ディーク(Deke)は帝国時代初頭に銀河帝国の施設に監禁されていたクローン候補生の囚人で[2]、惑星パブーの島の住民。[4] ディークはもともと共和国グランド・アーミーの兵士となるべく惑星カミーノで生み出されたクローンのひとりだったが、クローン戦争が終結したため、一人前のクローン・トルーパーになる機会を得られなかった。ディークたち候補生はカミーノから惑星セトロンへ移送され、ドクター・ロイス・ヘムロックの監督下にある帝国医学研究所で研究の実験台として利用されることになった。しかしやがて帝国は生物兵器スリザー・ヴァイン(動く蔓)を制御することができなくなってしまい、研究所の放棄を余儀なくされた。その際、ディークは兄弟のモックスやスタックとともに基地から脱出した。直後、基地は帝国の軌道爆撃で破壊され、ディークたちは動く蔓を警戒しながら森林でサバイバル生活を送っていくことになった。[2]
18 BBY頃、ディークとスタックは帝国の基地を調べに来たバッド・バッチのハンターやレッカーと遭遇した。ディークたちは彼らにこの惑星の状況を教え、モックスのいる野営地へ案内した。彼らが仲間のオメガを探す手がかりを得るため基地を調査しようとしていることを知ると、ディークはスタックの反対意見を無視し、ハンターとレッカーの任務に手を貸すことに決めた。一行は動く蔓が繁殖している危険な廃墟を探索し、バッド・バッチが必要としている情報を得るためコンソールを目指した。コンソールで蔓の襲撃を受けた際、ディークはコムリンクでスタックとモックスに助けを求めた。2人はディークを置いて逃げてしまおうかと迷っていたが、最終的にバッド・バッチの宇宙船<マローダー>を操縦して兄弟の救出に駆け付けた。無事にセトロンから脱出した後、ディークたちはバッド・バッチの厚意でパブーへ運ばれ[2]、この島の住民として暮らしていくことになった。[4]
制作の舞台裏[]
ディークはアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』シーズン3第2話『未知の道』で初登場を果たした。本作は2024年2月21日に動画配信サービス Disney+ で公開された。声優はジュリアン・デニソン。[2]