- 「ベイ327に進入許可。磁気フィールドを開放」
- ―帝国の管制官[出典]
ドッキング・ベイ327(Docking Bay 327)はデス・スターの赤道トレンチに設置されていた格納ベイのひとつ。[2] バトル・ステーションの西の四半球に位置し、ステーション・コントロール・ウエストの管轄下にあった。[3] またドッキング・ベイを見渡せる位置にコントロール・ルーム327という制御室が設けられていた。[4]
歴史[]
0 BBY、ヤヴィンの戦いの直前、ハン・ソロ、チューバッカ、ルーク・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービらの乗るYT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>はオルデラン星系でデス・スターのトラクター・ビームに捕まり、ドッキング・ベイ327に引き込まれた。密輸用の仕切りに身を隠して走査をやり過ごした後、ケノービはデス・スターのトラクター・ビームを解除するため制御装置へ向かい、残りのメンバーはレイア・オーガナの救出を開始した。スカイウォーカーたちがオーガナを連れてベイ327に戻ってきたとき、ケノービは近くの通路でダース・ヴェイダーと戦っていた。ケノービの最期を目撃した後、スカイウォーカーはストームトルーパーの銃撃をかわして<ファルコン>に乗り込み、仲間たちと共にデス・スターを脱出した。[2]
制作の舞台裏[]
ドッキング・ベイ327は1977年公開のオリジナル・トリロジー第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に登場した。[2] ドッキング・ベイ327の場面はミニチュアと大規模なセットを使って撮影された。ミニチュアは<ファルコン>が格納庫を出入りするシーンで使用された。セットはイギリスのエルストリー・スタジオに作られ、<ファルコン>はモス・アイズリーのドッキング・ベイ94の撮影で使われたものがそのまま再利用された。<ファルコン>の船体が大きすぎてスタジオのドアから運びだせなかったため、ドッキング・ベイ94のセットを解体した後、同じ場所にドッキング・ベイ327のセットが作られることになったのである。[5]
<ミレニアム・ファルコン>の船体は手前側の半分しか作られておらず、モス・アイズリーのシーンの撮影時には目の錯覚が利用された。しかしデス・スターではドッキング・ベイ327全体を高い位置から映すシーンがあったため、マット・ペイントによって存在しない船体の半分が補われた。またドッキング・ベイ自体もマット・ペイントによって実際よりも大きく見えるように演出された。[5]