- 「発進しろ!」
- ―トシュマ・ジェフキン[出典]
トシュマ・ジェフキン(Toshma Jefkin)、愛称トシュ(Tosh)は人間の男性で、共和国再建のための同盟に仕えた兵士、オルデラニアン領事保安部隊の衛兵である。1 BBY、スカリフの戦いが発生したとき、ジェフキンはオルデランの王室が所有するCR90コルベット<タナヴィーIV>に乗り込んでいた。同盟宇宙軍の撤退が始まった際、ジェフキンはMC75スター・クルーザー<プロファンディティ>との接続口で、味方の兵士からデス・スター設計図のデータカードを受け取った。ジェフキンはダース・ヴェイダーの攻撃を辛くも生きのび、<タナヴィーIV>の船内に戻って仲間たちに発進を指示した。
経歴[]
- 「これを!これを!」
- ―ジェフキンに設計図を手渡す反乱軍兵士[出典]
トシュマ・ジェフキン[2] はオルデラニアンの高官の身辺警護やエスコートを職務とするオルデラニアン領事保安部隊に所属していた。[1][3] 惑星オルデランの王室は密かに共和国再建のための同盟の一員として活動しており[4]、ジェフキンもまた、銀河帝国との戦争で反乱軍の兵士として戦った。[2] 1 BBY当時[5]、ジェフキンはレイマス・アンティリーズが船長を務め、プリンセス・レイア・オーガナが外交船として使っていたCR90コルベット<タナヴィーIV>に二等航海士として乗り込んでいた。ジェフキンとアンティリーズの付き合いは長く、帝国軍との危うい遭遇をともに乗り越えた経験を持っていた。[6]
とある危険な任務でダメージを負った後、<タナヴィーIV>は修理のため同盟宇宙軍の旗艦であるMC75スター・クルーザー<プロファンディティ>にドッキングした。[7] しかし間もなくスカリフの戦いが発生したため、<プロファンディティ>はラダス提督指揮のもと<タナヴィーIV>を係留したままスカリフへハイパースペース・ジャンプした。戦いの終盤、<プロファンディティ>はローグ・ワンが手に入れたデス・スターの設計図を受信することに成功したが、帝国軍の攻撃で航行不能となった。<プロファンディティ>のクルーが<タナヴィーIV>に移ろうとした時、シス卿ダース・ヴェイダーが船内に姿を現し、反乱軍兵士たちを攻撃した。[1]
ジェフキンは<プロファンディティ>との接続口のドアが故障して開かず、向こう側の兵士たちが閉じ込められていることに気づいた。ジェフキンはドアを開けるのを手伝おうとしたが、ライトセーバーを振り回すヴェイダーがすぐそこまで迫っていた。ドアの向こうにいる反乱軍兵士は脱出を諦め、わずかに開いたドアの隙間から、デス・スター設計図が記録されたデータカードをジェフキンに手渡した。その反乱軍兵士がヴェイダーのライトセーバーで突き殺されるのを目撃した後、ジェフキンはなんとか<タナヴィーIV>に戻り、ドッキングを解除して仲間たちに発進を指示した。[1] <タナヴィーIV>がジャンプした後、データカードはジェフキンから女性クルーの手に渡り、女性クルーからアンティリーズ船長に渡された。[7]
ダース・ヴェイダー(ジェフキンはその正体を知らなかったが)との遭遇は、ジェフキンを激しく動揺させた。<タナヴィーIV>が惑星タトゥイーンへ向かう途中、ジェフキンはプリンセス・レイアやクルーの会合に参加し、先ほど目撃した事件を仲間たちに説明した。ジェフキンはブラスターが通用しない“それ”によって10人を超える味方が殺された様を描写し、まるで“死の天使”のようだったと語った。その説明を聞いたレイアとアンティリーズ船長は、帝国が設計図を奪回するために他ならぬダース・ヴェイダーを送り込んできたことを悟った。[6] その後<タナヴィーIV>はタトゥイーン星系でインペリアル級スター・デストロイヤー<デヴァステイター>に拿捕され、再びヴェイダーの襲撃を受けることになる。[4]
人物[]
トシュマ・ジェフキンは白色人種の人間男性で、茶色い目をしていた。スカリフの戦いの終盤、他の多くのクルーが<プロファンディティ>との接続口を素通りするなか、ジェフキンは足を止めてドアを開ける手伝いをした。[7] ジェフキンはアンティリーズ船長と長い付き合いで、トシュという愛称で呼ばれていた。[6]
装備[]
オルデラニアン領事保安部隊のメンバーであるジェフキンは[1][3]、ブラステック・インダストリーズ社製DH-17ブラスター・ピストルで武装し、バイザーやコムリンクが付属したサービス・ヘルメットや、複数のポケットがついたコレリアン・カットのスペーサー・ベストからなる伝統的なユニフォームに身を包んだ。[3]
制作の舞台裏[]
トシュマ・ジェフキンは2016年12月16日公開のアンソロジー映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場するキャラクターである。俳優はクリストファー・パトリック・ノーランで、役名は「オルデラニアン・ガード」としてエンドロールにクレジットされている。[1] ノーランは映画の追加撮影および再撮影が行われたときにパインウッド・スタジオに4日間滞在した。彼の出番の撮影は3日かけて行われた。[8]
キャラクターの名前はマット・フォーベックによる映画のジュニアノベル版で判明した。フォーベックはジェニファー・ヘッドルやルーカスフィルム ストーリー・グループの承認を得た上で、2016年秋に脳腫瘍で死去したスター・ウォーズ ファンの友人ジェフ・マッキントッシュ(Jeff Mackintosh)にちなんでこのキャラクターを命名した。[8][9] ジェフキンは2017年10月3日発売のアンソロジー『ある視点から見た物語』収録の短編『レイマス』(ゲイリー・ウィッタ著)にも登場している。[6]
登場作品[]
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (初登場)
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ジュニアノベル版
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー コミック版
- レイマス—ある視点から見た物語
脚注[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- ↑ 2.0 2.1 ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ジュニアノベル版
- ↑ 3.0 3.1 3.2 スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ↑ 4.0 4.1 スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
- ↑ スター・ウォーズ タイムライン
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 レイマス—ある視点から見た物語
- ↑ 7.0 7.1 7.2 ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー 小説版
- ↑ 8.0 8.1 Exclusief interview met Christopher Patrick Nolan (Rogue One) on StarWarsAwaken.nl
- ↑ @mforbeck(マット・フォーベック) - X (旧Twitter). “He loved Star Wars.”