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クローン戦争銀河内戦で大きな役割を果たした2体のドロイド、R2-D2(左)とC-3PO(右)

ドロイド[1](Droid)は自己認識機能、移動機能、コミュニケーション機能等を持ち合わせた機械装置。銀河系では様々な目的のため無数の種類のドロイドが生産されていた。ドロイドは演算装置となるドロイド脳と呼ばれる部品を備え、必要に応じた機能や装備をもっていた。

ドロイドの外観[]

ドロイドの外観、シャーシ には制作目的を達成すべき部品が詰めこまれている。シャーシによってドロイドのだいたいのサイズと動ける範囲が決まる。また各種の部1取り付けるスペースがあり、外側にもアクセサリー用のソケットなどがある。

ドロイドの概観の基本形態は、おもに以下の通り。

  • 据え付け型:据え付け型のドロイドは、自分の意志で動く事は出来ない。たとえば医療用アシスタント・ドロイドの様な物があり、移動させるのはユーザーの仕事だ。
  • ホイール・ドロイド:ホイール・ドロイドは、移動するときに車輪のように変形する機能を持っている。平らな表面を移動することを前提に設計されている。トレード・フェデレーションドロイデカは、ホイール・ドロイドの典型的なものである。
  • キャタピラ・ドロイド:キャタピラ・ドロイドは、ホイール・ドロイドとは異なり、でこぽこの荒れた場所でも移動することができる。そのままでは階段をのぼることはできないが、拡張脚を取り付ければ、たいていののぽりおりが可能になる。
  • 歩行ドロイド:歩行ドロイドは2足動物や4足獣をベースにしたシャーシを持ち、ほぽどんな地形でも移動することができる。外見は、ASP労働ドロイドやトレード・フェデレーションのバトル・ドロイドのように、骸骨を連想させるという共通点がある。しかしヒューマノイド・ドロイドの多くは本物に近い「皮膚」や「人工組織」が装着されている。
  • 浮遊ドロイド:浮揚ドロイドは、リパルサーリフト付きのシャーシを持ち、地表から最高10メートル程度浮き上がることができる。そのため地表のでこぼこに関係なく、密集した森林でさえ移動することが可能だ。プローブ・ドロイドや歩哨ドロイドはほとんどがこのタイプ。リパルサーリフトの効率を上げるために小型であることが多い。
  • 飛行ドロイド:飛行ドロイドは、目的の場所にすぱやく移動するために作られた。求める性能によって、エンジン(一般的には亜光速ドライプ)にはいくつかのタイプがある。かなり高価で、トレード・フェデレーションが使っていたドロイド・スターファイターが、このドロイドの典型的なものだ。地表では歩行モードでの移動も可能である。

シャーシとコア・プロセッサー[]

すべてのドロイドは2つの重要なパーツから成り立っている。シャーシとコア・プロセッサーである。小さなマウス・ドロイドから巨大なドロイド・バージ(はしけ)まですべてである。特にコア・プロセッサーがないとドロイドは全く機能しない。さらに目的に有った能力を付加するには様々なツール・セットが必要で、ドロイドを動かすプログラミングも不可欠だ。

シャーシ[]

ドロイドはシャーシによって大体の動ける範囲とサイズが決まる。また、各種の部品を取り付けるスペースが有ったり、外側にもアクセサリー用のソケットなどが有ったりする。シャーシには次の6つの基本形がある。

  • 据付型:自分の意志で移動することはできない。例えば医療アシスタントのようにその目的が決められた場所で働くためのものであり、移動させるのはユーザーの仕事だ。
  • ホイール。ドロイド:移動するときの車輪のように変形する機能を持っている。基本的に平らな道を移動することを前提に設計されており、変形したまま階段を上ったりする用途はあまり考慮されていない。
  • キャタピラ・ドロイド:ホイール・ドロイドとは異なり、凸凹の荒地でもかなり自由に動くことができる。そのままでは階段を上ることは難しいが、拡張脚を取り付ければ、たいてい上り下りが可能になる。
  • 歩行ドロイド:足で歩行する生命体をベースにしたシャーシを持ち、ほとんどどんな地形でも移動することができる。外見についてはB1バトル・ドロイドASP労働ドロイドのように骸骨を連想させる物が多いが、ヒューマノイド・ドロイドの多くは本物に近い皮膚や人工組織が装備されているものもある。
  • 浮遊ドロイド:リパルサーリフトつきのシャーシを持ち、地上から最高10メートル程度浮かび上がることができる。その為地表の様子に関係なく移動でき、密集した森林でさえ移動することが可能だ。プローブ・ドロイド歩哨ドロイドのほとんどがこのタイプである。なお、リパルサーリフトの効率を上げるため、小型であることが多い。
  • 飛行ドロイド:目的の場所に素早く移動することができるように開発され、強力な飛行エンジン(一般的には亜光速)が装備されている。中には地表において歩行モードで移動可能なものもある。ドロイド・スターファイターが典型的な例。

