トーシャーラ(Toshara)はアウター・リム・テリトリーのトーシャール星系に属し、惑星トーシャールの軌道を周回した衛星。強風が吹き荒れるサバンナの月で、隠遁を好むトーシャーランと呼ばれる人々が暮らしていた。トーシャーランはこの月の固有生物であるロブマを放牧し、ウィンドフィッシングと呼ばれる風を利用した独自の漁業を行った。最初のトーシャーラン難民が強風から身を守るために築いた首都ミロガナは、数世代の時を経て活気のある都市へと成長した。トーシャーランはクローン戦争中にセフィン・ギャロビーという名の銀河共和国の軍人が月に不時着するまでのあいだ、孤立を保っていた。
やがてトーシャーラは腐敗の温床となり、犯罪シンジケートの抗争の舞台となった。銀河内戦当時、この月の公式な統治者である銀河帝国のソーデン総督は、犯罪王やシンジケート、犯罪者たちとの取引に手を染めていた。特にゴラック・パラス率いるパイク・シンジケートはトーシャーラで最も有力な犯罪勢力であり、ミロガナに独自の支配地域を有していた。しかし同時期にクリムゾン・ドーンもミロガナに進出し、ハット・クランも勢力拡大の機を伺っていた。この時代、トーシャーラではあらゆるものの価値がクレジットや評判、影響力で計られ、野心的なならず者には大きなチャンスと危険が待ち受ける場所となっていた。
登場作品[]
- スター・ウォーズ 無法者たち (初登場)