ディテイナーCC-2200(Detainer CC-2200)は銀河帝国が使用したインターディクター船の一種。ニュー・オーダー宣言の5年後、モフ・ウィルハフ・ターキンは反乱分子に奪われた<キャリオン・スパイク>を取り戻すためオブロア=スカイ星系でディテイナーを使用したが、重力井戸で無関係のモン・カラマリ・スター・クルーザー<ステラ・ヴィスタ>を引き寄せてしまい、衝突事故を起こした。
特徴[]
ディテイナーCC-2200は重力井戸発生装置を搭載したインターディクター船の一種だった。ディテイナーは前方に傾斜した舳先、真横に張り出したずんぐりした翼状の突起を特徴としており、突起部分に重力井戸発生装置を組み込んでいた。ディテイナーの重力井戸は敵宇宙船のハイパードライブ起動を妨害することができた。[1]
歴史[]
帝国時代初期、ディテイナーCC-2200を含む各種インターディクター・クルーザーが銀河帝国のディープ・コア特別警戒区のために開発された。ニュー・オーダー宣言から5標準年が過ぎた当時、ディテイナーの新型モデルであるCC-7700フリゲートが就航済みで、テスト航行がまだ終わっていないイモビライザー418クルーザーも完成していた。モフ・ウィルハフ・ターキンのコルベット<キャリオン・スパイク>が反乱分子に盗まれる事件が起きた際、これら3種のインターディクター・クルーザー各1隻が<スパイク>の出現予測地点であるオブロア=スカイ星系に派遣された。[1]
イモビライザーは未完成の重力井戸発生装置を起動したが、不安定なインターディクション・フィールドは味方の船も引き寄せてしまった。また、反乱分子はターキンの待ち伏せを予測しており、無関係の宇宙船を大量にオブロア=スカイ星系に送りこんでいた。イモビライザーの重力井戸に捕捉された宇宙船はリアルスペースに引き戻され、そのうちの1隻、モン・カラマリ・スター・クルーザーの豪華定期船<ステラ・ヴィスタ>はディテイナーCC-2200に引き寄せられて衝突した。モン・カラマリの客船はディテイナーの船首に貫かれて爆発し、乗員は脱出ポッドで逃げ出した。[1]
制作の舞台裏[]
ディテイナーCC-2200の初出は2005年に発表されたジェームズ・ルシーノの小説『暗黒卿ダース・ヴェイダー』である。この小説はスター・ウォーズ レジェンズ設定に属している。2015年、ルシーノの小説『ターキン』にも登場したことで正史設定に加えられた。