コア・プロセッサー[]

プロセッサーにはドロイドが機能するための情報、即ち行動様式や様々なツールの使い方などがコア・プログラムとして詰め込まれている。入力される情報を検証し、事前に予測できないあらyる情報における反応の仕方に至るまで、プロセッサーの中にある制御機構によって決定されている。細かなプログラミングは、蓄積された知識や習得した経験、振る舞い方や道徳観を基本にして作り上げられていくわけだが、実際に生きているわけではないので、その性格はなくなったり変化したりする。プロセッサー自身も、ドロイドの目的に合わせてわずか数ミクロンという非常にシンプルな、限定された作業や反復的な作業に従事するのみのものから、高知能型のの複合モジュールまで様々である。

ドロイドの部品[]

付属肢[]

ドロイドには、多種多様な付属肢が、目的に応じて取り付けられている。ほとんどすべてに、物を押したり引いたりして調査することができる最小限の付属肢がある。さらに高度な付属肢は、ドロイドが対象物に触れ、つかみ、持ち上げたり降ろしたりすることを可能にし、より目的に合った明確な作業ができるようになっていた。

単純作業から少し複雑な作業をさせるには、センサーや特化ツールといった器具を追加しなければならないのだが、ある特定の作業(狭い範囲の仕事)にしか使えない。コンピューターを固定するフック、ライトを溶接したもの、潤滑油供給器などはその一例だ。ハサミや鈎爪は、道具とアームの中間にあたるものだ。かなり機能は限定され、何か道具を使って作業をしている問、対象物を固定するのに使われる。

ドロイドの絢爪はブラスターなどを持つこともでき、特別に設計すれば、バトル・ドロイドができあがる。二本以上の手を持つドロイドは、細かい作業が出来る様に設計された物である。ごく少数であるが、手に3本以上の独立可動式の指を持つ物も有る。ドロイドには工場での製造時はもちろん、購入後であっても、内部や外部に何百もの付属品を取り付けることができる。このシステムは、基本的な設計をもとに、多くの異なったマーケットや顧客の予算に合わせてドロイドを供給することを可能にしている。

外部装備品[]

ドロイドのツール類やセンサ一類のほとんどは、本体とは別に、特定の方法で取り付けられたアクセサリー(外部装備品)という形になっている。互換性を考慮して設計されているため、これに合わせてプログラミングすることで、ドロイドは複雑な作業をきちんとこなすことが可能になるのだった。 ドロイドの工場が取り付ける部品の多くは、ドロイドの内部に付けるものだが、外部に取り付けるものもある。

  • 装甲 :戦場や他の危険な環境で作業するドロイドにとって、自身を保護するための基本的な装備品である。しかしその分、重量が重くなり、いくつかのタイプの装甲はドロイドの活動能力を奪うことになった。
  • 磁気脚 :これはドロイドが金属物の上で快適に動くことを可能にし、傾斜のある場所や移動するものの上での歩行を可能にしている。アストロメク・ドロイドはこれを有している。
  • 遠隔プロセッサー :遠隔プロセッサーは、数キロメートル離れても使える発信器を使い、ドロイドの中の受信器とやりとりをするもの。ドロイドを制御できる範囲を広範囲に拡大できる。ただし、内蔵プロセッサーを使うより動きが鈍くなった。
  • 行動規制ボルト :一時的に取り付けられる物。ドロイドが制限エリア内で勝手な行動をするのを防ぐものだ。その機能はドロイドの動カユニットをシャットダウンする。
  • 防錆剤:高価な予防コーティングで、潤滑油と防腐剤からなる。ドロイドの腐食を防ぎ、寿命を延ばす。
  • シールド :基本的に小型のもの。ドロイドにシールドを装備するのは、非常にコストがかかるためあまり例がなかった。
  • シャットダウン・スイッチ :この取り付けやすい単純なスイッチにより、ドロイドの所有者は機能を瞬時に停止することができる。通常は暗号やカギで作動する。
  • 伸長肢 :ドロイドの標準的な作業能力を拡張できるシンプルな部品。
  • ツール用マウント :ドロイドにさまざまな部品を取り付けることを可能にするアクセサリー。他の機械の組み立てや修理をするドロイドの場合、このマウンドをいくつか付けるだけで、多量の工具を持つことができる。
  • 武器用マウント :これはドロイドに多種多様な武器を取り付けることを可能にする。通常は戦場に投入されるドロイドに使用される。

