ティシュラ・カンディア（Tishra Kandia）は人間の女性で、ファースト・オーダーの軍隊に仕えた情報士官である。彼女はファースト・オーダーが入手した証拠や、レジスタンスの行動に関する目撃情報などの分析を専門としていた。レジスタンスとの戦争が終結に迫っていた35 ABY当時、カンディアはエンリク・プライド忠誠将軍の旗艦にして、ファースト・オーダー最高評議会の拠点であるリサージェント級スター・デストロイヤー＜ステッドファスト＞に配属されていた。
この年、カンディアは最高指導者カイロ・レンがジェダイのレイから手に入れたネックレスの出処を突き止めるよう命じられた。カイロはレイとフォースを通じて接触した際、互いを隔てる物理的な距離を無視して、レイが首にかけていた首飾りを奪い取ったのである。カンディアはこのネックレスがミディアン星系の惑星パサーナの禁じられた谷の物であることを突き止め、最高指導者に報告を行った。カンディアの分析通り、レイとその仲間たちはパサーナにいたが、カイロとファースト・オーダー軍はこの若きジェダイを取り逃がしてしまった。
経歴[]
情報士官[]
ファースト・オーダーとレジスタンスが戦争を繰り広げた時代、人間女性の[1] ティシュラ・カンディアは情報士官としてファースト・オーダー軍に仕えていた。[2] 彼女は優秀な情報士官であり[3]、証拠や報告の分析を専門にしていた。[2] 戦争の終結が迫っていた[1] 35 ABY当時[4]、カンディア将校は[1] エンリク・プライド忠誠将軍の旗艦にして、ファースト・オーダー最高評議会の拠点でもある[2] リサージェント級スター・デストロイヤー＜ステッドファスト＞に配属されていた。この年、ファースト・オーダーの最高指導者カイロ・レンは銀河皇帝シーヴ・パルパティーンの命令で、ジェダイのレイの行方を追った。[1] 彼は情報士官であるカンディアに、レイの居場所に関する手がかりは何でも見つけるよう命じていた。[2]
レイのネックレス[]
- 「おれの船を準備し、現地のトルーパーに警戒態勢を取らせろ。一個師団を送れ」
- ―カンディアの報告を受け、カイロ・レン[出典]
最高指導者に報告を行うカンディア
やがてカイロ・レンはフォースの絆を通して離れた場所にいるレイと接触し、彼女が首にかけていたネックレスを奪い取ることに成功した。[1] この殻のネックレスは[2]、レイが惑星パサーナの禁じられた谷で、先祖の祭りに参加していたアキ＝アキのナンビ・ギマから受け取ったものだった。カンディアはこの首飾りを分析して、レイの居場所を突き止める仕事を任された。分析が終わった後、カンディアは＜ステッドファスト＞の通路を歩いていたカイロとプライドを呼び止め、このネックレスはミディアン星系の惑星パサーナの、禁じられた谷の物であることを報告した。[1]
カンディアの報告を聞いたカイロは、自分の船を準備するようカンディアに命じ、パサーナのファースト・オーダー軍に警戒態勢をとらせ、一個師団を派遣するようプライドに指示した。カンディアは命令を受けるとすぐに振り返って去っていき、カイロは別方向の通路を通って[1] TIEウィスパーの格納庫へ向かった。[3] カンディアの分析は正しく、レイはレジスタンスの仲間たちとともにパサーナにいた。しかしレン騎士団とファースト・オーダー軍がレイの仲間のチューバッカを捕まえはしたものの、カイロはTIEウィスパーをレイに破壊され、彼女をパサーナから逃してしまった。[1]
人物[]
ティシュラ・カンディアは白色人種の人間女性で、髪の毛と[1] 目は茶色だった。[2] 彼女はファースト・オーダーの情報士官であり、入手した情報や、レジスタンスの目撃談といった報告の分析を受け持っていた。[2] 優秀な情報士官である彼女は、ファースト・オーダーの資産を費やしてレイの居場所を突き止めよというカイロ・レンの命令にためらうことなく従い[3]、居場所の手がかりになるものなら何でも見つけろという指示に真剣に取り組んでいた。[2]
装備[]
カンディアは灰色のファースト・オーダー軍の軍服とキャップを身に着けていた。また彼女が左胸のスリットに差していた2本のコード・シリンダーは、＜ステッドファスト＞の分析ラボにアクセスすることができた。[2]
制作の舞台裏[]
ティシュラ・カンディアは2019年公開のシークエル・トリロジー最終作『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』で初登場を果たした。女優はアマンダ・ヘイルで、役名はカンディア将校（Officer Kandia）としてエンドロールにクレジットされている。[1] キャラクターのフルネームは映画の設定資料集『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー＆クロスセクション』（パブロ・ヒダルゴ著）で判明した。[2] 2020年に発売された、ミッシェル・コーギーによる『スカイウォーカーの夜明け』のジュニアノベル版では、カイロ・レンが最高評議会のテーブルにレジスタンスの協力者ブーリオの首を置く場面に、カンディアも同席している。[5] しかし映画ではこのシーンにカンディアの姿はないため、本サイトではジュニアノベル版の情報は誤りとして扱う。[1] また『ビジュアル・ディクショナリー』の翻訳版ではファーストネームがティシュラと表記されているが[2]、小説版ではティスラとなっている。[3]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け （初登場）
- スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 小説版 （表記はティスラ・カンディア）
- スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ジュニアノベル版
参考資料[]
- スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー＆クロスセクション （表記はティシュラ・カンディア）
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー＆クロスセクション
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 小説版
- ↑ 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ビジュアル・ディクショナリー＆クロスセクション』によれば映画『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』の時系列はホズニアン事変の1年後である。『スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス』によればホズニアン事変は34 ABYであるため、ティシュラ・カンディアが登場した『スカイウォーカーの夜明け』の時系列は35 ABYとなる。
- ↑ スター・ウォーズ フォースの覚醒 ジュニアノベル版