ドロイド(Droid)は稀にロボット(Robot)やオートマトン(Automaton)と呼ばれることもある、人工頭能を備えた自律機械である。ドロイドは単純労働や医療、修理、通訳、戦闘など、銀河系社会において幅広い役割を果たした。有機的生物が親から生まれ、怪我からゆっくりと回復するのに対し、ドロイドは製造され、破損個所は容易に修理することができた。ドロイドは必要な知識や技術をあらかじめプログラムされるため、物事を学習する必要がなかった。多くのドロイドは始めから計算能力をインストールされていた。大部分のドロイドは自己を認識しており、存在を失うことに対する恐怖のような感情すらあった。また、ドロイドはフォースを感じることができなかった。ドロイドは生き物のように睡眠をとる必要が無いが、睡眠に似た機能停止状態になることもでき、必要に応じてメンテナンスを受けた。
種類[]
ドロイドは有機的種族にとって危険すぎる環境や、単調すぎる作業など、様々な必要に応じて使用されていた。プロトコル・ドロイドやアストロメク・ドロイドのように、専門技術と知識が必要とされる分野で活躍するドロイドもいた。通常、ドロイドは従順かつ正確で、主人の命令に忠実に従った。中には、主人を持たずに独立して行動し、賞金稼ぎとして働くドロイドもいた。トレード・フェデレーションや独立星系連合が使用したバトル・ドロイドのように、ドロイドは軍事利用されることもあった。
ドロイドのクラス[]
ドロイドが銀河系社会において果たす役割は多岐に渡り、その業務は単純な診断や複雑な医療処置、あるいはメッセージの送信、宇宙船の操縦までさまざまだった。[1] ドロイドは使用されるテクノロジーや技術、用途に応じて以下の5つの階級(Class/Degree)に分類された。[2]
- 第1級ドロイド
- 物理、数学、あるいは医療科学に特化したドロイド。JN-66分析ドロイド、2-1Bシリーズ医療ドロイド、DD-13トライペダル医療ドロイド、GH-7医療ドロイドなどが第1級に分類される。[2]
- 第2級ドロイド
- 工学や技術科学に特化したドロイド。DUMシリーズ・ピット・ドロイドやWED-15セプトイド・トレッドウェル・ドロイド、PLNKシリーズ・パワー・ドロイドなどが第2級に分類される。[2]
- 第3級ドロイド
- 社会科学やサービス機能に特化したドロイド。CZシリーズ秘書/ビジネス・コミュニケーション・ドロイドやLEPサーヴァント・ドロイド、FA-5ヴァレット・ドロイド、BD-3000ラグジュアリー・ドロイドなどが第3級に分類される。[2]
- 第4級ドロイド
- 軍事および保安機能に特化したドロイド。GUシリーズ・ガーディアン・ポリス・ドロイド、KXシリーズ・セキュリティ・ドロイド、B1バトル・ドロイドなどが第4級に分類される。[2]
- 第5級ドロイド
- 高度な知性を必要としない単純労働や重労働のためにプログラムされたドロイド。IW-37ピンサー・ローダー・ドロイドやR-H029シフター・ドロイド、PKシリーズ労働ドロイドなどが第5級に分類される。[2]