内部装備品[]

ドロイドの内部には重要な機能を持つ、様々な精密な装置が組み込まれている。それを保護するため、頑丈なボディーがある。内部装置類は目的に応じて取り替えることも出来る。

  • コムリンク :多くのドロイドは、人間やエイリアン用に調整された標準的なコムリンクを使うことができるが、内部コムリンクは完全にドロイドのメイン・コンピューターに統合されており、ドロイドの発声器を通すよりもより早く、より効果的に機能する。
  • 診断パック :この診断パックを取り付けると、ドロイドのセンサーは機能不全のシステムを見つけるために、他の機械の状況を監視することができる。
  • 環境補完アダプター :これは特殊なドロイドに装備されるもので、特定の環境下での作業を可能にする。このアダプターにより、ドロイドは極度に暑い場所、寒い場所、ほこりや湿気がある場所でも効果的に機能することができる。
  • 思考プロセッサー :このタイプのプロセッサーは、ドロイドに行動から学ぶことを許可し、しばしばトレーナーの指導から外れたことをさせることもある。このプロセッサーにより、与えられた問題に対していくつかの対応方法を模索し、解決するための最良のアプローチ法を決定する。
  • 内部保管ユニット :ドロイド内部に収納保管するスペースを確保するため、内部に部品の保管ユニットを取り付けることがある。だが内部保管ユニットは、小さなものしか安全に運べないという欠点がある。それでもドロイドは、ときおり小物の密輸に使われることもあったのだ。
  • 動体センサー :標準的な動体センサー・ユニットをベースにしたこのセンサーは、ドロイドが活動する範囲内で、人間やエイリアンの存在を確認することを可能にする。危険区域、薮の中でも作動し、測量作業にも使われる。
  • 録画ユニット :このユニットは、ドロイドに5分間の者と映像を記録、再生することを可能にした。 ドロイドは必要に応じ、録画したものを消去したり、書き換えたりすることができる。
  • 自爆装置 :捕らわれて、内部データを分析させないために、ドロイドは自爆用の強力な爆薬を装備することができる。暗殺ドロイドは、しばしばそのターゲットに数メートル近づいた場合に自爆するようにプログラムされることもあった。
  • センサー・アップグレード :標準のドロイド・センサーは、人間の知覚範囲またはそれ以下で作動している。アップレードにより、ドロイドはどんな生命体よりもすぐれた視聴覚の能力を手に入れることができる。
  • 音波センサー :ポータブルのスキャナーに使われているのと同じようなこの小型センサーは、ドロイドに超音波や超低周波の音を袷う能力を与え、可聴域以外の音も捕捉できる。
  • 翻訳ユニット :このユニットは、ドロイドに一般的な言語から、ほとんど知られていない言語まで理解させる。銀河のあちこちを移動するドロイドには非常に役立つものだ。
  • 視覚センサー・アップグレード :これはドロイドに低照度での認識能力、赤外線探知、対象拡大能力と360度の視野を与えるオプションである。低照度での認識能力は、ドロイドに月光下や水中での効果的な作業を可能にし、赤外線探知は完全な暗闇の中で30メートルの視野を確保できる。
  • 発声器 :発声器は、人間やエイリアンが話すのと同じように、ドロイドがコミュニケーションをとることを可能にするものだ。プロトコル・ドロイドのように、言語にかかわりのある作業をするドロイドには標準的に装備される。

使用方法[]

一般的なドロイドは、自己修復機能を持ち合わせていない。定期的な保守点検は不可欠と言える。

保守点検の必要性[]

