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「全員で探そう。見つけるまで諦めないぞ」
―ナク=イル・タノ[出典]

ナク=イル・タノ(Nak-il Tano)はトグルータ男性で、パヴ=ティ・タノの夫、アソーカ・タノの父親。共和国時代の末期に惑星シリの中にある小さなで暮らした。

経歴[]

「本当に大丈夫かい?」
「ナク=イル、習わしなのよ」
「古いことは年寄りたちに任せておけばいい」
―ナク=イルとパヴ=ティ・タノ[出典]
LifeAndDeath

ナク=イルとパヴ=ティ、アソーカ

トグルータ男性[1]、ナク=イル・タノ[3]共和国時代の末期に惑星シリ小さな村で暮らした。[1] 36 BBY[4] 夜、ナク=イルとパヴ=ティ・タノのあいだに娘が生まれた。ナク=イルは大喜びで娘の誕生を村中に伝え、タノ家にはトグルータの村人たちが祝福のために集まった。ガンティカ長老が到着した後、パヴ=ティが娘をアソーカと名付けた。[1]

1年後、ナク=イルが家の屋根で作業をしていた時、パヴ=ティは1になったアソーカを通過儀礼の狩りへ連れて行く準備をした。ナク=イルは娘の身を案じ、古いしきたりは年寄りたちに任せておけばよいのではないかと妻に告げた。しかし伝統を重んじるパヴ=ティは考えを曲げず、祖先たちを冒涜するようなことを言ってはならないとナク=イルを嗜めた。ナク=イルは笑いながら妻の信念を受け入れ、“良い狩りを”と声をかけて母娘を送り出した。[1]

ナク=イルが家で仕事を続けていた時、の中から数発のブラスター音が響いた。異変に気付いたナク=イルと村人たちは、ブラスター・ライフルを手にして森へ急いだ。森の中ではパヴ=ティが獰猛なラクシールと戦いを繰り広げており、ナク=イルたちはアソーカを守るため援護射撃を行った。しかしラクシールはアソーカを咥えて森の奥へと連れ去ってしまった。ナク=イルは後を追おうとするパヴ=ティを引き留め、慰めた。[1]

アソーカは夜になっても見つからず、ナク=イルは村中総出で再捜索を行うことを提案した。しかしその直後、アソーカを背中に乗せたラクシールが村に現れた。ナク=イルたちが見守る中、ラクシールはパヴ=ティがアソーカを引き取って礼を言うと、大人しく森へ引き返していった。ナク=イルはライフルを地面に捨て、急いで妻と娘のもとへ駆け寄った。そして村の長老ガンティカは、このできごとからアソーカにジェダイの資質があることを見抜いた。[1]

人物[]

「口を謹んで。精霊を侮辱することになるわ」
「木の精か?」
「ご先祖様たち」
―パヴ=ティとナク=イル・タノ[出典]
Ahsoka is Jedi

娘のアソーカにジェダイの素質があることを知ったナク=イルとパヴ=ティ・タノ

ナク=イル・タノはトグルータの男性で、赤紫の肌に白い模様が入っており、レックモントラルは青と白の縞模様だった。トグルータの伝統を重んじるパヴ=ティとは対照的に、ナク=イルは若い世代が古い慣習に従う必要はないと考えていた。しかしナク=イルはこの考えに固執しておらず、伝統を大切にする妻の考え方も尊重していた。ナク=イルはトグルーティ語銀河ベーシック標準語の両方で会話することができた。また彼はライフルを所有し、村の屋根で仕事をした際にはドロイドの手助けを借りながらハンマーを使って作業していた。[1]

制作の舞台裏[]

アソーカ・タノの両親の存在は2016年発売の正史の小説『アソーカ』(E・K・ジョンストン著)で初めて言及された。[5] 2022年、アソーカの父であるナク=イルがTVシリーズ『スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ』のエピソード『生と死と』で初登場を果たした。声優はスニル・マルホートラ[1] ナク=イル・タノというフルネームは StarWars.comデータバンクで判明した。[3]

『テイルズ・オブ・ジェダイ』の製作総指揮を務めたデイヴ・フィローニ監督は、TVシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズシーズン4のエピソード『カダーヴォからの脱出』(2012年)の脚本を執筆した際、劇中のセリフでアソーカ・タノの両親について言及する構想を持っていた。フィローニは、グパット・ロシュティ総督がアソーカの両親のことを知っていると語る場面を挿入すべきか制作チームと話し合ったが、今後そのセリフについて掘り下げる予定もなく、フィローニ自身“意地悪”なセリフだと感じていたため、廃案となった。[6]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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