- 「戦うなどとんでもない。誰かを殺すくらいならいっそ死ぬ」
- ―テー・ワット・カー[出典]
テー・ワット・カー(Tee Watt Kaa)はルアメンの男性で、アウター・リム・テリトリーの惑星マリダンに築かれた村を治めていた長老である。熱心な平和主義者だったカーは、たとえ自分たちの身を守るためであっても他者に暴力をふるうことを拒んだ。彼の息子、ワグ・トゥーは村で唯一の治療師だった。
経歴[]
- 「あんたらの戦争で滅びるのがわしらの運命なら、滅びるまで」
- ―テー・ワット・カー[出典]
クローン戦争中、テー・ワット・カー長老は草原の惑星マリダンに築かれたルアメン種族の村を率いていた。彼は銀河共和国と独立星系連合の争いに巻き込まれることを拒み、徹底的に非暴力の道を貫いていた。
22 BBY、クエルの戦いの直後、ジェダイとクローン・トルーパーの乗るリパブリック・フリゲートがマリダンに不時着した。ジェダイ・ナイトのアイラ・セキュラ、パダワン・アソーカ・タノ、クローン・コマンダー・ブライが手助けを求めて村にやって来た時、カー長老は中立を守るため協力を拒もうとしたが、彼女たちの仲間のアナキン・スカイウォーカーが重傷で生死の瀬戸際にいることを知ると、息子のワグ・トゥーをスカイウォーカーのもとへ行かせた。
それからしばらくして、ニモーディアンのロク・ダード将軍率いる分離主義勢力がマリダンにやって来た。カーはジェダイを村から退去させ、ダード将軍による乱暴な捜索活動にも逆らわなかった。その後、ダード将軍がルアメンの村で新兵器デフォリエーターをテストしようと企んでいることが発覚した際も、カーは村人に抵抗を禁じた。しかし結局、ジェダイがルアメンを救うため村に戻り、ダードの部隊を撃退する。ワグ・トゥーをはじめ、長老の方針に疑問を抱いていたルアメンもこの戦いに加わった。戦いが終わった後、カーは村を救ったジェダイに礼を言ったが、この一件がルアメンにとって本当に良いことだったかどうかは分からないと告げた。