銀河は広く、首都惑星のように情報に溢れ、常に何かしら新しいものが生み出され、いつでも必要なものが手に入るところもあれば、辺境惑星の、まるで10年1日がごときところもある。あらゆるところで使われるものであるドロイドについては、機能の多さをアピールしたこともあった。しかし、最終的に消費者の心を掴んだのは、頑丈で機能的な、基本設計がしっかりしたモデルだった。また、決して安くはないドロイドを購入するにあたって、良心的なサービス料金で長期にわたって保守点検が受けられることを考慮するのは当然のことといえよう。

何故ドロイドは長年にわたって稼働し続けることができるのか。それは、個々の部品は消耗あるいは故障するかもしれないが、身体全体の機能が一斉に劣化したりしないからである。保守点検と故障部品の交換を正しく行えば、たとえ何百年経とうと、あからさまなパフォーマンスの低下は起こらない。

クリーニング[]

定期的なクリーニングもドロイドの状態を最高に保ち、寿命を伸ばす為に欠かすことができない。ドロイドの外装はかなり頑丈で壊れにくい。しかし、それがたとえ丈夫でピカピカのデュラスチールであったとしても、内部機材は実は劣化しやすいものであったり、結合部分や隙間から埃が入り込んだりする。かといってクリーニングと注油を怠らなければ腐食しないわけではない。たとえば、微生物によるダメージはドロイドに特有のものだ。ある種の微生物は絶縁体などの部品を食い荒らし、機能不全を引き起こす。ドロイドを長期間、埃っぽい、汚れた場所で働かせる場合、持ち主はおざなりの保守点検に出すだけではなく、定期的にオイル風呂に浸して、内部機械の潤滑を十分にしてやる必要がある。そうすれば内部が洗浄され、注油と同時に微生物の除去も行ってくれるのだ。また、湿った場所でドロイドが活動する場合は、できれば温風室で定期的に乾かしてやらなければならない。長期使用からくる部品の劣化を防止する保守点検を怠れば、持ち主は多額の修繕費を負担することになるであろう。

故障部分の修理[]

生物ならば瞬間的に死に至る過酷な環境でも、ドロイドならば活動が可能である。しかし、高熱にされされたり、ガス採取惑星のように腐食作用のある大気では、内部の部品に、大なり小なり何らかのダメージを受けると考えていいだろう。ドロイドの内部に使用されている部品は耐久性に優れているが、予想をはるかに上回る不可を受けることもありうる。部品が大きく損傷しているのに、そのままドロイドを使い続けると、まず間違いなく大きなトラブルを招く。なぜなら、故障部分を補おうと、他の部分に余計なストレスがかかってしまうからだ。それは最悪、ドロイドの機能停止にもつながる。しかし、優秀な設計のドロイドなら、故障部品の交換は簡単だ。また、さほど重要ではない外装部品の破損程度なら、機能を完全に停止しなくとも修繕できる仕組みになっている。どんな故障をしたドロイドも、理屈的には修理し、組み立てなおすことが可能だ。ようはコストパフォーマンスだ。ただ、メモリーの核が損傷していた場合には、以前の状態に戻すことが不可能といえよう。

オーバーホール[]

非常に優れていたり、貴重なモデルである場合、長期間使用したあとで新品同様の状態にオーバーホールすることがある。新品を買うより安くつくということもあるが、ドロイド市場が成熟しており、発売元で既に生産中止になっているモデルでも問題なく修理が可能だからだ。例えば、ある種のドロイドのオリジナルモデルがレア物として、その後に発売された改良型より珍重され、定期メンテナンス・サービスに出されることは少なくない。このようなオーバーホールは時間のかかる作業である。まず、ベアリングやモーター中心部など、酷使された部分を総取替えしたあと、電気系の再点検やアップグレードがなされ、最後に外装が新しいものに換えられるという手順で行われる。

再プログラミング[]

長期の使用や事故によってドロイドが受けるダメージとして、他に考えられるものは、コンピュータ系統の異常である。一度に処理できないほどの、大量の情報処理を急激にさせられたりした場合のプログラミングの異常の他、感電や物理的衝撃の場合など、原因は様々である。それらの対処方法として、すべて、または部分的な再プログラミングを行うことが行われる。前者の完全再プログラミングは、メモリーの全消去につながる最後の手段といえる。ドロイドが取得したすべての技術を破棄し、工場出荷時の初期設定に戻すことになるからだ。プリセットされたコンピュータパッケージを使用して、部分的な再プログラミングを行うことも可能である。つまり破損した部分のみ上書きし、正常な部分は残しておけるのだ。このコンピュータ・パッケージは通常、発売元のメーカーから支給される。再プログラミングの実行に際しては、ドロイドの機能を完全に停止しておかなければならないが、作業は比較的短時間で行われる。また、改造に際し何らかの再プログラミングが行われる場合もある。

