ターフィッチ(Turfitch)は賞金稼ぎのジンゴ・ガブニットと行動を共にしていた人間男性である。帝国時代、砂漠の惑星カラジャムで住民の女性から略奪行為を働いていた時、ターフィッチとガブニットは賞金稼ぎのボバ・フェットと出くわした。この出会いは偶然に過ぎなかったが、ほどなくしてフェットは、ガブニットを狩る仕事を賞金稼ぎギルドから請け負った。フェットから逃げるためカラジャムの“死の平原”を旅することになったガブニットは、残された水を独占するため、ターフィッチを裏切って致命傷を負わせた。瀕死で砂漠に置き去りにされたターフィッチは、死ぬ直前にフェットに発見され、ガブニットの行き先を伝えて息絶えた。
経歴[]
フェットとの遭遇[]
人間男性のターフィッチは、帝国時代に賞金稼ぎジンゴ・ガブニットと行動を共にした。4 ABY以前、ターフィッチとガブニットはアウター・リムの砂漠の惑星カラジャムで、地元の女性から略奪行為を働いた。女が自分の名前を知っていたため、ガブニットは口封じのため彼女を殺そうとした。しかしその時、機械の騎獣にまたがった賞金稼ぎのボバ・フェットが現れた。ターフィッチはフェットが自分たちを罰するためやってきたと思い込んでパニックを起こしたが、フェットはそのまま走り去っていった。このちょっとした騒動の混乱に乗じ、女は砂漠へ逃げ去った。[1]
ターフィッチとガブニットは知らなかったが、ガブニットの首にも賞金が懸けられていた。ガブニットは反乱同盟の協力者として銀河帝国から指名手配されている上に、賞金稼ぎの掟を破り、ギルドの同業者を殺害するという悪行を犯していたのである。ターフィッチやガブニットと出くわした後、フェットは街にあるギルドの施設を訪れ、ガブニットを狩る任務を請け負った。[1]
ガブニットの裏切り[]
ターフィッチとガブニットは砂漠を旅しているときに砂嵐に巻き込まれ、スピーダーが砂を食って壊れてしまった。ガブニットが洞窟で待機するあいだ、ターフィッチはギアの潤滑油を手に入れるため街へ向かった。しかし、ガブニットの首に賞金が懸かっており、さらにボバ・フェットがその仕事を受けたという噂を街で耳にしたターフィッチは、差し迫った危険をいち早く伝えるため、ガブニットのもとへ手ぶらで戻った。一方、ガブニットはすでにカラジャムから出るための手はずを整えていた。彼はターフィッチがいない間にザン姉妹に連絡を取り、“死の平原”の向こうで落ち合ってスター・コミューターに乗せてもらう段取りをつけていたのである。[1]
ガブニットの話を聞いたターフィッチは、自分たちには死の平原を超えるのに十分な水が残っていないと指摘した。するとガブニットはターフィッチをブラスター・ピストルで撃ち、水筒を奪った。彼は瀕死のターフィッチを見捨て、砂漠を横断する旅に出た。それからしばらくしてボバ・フェットが砂漠に現れ、苦しげに横たわるターフィッチを発見した。フェットに頼んで水を分けてもらったターフィッチは、ガブニットを殺してくれるかと問いかけ、彼の向かった方向を伝えた。フェットが遠方にいるガブニットを狙撃すると、ターフィッチは満足げに笑いながら息を引き取った。この時の狙撃は致命傷とはならなかったが、間もなくフェットはガブニットを追い詰めて殺害し、100,000クレジットの賞金を獲得した。[1]
人物[]
ターフィッチは人間の男性で、目は灰色、髪は黒く、ひげを生やしていた。カラジャムの砂漠で初めてボバ・フェットと遭遇した時、ターフィッチはブラスターに手を伸ばしたガブニットとは対照的に、すぐさまスピーダーに乗って逃げようとした。フェットが走り去っていった後も、ターフィッチは彼がUターンして戻ってくるのではないかと恐れ、ガブニットから“臆病者”呼ばわりされた。[1]
装備[]
ターフィッチはカラジャムで茶色の衣類に身をまとい、フード付きのクロークを羽織っていた。また彼は背中にライフルを背負い、首から呼吸マスクを下げていた。ジンゴ・ガブニットは死の平原を渡るのに必要な水を独占するため、ターフィッチに致命傷を負わせて彼が持っていた水筒を奪った。[1]
制作の舞台裏[]
ターフィッチは2019年5月8日に発売された正史のコミック『エイジ・オブ・レベリオン ボバ・フェット』(グレッグ・パック作、マーク・ラミング画)で初登場を果たした。[1]
登場作品[]
- エイジ・オブ・レベリオン ボバ・フェット (初登場)