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「こんなところじゃ長生きできないわよ、ポー! いいニュースはないの?」
ポー・ダメロンに対し、タリサン・リントラ[出典]

タリサン・“ターリー”・リントラ(Tallissan "Tallie" Lintra)はピピップ3出身の人間女性で、レジスタンスに仕えたスターファイターパイロットである。幼い頃、父親の農業機として使われていたRZ-1 Aウイング・インターセプターで操縦を学んだリントラは、レジスタンスでRZ-2タイプのAウイングに乗り込み、ファースト・オーダーとの紛争に参加した。リントラはレジスタンスの戦闘機部隊の中で最も優秀なパイロットのひとりであり、ポー・ダメロン中佐からもその操縦技術を認められていた。34 ABY中尉の階級に就いていたリントラは、Aウイングの部隊を指揮してカサンダー宙域の海賊討伐任務に参加した。彼女たちはシェー・ソアヒ海賊団の基地を破壊することに成功し、海賊がファースト・オーダーと繋がりを持っていた証拠を手に入れた。

スターキラー基地の戦いの後、レジスタンスはイリーニウム星系惑星ディカーにある拠点から撤退を開始した。リントラはブルー中隊隊長として撤退活動に監視し、レイア・オーガナ将軍からレジスタンス艦隊の護衛を命じられた。しかし彼女はダメロンの主導で行われたマンデイターIV級シージ・ドレッドノートフルミナトリックス>攻撃作戦に力を貸すために艦隊から離れ、コバルトおよびクリムゾン中隊レジスタンス・ボマーを敵艦までエスコートした。ボマー全機という犠牲を払って<フルミナトリックス>を破壊したあと、リントラはMC85スター・クルーザーラダス>に帰艦する。その後レジスタンス艦隊はハイパースペースへ飛び込んだが、ファースト・オーダーは追跡装置を駆使して攻撃を続行し、リントラたちは再出撃の準備を開始した。しかしカイロ・レンTIEサイレンサーから放たれたミサイルが<ラダス>のハンガーに直撃した際、リントラは爆発に巻き込まれて命を落とした。

経歴

生い立ち

人間女性、タリサン・リントラは12 ABYに誕生した。銀河帝国暗黒時代から長い年月が経過したこの頃、リントラはピピップ3農場で父親とともに生活し、父親が農業機として使っていたRZ-1 Aウイング・インターセプターを使って飛び方を学んだ。[2]

28 ABYプリンセスレイア・オーガナによってファースト・オーダーの活動を監視するための準軍事勢力“レジスタンス”が組織された。[7][8] リントラは34 ABY以前にレジスタンスに加わり、スターファイター隊中尉となった。彼女はレジスタンスで最も優秀なパイロットのひとりであり、ポー・ダメロン中佐ですら彼女の操縦技術を称賛していた。[2]

カサンダー宙域の戦い

NinkaDatabank

リントラのAウイング部隊の母艦<ニンカ>

34 ABY、レジスタンスはファースト・オーダーから武器の供給を受けた海賊団カサンダー宙域星系で略奪行為を開始したことを知った。カサンダー宙域がファースト・オーダーの手に落ちるのを阻止すべく、レジスタンスはタリサン・リントラ率いるAウイング・スターファイター中隊コバルトおよびクリムゾン中隊MG-100スターフォートレスSF-17をこの宙域に送り込んだ。レジスタンスはマムコダにある海賊支配下の宇宙港を破壊することを第一の目標に掲げ、リントラ率いるAウイング部隊はに対して攻撃を行うボマーの護衛を担当した。[9]

マムコダの任務の3後、リントラとレジスタンス軍カラクスルでの救援任務に着手した。ボマー部隊が救援物資を運んでいたとき、リントラはファースト・オーダー軍TIEファイターが迎撃位置についていることをボマーに警告した。ファースト・オーダーの艦船との戦闘は避けるよう命じられていたため任務はやむを得ず中止となり、彼女たちは母艦である[9] フリー・ヴァージリア級バンカーバスター[10]ニンカ>へ帰艦した。その後、彼らはシェー・ソアヒに海賊団の基地があることを知り、攻撃を行った。レジスタンスは基地を破壊して、海賊とファースト・オーダーの関係を示す確かな証拠を掴んだ。[9]

ディカー撤退

「ボマー、密集隊形を維持せよ。フィター、ボマーを護衛せよ」
―タリサン・リントラ[出典]
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オーガナがディカー撤退を命じた時、リントラもレジスタンス基地に居合わせた

スターキラー基地戦いに勝利した後、レジスタンス艦隊の艦船はイリーニウム星系惑星ディカーに駆けつけ、レジスタンス基地の人員と合流した。ファースト・オーダーの戦力が再集結していることが判明し、レイア・オーガナ将軍がディカーからの撤退開始を命じた際、リントラは他のパイロットとともにレジスタンス基地の司令センターに居合わせた。リントラはオーガナの発言に驚き、周りにいたスラリンダ・ジェイヴォスたちと議論を始めたが、ポー・ダメロンの意見を聞くために口をつぐんだ。ダメロンはT-70 Xウイング・スターファイターブラック・ワン>単機で敵艦隊の注意をひきつけて撤退の時間を稼ぐという作戦を提案し、オーガナはこれを承認した。リントラを含むAウイング部隊は、艦隊の主要防衛力に回されることになった。[11]

