デックス・タイリー(Dex Tiree)は惑星オンダロン出身の人間男性で、反乱同盟のスターファイター・パイロットである。Yウイング・ボマーによって構成されるゴールド中隊に所属し、“ゴールド2”としてジョン・ヴァンダー隊長のウイングマンを務めた。タイリーはヤヴィンの戦いでダース・ヴェイダーに撃墜され、戦死する。
経歴[]
人間の男性、デックス・タイリーはインナー・リムの惑星オンダロンに生まれた。1 BBY以前、タイリーは銀河帝国と争っていた共和国再建のための同盟に加わり、同盟軍スターファイター隊のパイロットとなった。彼はBTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマーのゴールド中隊でコールサイン・“ゴールド2”を務め、ゴールド・リーダー・ジョン・ヴァンダーのウイングマンを担当していた。[3]
0 BBY、タイリーはヤヴィンの戦いに参加し、ゴールド中隊やレッド中隊の仲間とともに衛星ヤヴィン4のベース・ワン基地から出撃する。戦闘中、タイリーはヴァンダーやデイヴィッシュ・クレイル(ゴールド5)とともにデス・スターの子午線トレンチに突入し、巨大バトル・ステーションの弱点である排熱孔を目指した。タイリーは先頭を飛行するヴァンダー機を補佐したが、シス卿ダース・ヴェイダーの操縦するTIEアドバンストx1による後方からの銃撃でYウイングを撃墜され、命を落とした。[2]
装備[]
他のゴールド中隊隊員と同様、デックス・タイリーはオレンジ色のフライト・スーツを着用し[2]、コーンセイヤー・マニュファクチャリング社K-22995軽フライト・ヘルメット[4] をかぶっていた。また、彼はブラスター・ピストルを所有していた。[1]
制作の舞台裏[]
デックス・タイリーの出身地は2015年発売の正史の設定資料集『アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科』で初めて設定された。著者のアダム・ブレイは当時放送されていた『スター・ウォーズ 反乱者たち』とデイヴ・フィローニ監督の『クローン・ウォーズ』の繋がりを増やしたいと考えていたため、『新たなる希望』の登場人物であるデックス・タイリーやジョン・ヴァンダーの出身地を『クローン・ウォーズ』の舞台であるオンダロンに設定した。またブレイは、キャラクターの出身地の割り当ては自分がよく担当する楽しい仕事だとコメントしている。[5]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場)
- 火花—ある視点から見た物語
- 出撃者名簿—ある視点から見た物語 (台詞または音声のみ)
- 地上組—ある視点から見た物語 (言及のみ)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 (タイリーとティリーの表記が混在)
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ ビジュアル・エンサイクロペディア
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション
- Dex Tiree - 公式データバンク
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 Dex Tiree - 公式データバンク
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- ↑ アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ↑ @authoradambray(アダム・ブレイ) - X (旧Twitter). “Continuing with @dkpublishing @dkbooks Ultimate Star Wars... assigning birthplaces is a fun task I often get to do. In the first edition I wanted to foster a Rebel connection to @dave_filoni's Clone Wars, so I retconned ANH's Jon Vander & Dex Tiree as both being born on Onderon.”