デレク・“ホビー”・クリヴィアン(Derek "Hobbie" Klivian)は惑星ラルティア出身の人間の男性で、共和国再建のための同盟のスターファイター隊に所属した反乱軍パイロットである。幼少期より優れた操縦士だったクリヴィアンは、もともと銀河帝国の士官候補生として惑星モントロスのスカイストライク・アカデミーで訓練を受けていたが、初期反乱運動の時代に帝国からの離反を決意した。ヤヴィンの戦いの2年前、クリヴィアン、ウェッジ・アンティリーズ、レイク・ガーリーは内通者“フルクラム”を介して初期反乱軍と接触を取った。反乱軍は3人を帝国アカデミーから引き抜くためマンダロリアンのサビーヌ・レンをモントロスに潜入させた。彼らの最初の脱出計画はアリンダ・プライス総督の妨害に遭って失敗に終わり、ガーリーが命を落とす結果となる。しかしクリヴィアン、アンティリーズ、レンは帝国保安局の内通者アレクザンダー・カラスの助けを借りて逃亡に成功し、格納庫で盗んだTIE/saボマーで反乱軍のCR90コルベットと合流した。その後、クリヴィアンとアンティリーズは惑星アトロンにあるチョッパー基地へ運ばれ、コマンダー・ジュン・サトー率いるフェニックス戦隊のメンバーとなった。
クリヴィアンとアンティリーズはしばらくのあいだスペクターズ反乱分子を始めとする仲間たちと行動をともにし、Aウイング・インターセプターに乗り込んで作戦に参加した。反乱同盟が正式に組織された後、アトロンの秘密基地は帝国宇宙軍のスローン大提督に発見されてしまった。スローンの軍勢がアトロンへの侵攻を開始した際、クリヴィアンとアンティリーズはAウイング部隊の一員として帝国軍のAT-ATウォーカーを迎え撃つ。反乱同盟はこの戦いでチョッパー基地を放棄することになり、クリヴィアンとアンティリーズもアトロンからの脱出を果たした。最終的に2人は衛星ヤヴィン4にあるベース・ワンに移り、ジャン・ドドンナ将軍率いるマサッシ・グループに加わった。またこの頃、クリヴィアンは帝国アカデミーの候補生だったビッグズ・ダークライターの帝国軍離脱に力を貸している。1 BBY、スカリフの戦い当時、クリヴィアンは同盟軍レッド中隊でコールサイン“レッド6”(ジェック・トーノ・ポーキンス)の待機要員を務めていた。
3 ABY当時、クリヴィアンとアンティリーズは同盟軍のエリート部隊であるローグ中隊の中心メンバーとなっており、ともにホスのエコー基地に配属されていた。彼らはこの氷の惑星でT-47スノースピーダーを操縦した。エコー基地が帝国に見つかり、ホスの戦いが始まると、ローグ中隊は他の仲間が撤退する時間を稼ぐためホスの雪原でマクシミリアン・ヴィアーズ将軍率いる帝国軍地上部隊を迎撃した。クリヴィアンは大勢の仲間が戦死した後も空中に留まり戦い続けた。エコー基地の偏向シールド発生装置が破壊され、脱出までの時間的余裕が少なくなった後、クリヴィアンのスノースピーダーは敵の攻撃に被弾して制御を失ってしまう。しかし彼は緊急脱出する代わりにスノースピーダーをAT-ATウォーカー<ブリザード1>に衝突させた。ウォーカーは爆発の衝撃で破壊され、クリヴィアンの勇敢な行動のおかげで更に数十名の反乱軍兵士がホスから生還することができた。
制作の舞台裏[]
現在、デレク・クリヴィアンが反乱軍へ離反した経緯に関する設定に混乱が見られ、StarWars.comのデータバンクの説明文とスター・ウォーズ 反乱者たち シーズン3の『アンティリーズ引き抜き工作』の内容が矛盾している。また、データバンクではクリヴィアンがホスの戦いで機体から無事に脱出を果たしたと説明されているが、『スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン』ではそれが否定されている。
登場作品[]
- 反乱者たち – アンティリーズ引き抜き工作
- 反乱者たち – ゼブの名案
- 反乱者たち – 攻撃開始時刻 (戦闘機のみ)
- スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 (初登場)
参考資料[]
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- スター・ウォーズ:オン・ザ・フロントライン
- スター・ウォーズ:レベル・ファイルズ
- Derek "Hobbie" Klivian - 公式データバンク
- Rebel Pilots biography gallery - 公式データバンク