しかしダメロンは単なる時間稼ぎでは満足せず、ファースト・オーダーの[12] マンデイターIV級シージ・ドレッドノート[10] を破壊する計画まで立てていた。[12] レジスタンスはファースト・オーダー艦隊が出現する直前に、味方のインフェルノ分隊からこの大型ドレッドノート艦に関する情報を入手していたのである。[6] リントラも作戦の一環としてRZ-2 Aウイング・スターファイターに乗り込み[13]ブルー中隊隊長として、ドレッドノートに攻撃を仕掛けるボマー部隊のエスコートを任された。ファースト・オーダー艦隊がディカーの上空に出現すると、作戦通りダメロンがドレッドノート<フルミナトリックス>に単機で接近し、この大型軍艦の船体に設置された局所防衛砲台をすべて破壊した。[4]

TallissanLintraEvacuation

ディカー撤退戦に参加するリントラ

リントラはコバルトおよびクリムゾン中隊のレジスタンス・ボマーをエスコートしながらドレッドノートへの接近を開始し、ボマーには密集隊形の維持を、ファイターにはボマーの護衛を命じた。またリントラは敵機との交戦を勝手に始めないよう、ウングメイトストメローニ・スタークに念を押した。間もなくファースト・オーダーのTIEファイターがレジスタンスの戦闘機に襲いかかり、カイデン・スコルボジェイクリス・タブズらの機体が撃墜された。カイ・スレナリXウイングTIEの追撃を逃れるためやむをえず隊列を離れ、コバルト中隊の左舷が無防備になったとき、ターリーがその方向に向かうとスタークも彼女の意思に応え、ボマーに迫っていたTIEを撃退することに成功した。[13] 間もなく<フルミナトリックス>がレジスタンスの旗艦であるMC85スター・クルーザーラダス>を砲撃するために軌道機関砲の再充填を開始したため、ダメロンはボマー部隊に攻撃を急がせるよう、リントラに指示を出した。[4]

<フルミナトリックス>まで十分な距離に接近すると、リントラは爆撃手たちに攻撃を開始するよう命じた。しかし今まさに爆撃を行おうとしていた[4] ボマー<クリムゾン・スマイター[12] にTIEファイターのコックピットの残骸が激突し、起爆されたプロトン爆弾が周囲に飛び散ってボマーの大半が巻き添えになってしまった。最後の1機となったボマー<コバルト・ハンマー>は爆撃手のニックス・ジャードが既に戦していたが[13]、代わりに砲手ペイジ・ティコがプロトン爆弾の投下ボタンを押し、軌道機関砲が発射される直前に<フルミナトリックス>を破壊することに成功した。リントラと戦闘機部隊の生存者たちはすぐに<ラダス>へ引き返し、ハイパースペースへジャンプした。[4]

ファースト・オーダーの追撃

「ほぼひと艦隊ってことよね」
「うち二艦は、ディカーでわれわれを追っていた船だ。ありえない。誤表示だろう」
「あなたの言う誤表示から、TIEの中隊が発進したよ」
―タリサン・リントラとストメローニ・スターク[出典]
TallieDeath

爆発に巻き込まれる直前のリントラ

レジスタンス艦隊は辺境のオエチ星系でハイパースペースを脱した。[12] しかしファースト・オーダーはメガ級スター・ドレッドノートスプレマシー>に搭載されたハイパースペース追跡装置でジャンプ先を特定し、攻撃を続行した。[4] ファースト・オーダー艦隊が再出現した時、<ラダス>の戦闘機用メイン・ハンガーのすぐ外にある待機室で仮眠をとっていたリントラは、警報の音で目を覚ました。リントラとスタークはホロタンクに表示された情報を見て、敵艦隊がディカーからハイパースペースを超えて追跡してきたことを知った。リントラはブーツフライト・ベストを身に着けてハンガーへ急ぎ、コムリンクでダメロンを呼び出した。[13]

技術者たちが大急ぎで戦闘機の発進準備を進める中、リントラはハンガーで自分のAウイングに乗り込み、エンジンを始動させた。パイロットたちの点呼が始まった時、遅れてきたダメロンと彼のアストロメク・ドロイドBB-8がハンガーに駆け込み、Xウイング<ブラック・ワン>に乗り込もうとした。[13] この時、カイロ・レン操縦するファースト・オーダーのTIEサイレンサーが<ラダス>の船内に入り込み、スターファイター・ハンガーへ向かってミサイルを発射した。[4] Aウイングのセンサーが赤く光り、ミサイルに狙われていることを示す緊急警報を発したが、リントラはハンガーにいるのに警報が鳴るのは誤作動に違いないと思い込んだ。しかし彼女が警報装置を止める暇もなく、ミサイルがハンガーに着弾して格納庫がに包まれた。[13] リントラはその場にいた大勢の仲間たちと一緒に命を落とし、まだ戦闘機に乗り込んでいなかったダメロンとBB-8は九死に一生を得た。[4]

