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「新しい軍隊を不法侵害する邪魔者としてではなく、法の番人と考えていただきたい。平和で豊かな銀河を実現するという皇帝陛下のビジョンを支えるための軍隊なのだ。」
―ターキン・ドクトリンより抜粋[出典]

ターキン・ドクトリン(Tarkin Doctrine)は、銀河帝国の初代グランドモフウィルハフ・ターキンが唱えた教義に、メディアが名付けた名前である。

全文

引用元:  ターキンジェームズ・ルシーノ著、甲斐理恵子訳)

共和国が崩壊した最大の要因は、じつは戦争ではなく、激しい利己主義だった。われわれの祖先が生み出した政治手法に特有の、自己を豊かにしようとする強すぎる欲求は、長い年月を経るあいだにますます強くなり、最終的に国家を怠惰で腐敗したものにしてしまったのだ。コア・ワールドでは、終始一貫してアウター・リムでの資源開発に力を注いできた。一方アウター・リム星系は、密輸入や奴隷制度を黙認してきたことで弱体化したところもあれば、銀河元老院の野心あふれるメンバーとして地位とチャンスをつかもうとするところもある。

皇帝陛下が共和国末期を特徴づける腐敗をうまく扱い、銀河全域に及んだ破滅的な戦争のあいだも指導者でいられた理由は、地位や自己賛美に興味がなかったためだ。それどころか、銀河を統一し銀河の住民の幸福と繁栄を保証するべく、献身的につくされた。

現在われわれは、オーバーセクターの統治によって、数十年にわたり無私無欲の働きをしてくださった陛下の恩義に報いるというすばらしい機会を得ることができた。統治者として日々重責を担われている陛下から、少しでも重荷を取り除いてさし上げるのだ。

一千年のあいだで初めて、われわれの各宙域の統治者がコルサントとコア・ワールドを豊かにするためではなく、各宙域を形成する星系の生活の質を向上させるために働くことになるのだ。宇宙路の安全を守り、通信手段をオープンにし、つねにアクセス可能に保ち、税収入が正しく徴収されインフラ整備に正しく配分されているか確認する。元老院も同じように、自己の利益確保に没頭するのではなく、自らが存在する世界の向上に専念するメンバーで構成されることになるだろう。

この大胆にも見える未来のビジョンには、高潔にして完璧な能力の持ち主が指導者になることはもちろん、銀河の調和の維持必要な法律を遵守する軍隊も欠かせない。宇宙法の成立と重装備の軍隊の広範囲への配備は、銀河支配への第一歩に見えるかもしれないが、軍の活動は、この銀河を侵略し民を奴隷にして搾取する者や、政府への不満をあおる者からわれわれを守り、そのような行為にかかわる者を法に則って処罰するためだけに行われる。

新しい軍隊を不法侵害する邪魔者としてではなく、法の番人と考えていただきたい。平和で豊かな銀河を実現するという皇帝陛下のビジョンを支えるための軍隊なのだ。

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参考資料

脚注

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