データバンク(Databank)[1]、あるいはデータ・バンク(Data bank)は情報を蓄積するための装置。スターシップのコンピューターに搭載されるものや[2] ドロイドに内蔵されるもの[4]、独立した箱形の装置まで、さまざまな種類が存在した。[1] データバンクはしばしばスライサーやドロイドによるハッキング対象となった。[3] またドロイドのデータバンクから技術的な情報を送信したり、大量のキャッシュを保存する際にはデータ・ロッドと呼ばれる周辺機器が使用された。[5]
歴史[]
- 「彼の研究内容は回収できるか?」
「それは不可能です。データバンクは破壊されました」 - ―ウィルハフ・ターキンとブラッグ[出典]
クローン・トルーパーのCT-0409“スリップ”はエドモン・ランパート中将が惑星カミーノを攻撃した記録を残すべく、ヴェネター級スター・デストロイヤーVZ-114のバックアップ・データバンクに中将のコマンド記録をコピーした。このデータはのちにレックスとクローン・フォース99によって回収され、ライヨ・チューチー元老院議員が帝国元老院でランパートを告発するための証拠として使われた。[6] 帝国時代初頭、囚人ハウザーを運んでいたゴザンティ級クルーザーのピアース艦長は、惑星バルモーラの軌道で輸送船<レモラ>のクルーによる襲撃を受けた際、船の目的地を隠すためデータバンクの記録を抹消するようインペリアル・ロイヤル・ガードに命じた。[2]
オーダー66によりジェダイ・オーダーが壊滅した後、銀河帝国の尋問団は大粛清の最初の攻撃を生き延びたと思われるジェダイたちの詳細なデータバンクを構築した。この“尋問官データベース”は新共和国時代が始まった後も、帝国の残存勢力の手に残っていた。[7]
惑星ウェイランドのタンティス基地内にある中央ラボには、ドクター・ロイス・ヘムロックによるネクロマンサー計画の研究内容を記録したデータバンクがあった。帝国時代初頭、バッド・バッチとクローン・トルーパーの囚人たちがタンティス基地で戦闘を起こした際、カミーノアンのドクター・ナラ・セは、オメガを完全に自由の身にするため自らの手でデータバンクを破壊することを決意した。ナラ・セは中央ラボでエドモン・ランパートに撃たれたが、彼女が死ぬ前に起動していたサーマル・デトネーターがランパートや研究室もろともデータバンクを吹き飛ばした。ナラ・セの犠牲により、ヘムロックの研究は闇に葬られ、のちにウェイランドの調査に訪れたウィルハフ・ターキンもそのデータを回収することはできなかった。[8]
帝国保安局のRA-7プロトコル・ドロイド、4D6-J-A7は最重要機密に定期的にアクセスする仕事を与えられていた。そのため彼女のデータバンクは電子的手段を含むあらゆる侵入行為から保護されていた。[4] 銀河内戦終盤、アノート宙域に“鉄の封鎖”が敷かれていた頃、スマグラーは反乱同盟のタム・バスティオンから依頼を受け、アノートで現地抵抗勢力のデータバンクを探した。[1]
登場作品[]
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参考資料[]
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ:ローグ・ワン:レベル・ドシエ
- STAR WARS GEEKTIONARY THE GALAXY FROM A to Z
- スター・ウォーズ 最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー
- Inquisitorial Database - 公式データバンク
- Datarod - 公式データバンク