個性と特徴

「ダンスの練習は後にして――飛ばなきゃいけないんだから」
―ブーツを履くのにもたついているスタークに対し、タリサン・リントラ[出典]
Heroic XW2

Aウイングに乗ったターリー・リントラ

“ターリー”の愛称で知られるタリサン・リントラは白人種の人間女性で、は青く、はブロンドだった。リントラはレジスタンスのエース・パイロットであるポー・ダメロンに感銘を与えるほど優れた操縦技術を持ち、レジスタンスで最も優秀なパイロットのひとりだった。[2] 幼い頃、彼女は故郷であるピピップ3でRZ-1 Aウイングを飛ばし、操縦を学んだ。RZ-1で経験を積んでいたリントラは、新型であるRZ-2モデルのAウイングの操縦も靴紐を結ぶようなものだと考えていた。またリントラはレジスタンスの指導者たちからリーダーシップの才能も認められており、ブルー中隊の隊長を任されることになった。[14]

リントラは仲間のパイロットたちの安全を気にかけ、戦いで彼らを失うことを恐れていた。リントラは睡眠が浅く途切れがちで、守るべきパイロットの姿が計器には映らないのに、彼らの断末魔の悲鳴だけは聞こえるという悪に悩まされていた。一方で、彼女は戦闘中であってもユーモアを忘れず、特にウイングメイトのストメローニ・スタークとは頻繁にジョークを交わしていた。ディカーにおける戦闘のさなか、リントラはレジスタンスに襲いかかるファースト・オーダーのTIEファイターを見て、故郷のピピップ3でウェライを狩るダイア・ハウンドを連想した。[4]

装備

「オールクリア!爆撃隊の出番だ!」
「喜んで。さあ、行くよ!」
―ポー・ダメロンとタリサン・リントラ[出典]
Tallie Lintra's RZ-2 A-Wing

タリサン・リントラのAウイング

タリサン・リントラは標準的な緑色のレジスタンス・パイロット用ユニフォームを身に着け、フライト・ベストの上にフレイテック社製のライフ・サポート・ユニットやグイデンハウザー社製の射出用ハーネスを着用し、父親からの贈り物である合成シルク製のスカーフを首に巻いていた。リントラの赤と白のフライト・ヘルメットにはオーラベッシュのアルファベットで“DA”と書き込まれていたが、これはパイロットたちが好む悪趣味なジョークのオチ、“命取りのアプローチ”(Deadly Approach)の頭文字である。またヘルメットの前面右側には黄色いレジスタンスの紋章が、左側の側頭部にはヴィクトリー・デカールが刻印されていた。[2] リントラは青いマーキングが施されたRZ-2 Aウイング・インターセプターに搭乗した。[6]

制作の舞台裏

「ボマー、密集隊形を維持せよ。ファイター、ボマーを護衛し――空中戦には入らぬこと。スターク、『了解』と返事せよ」
「面白くないが、了解」
―小説版でのタリサン・リントラとストメローニ・スタークの会話[出典]
Hermione Corfield

ターリー・リントラを演じたハーマイオニー・コーフィールド

タリサン・“ターリー”・リントラは2017年12月15日に公開されたライアン・ジョンソン監督によるシークエル・トリロジー映画『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』に登場するキャラクターである。女優はイギリス人のハーマイオニー・コーフィールド。エンドロールでは“Aウイング・パイロット ターリー”(A-Wing Pilot Tallie)とクレジットされている。タリサン・リントラというフルネームは映画公開と同日に発売された設定資料集『スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ クロス・セクション』で明かされた。コーフィールドのキャスティングは2017年10月3日にジョンソン監督の Twitter アカウントで初めて明かされた。

映画公開に先立ち、タリサン・リントラはアクティビティ・ブック『Star Wars: A-Wing Deluxe Book and 3D Wood Model』で初めて言及され、ゲーム『Star Wars バトルフロント II』のダウンロード・コンテンツで初登場を果たした。『バトルフロント II』にはリントラのRZ-2 Aウイングがプレイヤー操作可能なヒーロービークルの1機として登場している。リントラのAウイングは映画公開日の2日前である2017年12月13日にゲームに追加された。

ゲーム『バトルフロント II』や設定資料集『スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー』ではリントラの愛称である Tallie がタリーと表記されている。

『最後のジェダイ』の小説版には、映画よりも多くリントラの台詞が収録されている。レジスタンスの戦闘機がファースト・オーダーのドレッドノートと戦うオープニングのシーンで、リントラたちは映画より遠くからドレッドノートに向かって飛行していき、その間にストメローニ・スタークとの会話が差し挟まれている。

登場エピソード

参考資料

Tallie Hasbro

ターリー・リントラ

脚注

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