Wookieepedia
Advertisement
Wookieepedia
類似した名称の記事はウィーを参照

「マスター・ジェダイ。首相がお待ちかねです」
「このわたしを?」
「もちろんです。どれだけ待ちわびていたことか。何年も待ち続け、この頃ではもういらっしゃらないのではないかと諦めかけていたところです」
オビ=ワン・ケノービに対し、トーン・ウィー[出典]

トーン・ウィー(Taun We)はカミーノアン女性で、銀河共和国時代の末期から帝国時代初頭にかけてラマ・スー首相に仕えた行政補佐官である。クローン戦争以前、惑星カミーノ政府ジェダイ・マスターサイフォ=ディアスから共和国のために戦うクローン・トルーパー軍団の発注を受けた。トーン・ウィーはラマ・スーと共にこの大規模な軍隊の創設に深く関与し、コーディネーターとしてプロジェクトを監督した。また彼女はクローン兵士遺伝子提供者である人間賞金稼ぎジャンゴ・フェットとともに、ティポカ・シティで育成中のクローン・トルーパーを見て回った。フェット本人は自らをモデルとした軍隊に誇りを持ってはいなかったが、ウィーはクローンの成長に満足しており、あらゆるユニットが人々の期待に応えるだろうと請け合った。彼女はこのクローンたちがカミーノで生産された中で最高の兵士になるだろうと信じていたのである。

分離主義危機が最高潮に達していた頃、ウィーはティポカ・シティに現れたジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービを歓迎した。ケノービがカミーノにやってきた目的は、パドメ・アミダラ元老院議員の命を狙う暗殺者の手がかりをつかむためだったが、ウィーはジェダイがクローン・トルーパーの視察にやってきたものだと勘違いした。ケノービはクローン軍団の存在など寝耳に水だったが、ウィーやラマ・スーに話を合わせ、ティポカ・シティ軍事複合施設を見学した。またウィーは、ケノービをジャンゴやボバ・フェットに引き合わせた。クローン戦争終結後、トーン・ウィーはラマ・スーがクローンの少女オメガを生け捕りにするため雇ったデュロスの賞金稼ぎキャド・ベイン報酬を渡すため、惑星ボーラ・ヴィオを訪れた。しかし首相とは別の思惑を持つカミーノアンの主任医療科学者ナラ・セも独自に賞金稼ぎフェネック・シャンドを雇っており、ウィーはベインに接触する前にシャンドの手にかかって命を落とした。

経歴

クローン軍団の創造

トーン・ウィーとは対照的に、ジャンゴ・フェットはカミーノアンが製造したクローン・トルーパーに個人的な誇りを抱いていなかった

カミーノアン女性、トーン・ウィーは種族母星である外銀河惑星カミーノに生まれた。[5] 銀河共和国時代の末期、ウィーは行政補佐官としてカミーノアン政府ラマ・スー首相に仕えていた。[1] 32 BBY[6]、カミーノアンはジェダイ最高評議会のメンバーであるジェダイ・マスターサイフォ=ディアスから銀河共和国を守るために戦うクローン軍団を発注された。そこでカミーノアンは人間賞金稼ぎジャンゴ・フェット遺伝子をもとにクローン・トルーパーの製造を開始した。[3] トーン・ウィーはラマ・スー首相とともに大規模クローン・トルーパー軍団の創設に深く関与し[7]、共和国のクローン・プロジェクトのコーディネーターを務めた。[5]

トーン・ウィーはクローン・トルーパーの成長の経過を観察したが、戦闘能力のパラメーターを下回ったユニットはただの1人もいなかった。ティポカ・シティ軍事複合施設でジャンゴ・フェットと一緒にクローンの訓練の様子を視察した際、ウィーは兵士の育成が順調に進んでいることを彼に伝えた。トーン・ウィーはこの軍隊がカミーノアンにとって最高の創造物になるだろうと告げたが、フェットは「きっとあなたも誇りに思っていることでしょう」というウィーの言葉を否定し、“砲弾の餌食として飼育されている家畜”に対して誇りに思うところなどないと答えた。[8]

