彼女はまた、着用者が自由に姿を変えることが出来るシスの遺物、ヨーク・オブ・シーミングを所有していた。
制作の舞台裏
このキャラクターはスター・ウォーズのコミック・ブック・シリーズ、『Star Wars: Legacy』に登場する。彼女の名前が初めて言及された作品は、ジョン・オストランダー作『Legacy 14: Claws of the Dragon, Part 1』である。彼女が登場する作品は、いずれも邦訳されていない。
登場エピソード
- Star Wars: The Old Republic (言及のみ)
- Star Wars: Lost Tribe of the Sith 2: Spiral, Part 2 (回想シーン)
- Star Wars: Legacy 14: Claws of the Dragon, Part 1 (初言及)
- Star Wars: Legacy 17: Claws of the Dragon, Part 4 (初登場) (ホロクロンでの登場) (回想シーン)
- Star Wars: Legacy 18: Claws of the Dragon, Part 5 (言及のみ)
- Star Wars: Legacy 30: Vector, Part 11 (回想シーン)
参考資料
- スター・ウォーズ 全史 (間接的に言及)
- スター・ウォーズ シスの書 DXエディション
脚注
- ↑ カタカナ表記は『スター・ウォーズ シスの書 DXエディション』に基づく。