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「だが、ジェダイに最も恐ろしい一撃を加えたのは、味方の新兵だった。満足な訓練を受けていないトムキャットという名の若者である。彼はキール・チャーニーをチャーニー自身のライトセーバーで殺し、シスに寝返った」
ヴォレン・ナル[出典]

ダロヴィット(Darovit)は、トムキャット(Tomcat)というニックネームで知られた人間男性で、新シス戦争の最後の戦闘に参加したジェダイ訓練生である。ダロヴィットは惑星ソモヴ・リットの出身で、いとこのハーディンザナーとともに、若くしてジェダイ・オーダーアーミー・オブ・ライトに加わった。しかし、ルーサンの戦場で苛酷な現実を目の当たりにしたダロヴィットは、ジェダイに失望し、シスブラザーフッド・オブ・ダークネスに寝返った。彼はシス卿ギサニー弟子になったが、第七次ルーサンの戦いでハーディンの死を目撃した後、戦いから身を引いて隠遁者としての生活を送るようになった。

新シス戦争が終結した後、ダロヴィットはいとこのザナーと再会した。彼女は、ルーサンの戦いを生き延びた唯一のシス卿ダース・ベインの弟子になっていた。ダロヴィットは、シス卿がルーサンで全滅していなかったことをジェダイ・オーダーに報告しようとしたが、ザナーはそんな彼を利用し、フォースで操った。ギサニーに操られて正気を失ったダロヴィットは、ライトセーバーを使ってジェダイに襲い掛かり、返り討ちに遭って命を落とした。ジェダイは、ダロヴィットがシス卿の生存者だったのだと勘違いし、調査を打ち切った。ダロヴィットを犠牲にすることで、ベインとザナーはジェダイから姿を隠しおおせたのである。

経歴

生い立ち

共和国の暗黒時代人間男性であるダロヴィットは、ミッド・リム惑星ソモヴ・リットに生まれた。彼はいとこのザナーハーディンとともに、保護者のルートに面倒を見られながら育った。ソモヴ・リットでは、本名ではなくニックネームで呼び合う習慣があり、ダロヴィットも“トムキャット”という通称で知られていた。1000 BBYトア・スナピットという名のジェダイスカウトがソモヴ・リットを訪れ、新シス戦争で戦う新兵を募集した。フォース感応能力を備えていたダロヴィットといとこたちは、ルートの許しを得て、故郷を離れることになった。

ルーサンの戦い

Tomcat goes dark

フォースのダークサイドに転向したダロヴィット

ソモヴ・リットの少年たちは、惑星ルーサンへ連れて行かれた。この星では、ホス率いるジェダイのアーミー・オブ・ライトが、シス軍のブラザーフッド・オブ・ダークネス長い戦いを繰り広げていた。ルーサンに到着した直後、スナピットの宇宙船はシスの戦闘機に襲撃され、森林に不時着した。スナピットは、子どもたちを安全な場所に移動させるため、自らの命を犠牲にした(ダロヴィットは、死にかけているスナピットからライトセーバーを回収する)。当初、ダロヴィットはジェダイを崇拝していたが、アーミー・オブ・ライトの実態や戦争の現実は、彼の予想と余りにかけ離れていた。ジェダイに失望したダロヴィットは、キール・チャーニー将軍を殺害し、ブラザーフッドへ寝返った。彼はシスの暗黒卿ギサニー弟子になる。

第七次ルーサンの戦いのさなか、ダロヴィットはいとこのハーディンと再会した。ハーディンを倒したギサニーは、弟子にとどめを刺させようとした。しかし、ダロヴィットはダークサイドに徹していとこを殺めることが出来なかった。その次の瞬間、シスの暗黒卿スケア・カーンが発動させたソート・ボムによって、ハーディンとギサニーを含むほとんどの戦闘員の命が奪われた。ダロヴィットは数少ない生き残りのひとりだったが、ソート・ボムには手も足も出なかった。実は、ダロヴィットのフォース感応能力はとても弱いものだったのである(ソモヴ・リットの子どもたちの中で、本当にフォースが強かったのはザナーだった。ダロヴィットのフォース能力は、全てザナーとのフォースの絆に依存していたのだった)。