ジェダイの来訪

「そのジャンゴ・フェットにぜひ会いたいものです」
「会えるように取り計らいましょう」
―オビ=ワン・ケノービとトーン・ウィー[出典]

オビ=ワン・ケノービにクローン施設を案内するラマ・スーとトーン・ウィー

22 BBY[6]分離主義危機の終盤、惑星コルサントで発生したパドメ・アミダラ元老院議員暗殺未遂事件を調査していたジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービが、暗殺者が使用した毒矢を手掛かりにカミーノにやってきた。[3] ジェダイがクローン軍団の確認に現れるのを待ちわびていたトーン・ウィーは[9]、ケノービがデルタ7イーサスプライト級軽インターセプターをティポカ・シティのハンガーに駐機させると、建物の奥から彼を出迎えた。ウィーはジェダイに歓迎の意を伝えると、ラマ・スー首相のもとへ案内を申し出た。ケノービはクローン軍団の存在を知らなかったため、自分が歓迎される理由すら理解していなかったが、黙ってウィーの案内に従った。[3]

ウィーはケノービをラマ・スーが待つ部屋へ案内すると、ジェダイと首相の話し合いを黙って見守った。スー首相はクローン・トルーパーの製造がスケジュール通りに進んでいることを説明し、ケノービは話を合わせた。ケノービの口から、サイフォ=ディアスがすでにんでいることを知らされた後、ウィーとスーはこの客人にティポカ・シティの軍事複合施設を案内した。[3] コー・サイをはじめとする科学者たちが監督している[9] クローンの成長工程を通路から見て回りながら、首相はジャンゴ・フェットという名の賞金稼ぎが彼らの遺伝子テンプレートであることを説明した。ケノービがフェットに会ってみたいと言ったため、ウィーは面会できるよう手配すると申し出た。[3]

トーン・ウィーはケノービをジャンゴとボバ・フェット親子に引き合わせた

クローン施設の見学が終わった後、ウィーはフェットがクローンの息子ボバと一緒に暮らしているティポカ・シティのアパートメントへケノービを案内した。ドアが開くとボバが姿を現し、ウィーは父親は在宅かとこの幼いクローンに尋ねた。ボバはウィーとケノービを奥へ案内し、フェットと引き合わせた。フェットはウィーから紹介を受けたケノービと会話しつつ、賞金稼ぎのアーマーが置いてある奥の一室を見られないよう、ボバに[3]フェット・コード”で[10] ドアを閉めてくるよう指示した。ケノービはフェットに遺伝子提供を依頼したのがサイフォ=ディアスではなく“タイラナス”と呼ばれる人物であることを聞き出すと、ウィーと一緒に退室した。[3]

ケノービが去ろうとした時、ウィーはクローンの最初の大隊の準備が完了したことと、さらに追加の兵士が必要なら時間がかかることをジェダイ評議会に伝えてほしい、と彼に告げた。それからしばらくして、銀河元老院独立星系連合の脅威に対処するため共和国軍を創設し、カミーノアンが造ったクローンが正式に採用された。[3] クローン戦争中、ウィーはクローン開発を監督するために派遣されてきたジェダイ評議会のメンバー、シャアク・ティと密接に連携して仕事をするようになった。[11]

帝国時代

「トーン・ウィー、ボーラ・ヴィオにある廃墟の施設へ向かえ。賞金稼ぎに報酬を渡し、我らの所有物を取り戻せ」
ラマ・スー[出典]

首相からボーラ・ヴィオのクローニング施設へ行くよう指示を受けるウィー

19 BBYにクローン戦争が終結[12]銀河皇帝シーヴ・パルパティーンによるニュー・オーダー宣言が行われた後も、トーン・ウィーは引き続きカミーノでラマ・スー首相に仕えた。皇帝の演説がティポカ・シティでも放送された後、ウィーはスー首相と銀河帝国ウィルハフ・ターキン提督の会談に同席した。皇帝による優先順位の見直しにより、これ以上のクローン・トルーパーは不要と語るターキンに対し、スーが反論を唱えるあいだ、ウィーはデータパッドを手にして話し合いの成り行きを見守った。[4]

