- 「たかが1機のファイターに何を手間取っている!」
- ―コマンダー・ジュン・サトー[出典]
ダース・ヴェイダーのTIEアドバンスト(Darth Vader's TIE Advanced)は帝国時代にシスの暗黒卿ダース・ヴェイダーが使用したTIEアドバンストx1スターファイターである。TIEアドバンストx1ラインの初期プロトタイプの改造型で、ロザル包囲戦やヤヴィンの戦いに参加した。
特徴[]
シス卿ダース・ヴェイダーのTIEアドバンストx1はサイナー・フリート・システムズ社が製造したTIEシリーズ・アドバンスト・シリーズの初期プロトタイプを改造したスターファイターだった。銀河帝国の時代、シスの暗黒卿はこのスターファイターに乗って初期反乱運動や銀河内戦の戦いに参加した。
TIE/ln制宙スターファイターやその他のTIE戦闘機とは異なり、TIEアドバンストx1は偏向シールド発生装置や生命維持装置、ハイパードライブを搭載していた。武器は2門の固定式レーザー砲で、クラスター・ミサイルを発射することもできた。戦闘機の内装はヴェイダーの要求を満たすスペックにカスタマイズされ、ヴェイダーの装甲服の独自の機能にマッチするものとなっていた。
歴史[]
フェニックス艦隊との戦い[]
ヤヴィンの戦いの4年前、ダース・ヴェイダーはロザル包囲戦でTIEアドバンストに乗り込んだ。彼はアウター・リム・テリトリーの惑星ロザルから逃げ出した反乱者たちのセンチネル級着陸船に追跡装置を仕掛け、反乱軍フェニックス艦隊の合流地点を特定した。ヴェイダーはたった1機で艦隊に攻撃を仕掛け、コマンダー・ジュン・サトーはフェニックス中隊のAウイング・インターセプターを出撃させて応戦した。ヴェイダーのTIEは複数のAウイングを撃墜し、反乱者のVCX-100軽貨物船<ゴースト>の攻撃をかわしながらペルタ級フリゲートの司令船<フェニックス・ホーム>に致命的なダメージを与えた。ヴェイダーはかつてジェダイだった頃の弟子、アソーカ・タノが<ゴースト>に乗り込んでいることに気付いたが、あと一歩のところで逃げられてしまった。
ヤヴィンの戦い[]
ヤヴィンの戦いで、ヴェイダーはデス・スター・バトル・ステーションを共和国再建のための同盟のスターファイター中隊から防衛するためTIEアドバンストに乗り込み、ブラック中隊を率いて出撃した。デス・スターのターボレーザー砲だけでは、小型戦闘機の直接攻撃には対処しきれなかったのである。ヴェイダーは多くの反乱軍パイロットを撃墜し、超兵器の弱点である排熱孔を目指して子午線トレンチを飛行していたレッド中隊のガーヴェン・ドレイス隊長を倒した。その後、ヴェイダーと僚機はルーク・スカイウォーカー、ウェッジ・アンティリーズ、ビッグズ・ダークライターらのXウイングを追撃し、ダークライター機を撃墜、アンティリーズ機を戦線離脱に追い込んだ。しかしヴェイダーのTIEが最後のXウイングを照準に捉えた直後、反乱軍の救援に駆け付けたハン・ソロ船長のYT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>が攻撃を阻んだ。ヴェイダーのTIEは制御を失ってトレンチから離れ、スカイウォーカーはその隙にステーションの弱点に向けてプロトン魚雷を放った。デス・スターは中央反応炉の爆発で粉々になり、ヤヴィンの戦いは帝国の敗北に終わった。
登場作品[]
- Star Wars バトルフロント II
- No Good Deed... (言及のみ)
- ロスト・スターズ
- スター・ウォーズ 反乱者たち:レコン・ミッションズ
- スター・ウォーズ 反乱者たち/ロザルに立ちこめる暗雲
- 反乱者たち – シスの秘密
- スター・ウォーズ:ベイダー ダーク・ヴィジョンズ
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場)
- スター・ウォーズ アニュアル 4
- スター・ウォーズ:ダース・ベイダー
- スター・ウォーズ:ダース・ベイダー 偽りの忠誠
- ダース・ベイダー アニュアル 1
- スター・ウォーズ:ベイダー・ダウン
- スター・ウォーズ:ダース・ベイダー 断たれた絆
- スター・ウォーズ:ハービンジャー最後の飛行
- スター・ウォーズ:星々のあいだ
- スター・ウォーズ:希望は死せり
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第17号 (スターシップ・ファクトファイル:タイ・アドバンストx1プロトタイプ)
- スター・ウォーズ ビークルのすべて
- Darth Vader's TIE Fighter - 公式データバンク