トランドーシャン・エール(Trandoshan ale)は惑星コルサントのアウトランダー・クラブや、惑星バトゥーのブラック・スパイア・アウトポストにあるロント・ロースターズなどの施設で提供されていた琥珀色のエールである。11 BBY、ケイナン・ジャラスはカンティーナ“小惑星帯”の奥の部屋にいるスケリーを銀河帝国のストームトルーパーから隠すため、奥にいるのはトランドーシャン・エールを飲み過ぎたウーキーだと嘘をついた。
特徴[]
トランドーシャン・エールは琥珀色のエールであり、トランドーシャン種族の名を冠していた。[2]
歴史[]
22 BBY当時、惑星コルサントのアウトランダー・クラブでトランドーシャン・エールが提供されており、背が高いチューブ状の容器に入れられ、中央のカウンターの奥に置かれていた。[2]
11 BBYに発生した惑星ゴースにおける紛争のさなか、ジェダイであることを隠してこの星で生活していたケイナン・ジャラスは、カンティーナ“小惑星帯”の奥の部屋に潜んでいるお尋ね者のスケリーを銀河帝国のストームトルーパーからかばう手伝いをすることになり、奥にいるのはトランドーシャン・エールを飲み過ぎたウーキーだと嘘をついた。トランドーシャン・エールを飲むとランドスピーダーでも酔っぱらうとジャラスから説明され、スケリーの嘔吐の演技を耳にしたトルーパーは、ドアを開けるのを諦めて去っていった。[3]
惑星バトゥーのブラック・スパイア・アウトポストで食堂ロント・ロースターズを経営するバッカーもトランドーシャン・エールを販売していた。34 ABYに発生したタコダナの戦いの後、アーティオダックの料理人ストロノ・タッグズは自身の料理本『公式ブラック・スパイア・アウトポスト料理本』の中で、ロント・ロースターズの常連は食事の後にトランドーシャン・エールやジャット・カーのクーラーの商品を飲みたがるものだが、オーガのカンティーナの飲み物の方が優れていると記述した。[1]
制作の舞台裏[]
- 「客のウーキーだよ。いつもトランドーシャン・ビールを一気飲みするんだ。別名“秒殺ビール”ってやつさ」
- ―『新たなる夜明け』翻訳版より、ケイナン・ジャラスの台詞[出典]
トランドーシャン・エールは2014年に発売された正史の小説『新たなる夜明け』(ジョン・ジャクソン・ミラー著)で初めて言及された。ただしケイナン・ジャラスが帝国のトルーパーに対して嘘をつく場面で言及されているため、本作で紹介されたトランドーシャン・エールに関する情報の正確性は不明である。また翻訳版ではトランドーシャン・ビールと表記されており、「別名“秒殺ビール”」という原書にはない表現もみられる。[3]
2019年発売の設定資料集『スター・ウォーズ:イウォークに食べられない方法、銀河サバイバル・スキル』にて、2002年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』に登場していた飲み物のひとつがトランドーシャン・エールであるという後付け設定が紹介された。[2]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 (初登場) (後付設定)
- 新たなる夜明け (言及のみ)
参考資料[]
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ (ビジュアルのみ)
- スター・ウォーズ:イウォークに食べられない方法、銀河サバイバル・スキル
- スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ:公式ブラック・スパイア・アウトポスト料理本