のちにラマ・スーは、カミーノから逃げ出したクローンの少女オメガ賞金をかけた。カミーノアンはクローンの生産を続けるために、遺伝子操作が行われていない純粋なクローンであるオメガを必要としていたのである。デュロス賞金稼ぎキャド・ベインからオメガ生け捕りの連絡が入った際、スー首相はウィーに、ボーラ・ヴィオにあるクローニング施設の廃墟へ行き、ベインに報酬を渡してオメガを引き取ってくるよう命じた。スーは命令通りボーラ・ヴィオを訪れたが、ベインに会う前に、カミーノアンの主任医療科学者ナラ・セに雇われた賞金稼ぎフェネック・シャンドによって殺され、報酬が入ったケースを奪われてしまった。オメガに個人的に肩入れしていたナラ・セは、首相には秘密で別の賞金稼ぎを雇っていたのである。[2]

その後

「なぜトーン・ウィーを殺したの?」
―オメガ[出典]

トーン・ウィーはフェネック・シャンドに殺された

トーン・ウィーがブラスターで撃たれた銃声を聞き、オメガは当初クローン・フォース99の仲間たちが自分を助けに来たのだと思い込んだ。通路に横たわる体を発見したオメガは、すぐにそれがトーン・ウィーであることに気付き、助けに向かおうとした。しかしすでに手遅れであることに気付いていたベインは、オメガを自分のそばにとどめた。すると物陰からフェネック・シャンドが姿を現し、オメガを巡って2人の賞金稼ぎの対決が始まった。ベインが一時的に気を失った後、オメガはシャンドにウィーを殺した理由を尋ねたが、賞金稼ぎは“仕事の一部”だとしか答えなかった。シャンドはラマ・スー首相のもとへ連れていかれたら自分に捕まるより悲惨な目に遭うとオメガに告げたが、最終的にオメガは自力で脱出し、クローン・フォース99と合流してボーラ・ヴィオから去っていった。[2]

人物

「評議会に第1大隊の準備が完了したとお伝えください。もうひとつ、もしさらに兵士が必要なら、育成には時間がかかると」
―トーン・ウィー[出典]

優雅なカミーノアン、トーン・ウィーは自分たちの創造物を誇りに思っていた

トーン・ウィーは身長2.13メートルの女性カミーノアンである。彼女の外見は優雅で、まるでシルフ(sylph)のような見た目だった。[1] 他の多くのカミーノアンと同様[13]、ウィーは白い虹彩を備えた大きな黒い目をしていた。[3] ウィーは共和国グランド・アーミーのために造り出されたクローン・トルーパーを誇りに思っており、カミーノアンがこれまで作った中で最も優秀な兵士だと考えていた。[8] ウィーは穏やかかつ丁寧な物腰で客人に対処したが、一方で純真な一面もあり、オビ=ワン・ケノービがカミーノにやってきた真の目的に気付かず、彼がクローン軍団の存在を知らなかったことを見抜けなかった。[1]

装備

トーン・ウィーはスタイリッシュな文官の衣装を身に着けており、その一環として青い首巻(Neck wrap)をつけていた。また彼女は頭に巻いたジュエリーからペンダントを下げていた。[9] ラマ・スー首相を補佐するにあたり、彼女はデータパッドなどの機器を使用することがあった。[4]

制作の舞台裏

トーン・ウィーは2002年に公開されたプリクエル・トリロジー第2作『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で初登場を果たした。声優はレナ・オーウェン[3] このキャラクターはフルCGIで制作された。オーウェンも撮影現場に参加し、共演者たちが目線を身長約2メートルのキャラクターと合わせて会話できるよう、エイリアンの頭部の模型を取り付けた特殊な帽子をかぶって演技を行った。オーウェンは自身が演じたこのキャラクターを“愛と光の生き物、人生を軽やかに駆け抜ける優美な姿”と描写している。[14] またオーウェンは2005年公開の続編『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でニー・アレイヴァー元老院議員も演じている。[15] 2021年、トーン・ウィーはアニメ・シリーズ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』に登場し、その最期が描かれた。本シリーズでもオーウェンがウィーの声優を担当している。[2]

登場エピソード

参考資料

脚注

Advertisement