ダズ・クラノ（Daz Crano）はノートランの女性で、レジスタンスに仕えたスターファイター・パイロットである。クレイトの戦いの後、彼女は惑星キャッシークへ派遣され、ファースト・オーダーの封鎖線突破を試みる＜ミレニアム・ファルコン＞を補佐した。地上にたどり着いた後、クラノはボーモント・キンやナイン・ナンとともにチューバッカを援護し、ストームトルーパーに囚われていたウーキーの解放に貢献した。
経歴[]
ファースト・オーダー＝レジスタンス戦争の時代、ノートランのダズ・クラノはパイロットとしてレジスタンスに仕えた。クレイトの戦いの後、T-70 Xウイング・スターファイターに乗り込んだクラノは、ファースト・オーダーによって封鎖された惑星キャッシークへ派遣され、YT-1300軽貨物船＜ミレニアム・ファルコン＞による封鎖線突破を支援した。クラノの友人である歴史家のボーモント・キンはチューバッカやナイン・ナン、ポーグのターバスらと一緒に＜ファルコン＞に乗り込んだ。キンは仲間たちがファースト・オーダーの戦闘機と戦いを繰り広げるあいだキャッシークの歴史を解説したが、クラノは撃ち落されないことに集中するよう彼をたしなめた。一行はなんとか地表のジャングルにたどり着いたが、クラノの船は若干のダメージを負った。[1]
着陸後しばらくして、チューバッカは現地のウーキーと会話した後、怒りにかられて“ブラック・フォレスト”へ駈け込んでいったが、クラノとキンはシリウーク語の知識が充分でないため、事情を理解することができなかった。クラノとキンはやむを得ずブラスター・ピストルを構え、呼び止めに応じないチューバッカやターバスの後に続いてブラック・フォレストへ足を踏み入れた。[1]
しかし2人はファースト・オーダーを相手に孤軍奮闘するチューバッカを見失い、森の端でナイン・ナンたちと再合流した。キャッシークの上空は依然としてファースト・オーダー軍に封鎖されており、レジスタンスの援軍到着を期待することはできなかったが、キンはチューバッカなら自分で自分の面倒をみられるから心配ないとクラノをなだめた。その後、クラノは雌のポーグと一緒にXウイングに乗り込んで上空からチューバッカの捜索を行い、他のレジスタンス兵士は現地のウーキーと一緒に地上で捜索を行った。チューバッカは森の中からクラノの戦闘機を見かけ、気づいてもらおうと合図を送ったが、そのせいで付近にいたストームトルーパーに見つかってしまった。[2]
クラノは上空からチューバッカを目視することができなかったが、一緒にコックピットに乗り込んだポーグが何かに気づき、騒ぎ始めた。クラノは懐疑的なキンの意見をよそにポーグを信じて引き返し、セクター5を再捜索することにした。結局キンと地上兵たちもクラノに倣って引き返し、チューバッカやウーキーの囚人がストームトルーパーと戦っている現場に駆け付けることができた。戦いが終わった後、クラノがXウイングを着陸させると、雌のポーグはコックピットから降りてターバスとの再会を喜んだ。キンはチューバッカがたった一人で成し遂げた活躍が信じられないと語ったが、クラノはチューバッカは一人ではなく仲間がいたと訂正し、キャッシークの他の場所や、ほかのあらゆる惑星をファースト・オーダーから救うためには仲間との協力が不可欠だと告げた。[3]
人物[]
ダズ・クラノはノートラン種族の女性で、目は黒く肌は緑色だった。彼女の頭から生える触手は、部分的に少しだけ濃い緑色をしていた。[1] 彼女はレジスタンスの理念を固く信じており、それぞれがどの星の出身で、どのような経緯で今ここにいるかに関わらず、ファースト・オーダーに立ち向かうためには一致団結する必要があると考えていた。[3] 彼女はユーモアのセンスがあったが、深刻な状況でジョークを言うことには否定的だった。[2]
装備[]
ダズ・クラノは赤いフライト・スーツと白いベストを着用し、戦闘機を操縦する際にはバイザー型のフライト・ヘルメットと黒いグローブを装着した。また彼女はブラスター・ピストルや[1] エレクトロバイノキュラーを携帯していた。[2] 彼女はキャッシークにおける戦闘で青いマーキングのT-70 Xウイング・スターファイターを操縦した。[1]
制作の舞台裏[]
ダズ・クラノは2019年10月30日に IDWパブリッシングから発売された「スター・ウォーズ アドベンチャーズ 27」収録のコミック『キャッシークの亡霊 パート1』（ジョン・バーバー作、デレク・チャーム画）で初登場を果たした。[1]
登場作品[]
キャッシークの亡霊 パート1—アドベンチャーズ（2017） 27 （初登場）- キャッシークの亡霊 パート2—アドベンチャーズ（2017） 28
- キャッシークの亡霊 パート3—アドベンチャーズ（2017） 29
