- 「ああ、ティバナ・ガス鉱だ。ランドが誰かから巻き上げた」
- ―ハン・ソロ[出典]
ティバナ(Tibanna)はガス巨星ベスピンで採取された貴重な気体である。ブラスターの導電材および出力増強剤、ハイパードライブやリパルサーリフト機器の冷却材として重宝された。ティバナはベスピンの大気圏高層では高圧で存在するため極めて不安定な物質だったが、加工処理すれば、超強力なカーボナイトで凍結して安全に運搬することができた。また、ミッド・リムの惑星クリルドアもティバナ・ガスの産地として知られた。
特徴[]
ティバナはガス巨星のベスピンで採取された希少な気体である。[1] ティバナはベスピンの大気圏下層に生息する超巨大クリーチャー、ベルドンによって作り出された。巨大なガス袋の体で空中を浮遊することができるベルドンは、長い巻きひげで大気中のプランクトンや化学物質を集め、新陳代謝によってティバナ・ガスを排出した。[2]
ティバナ・ガスはベスピンの大気圏低層から抽出され、高層では高圧ガスとなった。[1] またティバナ・ガスは不安定で、高い爆発性を持っていた。[3] ティバナの運搬にはカーボン凍結テクノロジーが用いられ、一定量のガスを超強力なカーボナイトに閉じ込めることで安全性を保つことができた。ベスピンのクラウド・シティではベスピン・モーターズ社が開発したカーボナイト保管リパルサー・スレッドがティバナ・ガスの運搬に用いられ、カーボン凍結室と呼ばれる専用の設備が整っていた。[1]
ティバナ・ガスは希少な物質だったため、ベスピンではティバナ・ガスの採鉱による産業が成り立っていた。ベスピンの「ライフ・ゾーン」と呼ばれる呼吸可能な大気圏上層にはティバナの採鉱施設や精錬施設が築かれ、ガス探索者たちが自然凝縮されたスピン・シールド(Spin-sealed)・ティバナ・ガスの満ちているガス・ポケットの特定を行った。ベスピンでは、即席で作った自前の飛行艇で活動するフリーランスのガス探索者たちが数多く雇われていた。彼らは予測不可能なガス嵐の爆発という危険性も顧みず、大手よりも先に新しいティバナ・ガス噴出口を見つけ出し、採鉱を行った。[1]
用途[]
ティバナ・ガスにはさまざまな用途があり、自然界において凝縮されたスピン・シールド・ティバナ・ガスと、凝縮されていないティバナ・ガスによって利用法が異なった。凝縮されたものはブラスターの導電材や出力増強剤として不可欠で、ティバナ・ガスを暖房用燃料にしている惑星もあった。また凝縮されていないティバナ・ガスはハイパードライブの冷却材として利用され[2]、他にもスターシップの武装やリパルサーリフトの重力場アクティブ・エレメントの冷却材として使われることがあった。[1] また高い爆発性を利用し、ティバナ・ガスを爆弾代わりに使うこともできた。[3]
歴史[]
アウター・リム・テリトリーの惑星ベスピンはティバナ・ガスの産地として知られ、惑星コレリア出身のエクレシス・フィグ卿により、ティバナ・ガスを抽出するための浮遊採鉱コロニー “クラウド・シティ”が設立された。
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登場作品[]
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参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- 週刊スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン 第62号 (宇宙飛行の秘密:ブラスター・ピストル)