ダース・クリスト=オヴ(Darth Krist-Ov)は女優リシャ・シナタがプロデュースする悲劇的な演目に登場するシス卿のキャラクター。銀河共和国と独立星系連合がクローン戦争を繰り広げた時代に、シリアス星系でこの演劇が行われた際、ヒューマノイド種族の俳優がクリスト=オヴを演じた。劇中、クリスト=オヴは破局した恋人のジェダイと再会する。ジェダイはフォースのダークサイドに堕ちてしまったクリスト=オヴに、運命を突きつけようとする。シスはライトセーバーの対決で優位に立ち、今度は自分が彼女の心をバラバラにする番だと告げる。しかしジェダイはそのすきをついてクリスト=オヴを倒し、横たわった元恋人を抱きかかえながら悲嘆にくれ、終演となる。
経歴[]
共和国時代の末期、伝説的なフレンクの女優リシャ・シナタがプロデュースした演劇に、ダース・クリスト=オヴというシス卿のキャラクターが登場した。この劇は赤と黒のシス様式の舞台の上で行われ、クリスト=オヴは元恋人であるジェダイと対決する。ジェダイは青いライトセーバーを起動してクリスト=オヴのもとに現れ、彼に運命を突きつけようと迫る。クリスト=オヴも自身の赤いライトセーバーを抜いて彼女と刃を交えつつ、同じ運命を歩んでいたはずの自分たちがなぜこんなことになってしまったのかと嘆く。ジェダイはクリスト=オヴが影に落ちてしまったせいだと主張するが、クリスト=オヴは敵の手からライトセーバーを薙ぎ払い、自分の心を1,000もの欠片に打ち砕いたのは彼女だと批判する。クリスト=オヴはライトセーバーをジェダイに突きつけ、次は彼女の心が奪われる番だと語り、別れを告げる。しかしジェダイは「フォースは我と共にあり」と語ってライトセーバーを手元に引き寄せ、悲しみに目を伏せながらクリスト=オヴを切り裂く。その後、彼女は元恋人の遺体を抱きかかえ、なぜ自分にこんなことをさせるのかと嘆き悲しむ。[1]
銀河共和国と独立星系連合がクローン戦争を繰り広げた時代、リシャ・シナタは銀河系で起きた事件をもとにした(ただし歴史的な正確性は無視した)演劇を制作し、自身の宇宙船の中にある劇場で上演した。[1] 21 BBYに発生した[2] 元老院人質事件の後、シリアス星系の惑星カーマスの軌道で公演が行われた際、シナタはダース・クリスト=オヴの恋人であるジェダイを自ら演じた。この劇には共和国の元老院議員たちが観客として招待されており、パドメ・アミダラ議員もジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーとともに出席する予定だった。ダース・クリスト=オヴが登場する演目はほぼ満席で上演されたが、パドメとアナキンは遅刻してしまい、見逃してしまった。[1]
人物[]
リシャ・シナタの船で行われた演劇において、ダース・クリスト=オヴはヒューマノイド種族の男性の俳優によって演じられた。俳優は茶髪で、顔を化粧で白塗りにし、頬と顎に赤いタトゥーを入れていた。劇中、クリスト=オヴは元恋人とともに運命を歩むことを望み、破局した際に心を打ち砕かれ、フォースのダークサイドへ転向する。のちに元恋人と対峙した際、クリスト=オヴは逆に彼女の心を奪おうとする。クリスト=オヴはとどめを刺す前に元恋人に別れを告げたが、そのすきを突かれて反撃され、命を落とすことになった。[1]
装備[]
シナタの劇中、クリスト=オヴは黒いローブに身を包み、フードで顔を隠し、赤いライトセーバーを使用した。[1]
制作の舞台裏[]
ダース・クリスト=オヴが登場する演劇は『スター・ウォーズ アドベンチャーズ』シリーズのコミック『幕間 パート1』(エルザ・シャレティエ&ピエリック・コリネ作)で初めて描写された。本作は2018年7月25日発売の『アドベンチャーズ 12』に収録されている。[1]
登場作品[]
- 幕間 パート1—アドベンチャーズ(2017) 12 (初言及)