ドロイドの改造[]

ドロイドの大半は工場出荷時のままの状態で使われるが、特殊な改造を施す所有者もいる。

理由[]

ドロイドの製造会社は市場を念頭に置いて標準仕様のドロイドを設計する。量産効果を狙って設計するのは当然であるが、また同時に拡張性をできるだけ高める設計がなされる場合もある。標準仕様以外の装備プログラムのオプションを加えることによって、どんなドロイドでも改造が可能なのだ。また、それ以外にも、メーカー、サードパーティーを問わず、最も拡張性の高いドロイドでさえ装備できないような、様々な追加機能や部品が、市場を探せば出回っている。所有者がドロイドを改造する理由は、現実的なものから悪意のあるものまで実に様々だ。目的に応じていくつものドロイドを買うより、多目的に改造したほうが金がかからないといったところが、たいがいの理由だろう。

例としては、標準的な拡張性のあるプロトコル・ドロイドを、ゴマすり執事ドロイドに改造するというのが一時的に流行った。また、ホスクのドロイド闘技場では、標準的なアストロメク・ドロイドマンダロリアン・バトル・ハーネスを付け加え、危険な殺人マシーンに改造されたのは、異様なドロイドの改造例として、ホスクの貿易港にあるドロイド・アリーナに展示されている。

無理な改造[]

現実的な人ならば、特性ツールを買うよりも倉庫用のWEDトレッドウェル修理ドロイドに追加のマニピュレーターを移植することを選ぶだろう。実際、トレッドウェルはこの種の拡張を考慮して設計されていて、それが何世紀にもわたって人気を保ち続けた理由の一つだ。また、より新しい部品とプログラムを使って、古いモデルをアップグレードする改造も行われる。これらは正しい改造と言って良いだろう。

しかし、なにかユニークなものに改造しようとして、結果、異様な姿になり果てることもある。地域によっては正規の交換部品の供給量が限られているために、時にはどんな部品でもとりあえず代用される。スクラップコレクションに近い部品を無理やり取り付けたようなものでも、無いよりましと使わねばならない時もあるのだ。そういう地域では、機能がうまく作動しなかったり、相性の悪い部品を取り付けられて苦しんでいるドロイドで溢れかえっていたりするのだ。

機能追加[]

機能追加というのは、完成品として問題なく動作しているドロイドに、何らかの要素を加える事で、一層の性能向上を図る改造だ。アストロメク・ドロイドにジェット推進装置をつけて、短時間ながらも飛行可能にするといったものが良き例であろう。しかし、それ以外にもプロトコル・ドロイドにアストロメク・ドロイド様に設計したアームを取り付けるといった改造がなされたりもする。場合によってはドロイド本来の使い道とは全く異なった目的のための部品を取り付ける場合もありうる。例えばプロトコル・ドロイドにバイブロ・ブレード(振動斧)を継ぎ足すといった作業である。

ドロイドの内部には、部品が詰まっており空いているスペースはほとんどないが、外装用部品の取り付けは比較的簡単であある。しかし、安易な気持ちで取り付けると、シャーシを思いのほか痛めたり、重心バランスを歪めさせたりする。また、ほとんどのドロイドには触覚というものがなく、どこに外装部品が取り付けられているかを感じるには限界があるので、それを検知するための付属品も必要となる。また、たいがい追加装備を加える事で全体的な重量は増加し、動作が鈍くなる。

一度新しい装備を取り付けると、ドロイドのコア・プログラムに、それがどのように作動するのかを知らせる必要がある。改造が標準的なアップグレードやオプションであれば、既存のプログラムには、ドロイドが必要な情報は組み込まれているものだ。しかし、他のドロイドの部品を組み込んだりする型にはまらない改造では、他のドロイドのプログラムでも使える場合もあったりするが、結局、プログラミングは複雑なものになり、他のプログラミング・モジュールを買うことになる場合が多い。それ以外に、その装備が使えるようになるまで、ドロイドに手とり足とり教え、体で覚えさせるという手段もある。

脚注[]

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