ソート・ボムの爆発の後、犠牲者の霊魂がフォース・ネクサスに閉じ込められた。その場所へ赴いたダロヴィットは、離ればなれになっていたザナーと再会する。しかし彼女は、シス軍の唯一の生き残りであるダース・ベインの弟子になっていた。ベインが自分を殺そうとしていると判断したダロヴィットは、ライトセーバーを起動して抵抗しようとした。するとザナーは、ダークサイドの力を使い、ライトセーバーを持つダロヴィットの腕を爆発させた。彼女は、ダロヴィットがベインに殺されないようにするため、彼に最後の情けをかけたのだった。

隠遁生活

Darovit and Bouncers

ダロヴィットとバウンサー

ダロヴィットはその後もルーサンに留まり、原住民のバウンサーと親しくなった。ダロヴィットはバウンサーから教わったハーブの知識を使って人間の住民たちを治療し、人びとから“ヒーリング・ハーミット”(隠者の治療師)と呼ばれるようになった。996 BBY、数年間の放浪生活の末、ダロヴィットは北の森に簡素な小屋を建てた。990 BBY、ジェダイのジョアン・オソーンが、ジェダイの記念碑を建設するため惑星ルーサンを訪れた。この計画に怒ったダロヴィットは、執拗に建設を妨害し、最終的にオソーンによって捕えられた。オソーンは、ダロヴィットがシス卿の生き残り(ベインとザナー)の存在を確認した唯一の証人であることを知り、コルサントでその事実を証言するよう促した。

しかし、シスの存在を証言する前に、ダロヴィットはザナーと再会することになった。彼女はジェダイに変装し、コルサントのジェダイ・アーカイブに潜入していたのである。正体が発覚することを恐れたザナーは、ダロヴィットを<ロランダ>に乗せ、惑星タイソンにあるベリア・ダーズの城塞へ連れ去った。クローゼットの中にダロヴィットを隠した後、ザナーとベインは、ジェダイの追跡者とライトセーバーの決闘を繰り広げた。戦いが終わった後、ザナーはダロヴィットに命じ、ベリア・ダーズのホロクロンやライトセーバーを<ロランダ>に運んでこさせた。

その死

ダロヴィットは、惑星アンブリアへ向かうザナーに同伴した。彼女は、この惑星に住むケイレブという名の医師に、負傷したダース・ベインを治療させるつもりだった。しかしケイレブは、ベインの存在をジェダイ・オーダーに報告しない限り、治療を始めるつもりはないと断言した。シスの暗黒卿が逮捕されれば、ザナーもダークサイドから足を洗うだろうと考えたダロヴィットは、ケイレブの条件を飲むべきだと提案した。ザナーはダロヴィットの意図に感づいていたが、師匠を救う方法はこれしかないと説得され、同意に至った。

ベインの治療が終わった後、ザナーはケイレブを殺害し、フォースの能力を使ってダロヴィットを発狂させた。ケイレブから通報を受けたジェダイがアンブリアに到着した際、ザナーとベインは、ケイレブの小屋にある隠し扉に姿を隠していた。一方、幻術によって正気を失っていたダロヴィットは、ヴァレンサイン・ファーファラのライトセーバーを使ってジェダイを攻撃し、返り討ちに遭った。ジェダイたちは、たった今倒した男こそ、ケイレブが報告したシス卿だったのだろうと勘違いし、それ以上調査することなく、コルサントへ帰って行った。ダロヴィットが身代わりとなって死んだことで、シスの暗黒卿がまだ生き延びているという秘密が守られたのである。

制作の舞台裏

スター・ウォーズ 全史』や『スター・ウォーズ シスの書 DXエディション』では、ダロヴィットがザナーの「兄」として紹介されている。

登場エピソード

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはダロヴィットに関する6枚の画像があります。
  • Star Wars: Jedi vs. Sith (初登場)
  • Darth Bane: Path of Destruction (言及のみ)
  • Darth Bane: Rule of Two
  • Darth Bane: Dynasty of Evil

参考資料

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