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「あれだな。古いダリアスG級貨物船」
ポー・ダメロン[出典]

ダリアスG級貨物船(Darius G-class freighter)はダリアス社が製造した貨物船の船種。広々とした船倉を備えた長大な宇宙船で、銀河系各地で広く使用されていた。冷戦の時代には、ファースト・オーダーが民間の輸送船にしか見えないダリアスG級貨物船を利用して燃料鉱業機材の運搬を行っていた。

特徴[]

「発進準備を」
ストームトルーパー[出典]
Ramp

ダリアスG級貨物船の貨物積み込み口

ダリアス社によって製造された[1] ダリアスG級貨物船は長大な船体に大量の貨物コンテナ[2] 燃料タンクを取り付けて運搬することができた。[3] ダリアスG級貨物船は広々とした船倉を備えており、積み込み口は船首に配置されていた。[1] ダリアスGは船首を港にドッキングさせることで、天井が高い貨物室に積み荷を直接運び込むことができた。またこの宇宙船は船尾に2基の円筒形の大型エンジンと、そのあいだに配置された2基の小型エンジン、そして4枚の翼を備えた。[6] 船内の通路は入り組んでおり、ブラスト・ドアで仕切られていた。[2] この貨物船は18機の1人乗り脱出ポッドを積載することができ、緊急時には船体下面から脱出することが可能だった。[1]

歴史[]

「ファースト・オーダーには見えないな。普通の燃料タンカーみたいだ」
―カズーダ・ジオノ[出典]

ダリアスG級貨物船は銀河系各地で一般的に使用されていた。[1] 34 ABYファースト・オーダーエルリック・ヴォンレグ少佐はダリアスGの輸送船TY-700を使って惑星キャスティロン補給ステーションコロッサス>に燃料を運搬し、キャプテンイマニュエル・ドーザとの交渉に臨んだ。[3] またある時、1隻のダリアスGが<コロッサス>に燃料を運び込もうとした際に海賊の襲撃を受けた。ダリアスGは制御を失った状態で<コロッサス>へ直進したが、エース中隊パイロットたちが機体を貨物船にドッキングさせ、進行方向とは逆向きにエンジンを噴射した。ダリアスGは速度が相殺されたおかげで無事に<コロッサス>に着艦することができ、大惨事は回避された。[5]

同年、クレイガン・ゴールウォーバード・ギャングに属す海賊たちがキャスティロン星系セクター6に位置する小惑星帯で1隻のダリアスGを襲撃した。しかしこの船が運んでいたのはコワキアン・モンキー=リザードの群れと、1匹の獰猛なコワキアン・エイプ=リザードだった。海賊はコワキアン・エイプの攻撃でほぼ全滅し、シナーラ・サンだけが生き残った。その後、遭難信号をキャッチしたレジスタンスポー・ダメロン中佐カズーダ・ジオノが貨物船の調査に訪れた。2人はなんとかコワキアン・エイプの攻撃をしのぎ、シナーラを救出して貨物船から脱出した。[2]

Escape

ダリアスGの脱出ポッド

同年、ファースト・オーダーの手先であるテロジ・キーは、<コロッサス>で手に入れた採鉱機材のフェーズ・コネクターをダリアスGで運び出そうとした。テロジはマイニング・ギルドのメンバーを自称しており、彼が利用したダリアスGにもギルドの紋章が描かれていた。カズーダ・ジオノは購買局から盗まれたフェーズ・コネクターを取り戻すため、<コロッサス>に着艦していたダリアスGに忍び込んだ。間もなく貨物船は離陸したが、ジオノと一緒に乗り込んだキャスティロン・ゴーグバイティが船倉の電気系統を故障させ、貨物船をキャスティロンの海に落下させた。ジオノとバイティ、テロジはそれぞれ脱出ポッドに乗り込んで難を逃れたが、テロジはフェーズ・コネクター獲得に失敗したことをコマンダーパイアに報告する羽目になった。[6]

35 ABYファイナル・オーダーの脅威が明るみに出た際、レジスタンスに賛同する複数のダリアスG級貨物船がランド・カルリジアン将軍の呼びかけに応え、未知領域の惑星エクセゴルに駆け付けた。彼らは大艦隊の一員となってレジスタンスに加勢し、エクセゴルの戦いシス・エターナルに立ち向かった。[7]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]