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類似した名称の記事はジェダイ・スターファイターを参照

「だから飛ぶのは嫌いだ」
オビ=ワン・ケノービ[出典]

デルタ7イーサスプライト級軽インターセプター(Delta-7 Aethersprite-class light interceptor)は、ジェダイ・スターファイター(Jedi starfighter)という呼び名で一般的に知られたクワット・システムズ・エンジニアリング社製の単座式スターファイターである。銀河共和国時代の末期にジェダイ・オーダーのメンバーが使用した。薄いくさび型の機体を持ち、ボディを切り詰めた改造型アストロメク・ドロイドを船体コンピューターに直接接続した。デルタ7はハイパードライブを搭載していなかったため、ハイパースペース航行時にはハイパードライブ・ブースター・リングを利用した。

分離主義危機のさなか、ジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービはデルタ7ジェダイ・インターセプターに乗って賞金稼ぎジャンゴ・フェットを追跡し、惑星ジオノーシス上空の小惑星帯ドッグファイトを繰り広げた。間もなくクローン戦争が勃発すると、デルタ7型に代わってデルタ7Bイーサスプライト級軽インターセプターという後継機が使用されるようになったが、一部のジェダイは旧型機を使い続けた。デルタ7と違い、デルタ7Bはフルサイズのアストロメク・ドロイドを搭載することができた。

特徴[]

「R4、スペアパーツの放出準備」
―オビ=ワン・ケノービ[出典]
Aethersprite-console

デルタ7のコンソール

クワット・システムズ・エンジニアリング社が製造したデルタ7イーサスプライト級軽インターセプターは、銀河共和国の黄金期にジェダイ・オーダーが広範囲にわたって使用した単座式スターファイターだった。そのため、この戦闘機はジェダイパイロットによる操縦を念頭に置いて設計されていた。ジェダイと協力してデルタ7を設計した技師たちは、操作反応性をできる限り高めるため、ジェダイのフォース能力を前提にして他のスターシップと比べ簡素な機内システムを作り上げた。[4] 強力なエンジンを備えたデルタ7は、フォースの力で動かせる精密操舵装置を備えていた。[8] デルタ7スターファイターは機体後部にパイロット1名が乗り込むコックピットを持ち、その左前方にアストロメク・ドロイド収容用のソケットがあった。後世のスターファイター・モデルと異なり、デルタ7の翼はアストロメクを丸ごと収容するには薄すぎた。そのため胴体を切り詰めた改造型アストロメクが翼のソケットに結合され、頭部ドームだけを表面に出す形で、コンポーネントを機体コンピューターに直接接続させていた。ドロイドはナビゲーションやダメージ・コントロール、ハイパースペース航行時の座標計算において重要な役割を果たし、パイロットを補佐した。[4]

Delta7-SWE

デルタ7

銀河系で使用される大半の宇宙船とは異なり、ジェダイのデルタ7スターファイターにはハイパードライブ発生装置が組み込まれていなかった。そのため、ハイパースペースを航行する際には外付けのハイパードライブ・リングを利用しなければならなかった。デルタ7はリアルスペースで時速1,260キロメートルの速度を出すことができ[4]、高性能の偏向シールド発生装置を搭載していた。[2] また、デルタ7はジェダイの本部であるジェダイ・テンプルとスクランブル(暗号化)通信で連絡を取ることができた。[7]

デルタ7のコックピットはモジュラー式になっており、人間以外のエイリアン種族のパイロットにも対応することができた。デルタ7の機首にはスキャン装置や通信機器が内蔵されていた。[2]

歴史[]

デルタ7イーサスプライト級軽インターセプターはクローン戦争の少し前にクワット・システムズ・エンジニアリング社によって製造された。ジェダイ・オーダーのメンバーは訓練の一環として宇宙船の操縦方法を学んでいたが、ほとんどのジェダイ・パイロットは戦闘や武力衝突をできる限り避け、智慧とフォースで問題を解決することを好んだ。[2]

分離主義危機の末期、パドメ・アミダラ暗殺未遂事件調査を命じられたジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービは、アストロメク・ドロイドR4-P17を乗せたデルタ7ジェダイ・スターファイターでワイルド・スペースの惑星カミーノを訪れた。暗殺事件の犯人である賞金稼ぎジャンゴ・フェットはカミーノから逃げ出したが、ケノービは彼の宇宙船<スレーヴI>にホーミング・ビーコンを仕掛け、ジオノーシス星系まで追跡を続けた。ケノービのスターファイターはジオノーシス上空の小惑星帯で<スレーヴI>と交戦し、サイズミック・チャージミサイルの攻撃をかわした。ケノービはR4に命じてスペアパーツを機体後方に廃棄し、追尾ミサイルをかわすデコイにした。彼はデルタ7の機能を一時的に停止させて小惑星の裏に隠れ、自機がミサイル攻撃で破壊されたように見せかけた。[7]

クワット・システムズ・エンジニアリング社はのちに、デルタ7の後期型であるデルタ7Bイーサスプライト級軽インターセプターを開発した。アストロメクを機体に直接接続させていたデルタ7とは異なり、デルタ7Bはフルサイズのアストロメクを搭載することが可能だった。[2]

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ARC-170スターファイターの前方を飛ぶプロ・クーンのデルタ7(右上)

デルタ7Bやイータ2アクティス級軽インターセプターが普及した後も、一部のジェダイ将軍は旧型のデルタ7を使い続けた。クローン戦争終結時、ジェダイ・マスタープロ・クーンは青いカラーリングのデルタ7に乗り込んでケイト・ニモーディア戦いに参加し、惑星の大気圏内でパトロール飛行を行っていた。オーダー66が発令された際、クーンのデルタ7はクローン・トルーパー・パイロットCT-55/11-9009(ジャイガラー)の攻撃型偵察機170スターファイターに撃墜された。[9]

家族とともに惑星ラムーに住んでいた頃、ジン・アーソはデルタ7のおもちゃを所有していた。[10]

主な機体[]

登場作品[]

Delta 7 prop

『クローンの攻撃』用に制作された実物大のプロップ

参考資料[]

脚注[]

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