- 「われわれはデス・ウォッチ。マンダロリアンの歴史に名を遺す真の戦士の血を受け継いでる。伝統を捨てることを潔しとせず、故郷を逃れて来た。わが民族はかつて戦士だった。強く、恐れられる存在だった。だが、いまや彼らは平和こそが全てだと考える新マンダロリアンに牛耳られている。平和と引きかえに誇りと伝統を捨て去ったのだ。サティーン公爵の堕落した指導体制がわれらの魂を踏みにじり、汚した。耐えがたいことだ」
- ―プレ・ヴィズラ[出典]
デス・ウォッチ(Death Watch)はマンドア語でクライトサッド(Kyr'tsad)と呼ばれたマンダロリアン戦士のグループ。衛星コンコーディアのプレ・ヴィズラ総督に率いられ、惑星マンダロアを統治する新マンダロリアン政権と対立した。銀河共和国後期に内戦が終結して以来、新マンダロリアンの指導者であるサティーン・クライズ女公爵は平和主義政策を掲げてマンダロアの民を統治したが、デス・ウォッチは旧共和国の時代から続くマンダロリアン戦士文化の復活を求め、故郷マンダロアの奪還を試みた。
クローン戦争中、プレ・ヴィズラは独立星系連合のドゥークー伯爵と手を結び、伯爵の作戦に従ってマンダロアの首都サンダーリやカレヴァラでテロ行為を働いた。しかし共和国軍クルーザーへの攻撃に力を貸したことがきっかけとなり、それまで秘密にされてきたデス・ウォッチの実態が新マンダロリアン政府やジェダイに知られてしまった。ドゥークー伯爵と手を切ってコンコーディアから撤退した後、デス・ウォッチは本拠地を転々とし、最終的に衛星ザンバーに新基地を設けた。この頃、彼らはシス卿ダース・モールと同盟を結んだ。デス・ウォッチはモールが創始した犯罪帝国“シャドウ・コレクティヴ”のおかげで悲願だった新マンダロリアン政権の打倒に成功したが、ヴィズラは戦士の名誉を賭けた決闘でモールに敗れ、命を落とした。モールは戦士の掟に従ってデス・ウォッチの新指導者になったが、ボ=カターン・クライズ率いるナイト・アウル一派はよそ者によるマンダロア支配を認めず、モールに忠実なマンダロリアン・スーパー・コマンドーと内戦を繰り広げた。
モールはダース・シディアスとの対決に敗れてマンダロアから連れ去られたが、スーパー・コマンドーの助けを借りてスパイア刑務所から脱獄した。その後デス・ウォッチはシャドウ・コレクティヴの一員として分離主義勢力や共和国と戦ったが、モールがダソミアで最後の敗北を喫した際にコレクティヴも瓦解した。デス・ウォッチの残党はクローン戦争終結後も活動を続け、銀河内戦期には惑星アンクラルを根城にしていた。
登場作品[]
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参考資料[]
- Death Watch - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- サビーヌ マイ・レベル・スケッチブック
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- スター・ウォーズ:マンダロリアン ハンドブック (間接的に言及)
- Death Watch - 公式データバンク
脚注[]
マンダロリアン | |
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派閥 | マンダロリアン・ネオ=クルセイダー - 新マンダロリアン - デス・ウォッチ - マンダロリアン・プロテクター - ナイト・アウル - マンダロリアン・スーパー・コマンドー - インペリアル・スーパー・コマンドー |
家と氏族 | クライズ家(クライズ氏族) - ヴィズラ家(サクソン氏族 - ヴィズラ氏族 - レン氏族) - エルダー氏族 - ルック氏族 |
地名 | マンダロア(サンダーリ - 王立アカデミー) - カレヴァラ - クローネスト - コンコーディア - コンコード・ドーン |
兵器 | マンダロリアン・アーマー - マンダロリアン・ヴァンブレイス - ウェスター35ブラスター・ピストル - グラップリング・ライン - パラライジング・ダート - 個人用戦闘シールド - ジェットパック - ダークセーバー |
ビークル | アカジョア級シャトル - コムルク級ファイター/トランスポート - バルター級スウープ - ファング・ファイター |
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