- 「あれはナブス。ふわふわしてて僕らより小さいけど、騙されちゃだめ。僕が知ってる子のなかで一番の力持ちだ」
- ―カイ・ブライトスター[出典]
ナブス(Nubs)はプーバの男性で、ハイ・リパブリック時代のジェダイ・イニシエイト。友人のカイ・ブライトスターやリス・ソレイと一緒に、アウター・リムの惑星テヌーにあるジェダイ・テンプルで修行を積んだ。ナブスは小柄だが力持ちで、植物が大好きだった。232 BBYにグランド・マスター・ヨーダの指示でコルサントからテヌーへ送り込まれたナブスたちは、シャトル<クリムゾン・ファイアホーク>のパイロットであるナッシュ・デュランゴやドロイドRJ-83と親交を結び、ともにさまざまな冒険を経験した。ナブスたちはテヌーで訓練を受けつつ、クブロップ・スプリングスの祭りやクブロップ・クラシック、ジェリーフルーツ祭りといった地元の恒例行事に参加し、テヌーの人々の暮らしや文化への理解を深めた。
ジェダイ・マスター・ジア・ザルドア・ザナの監督のもと、ナブスは友人たちと共にアンドレイヴンやウートゥー・プライム、コンドラン、オマカ、キャッシークといった数々の星を旅し、異文化を学んだ。またヤムラディでは新種の生物の探索、ラングシャ=ラングでは植物の授業を受け、バトゥーでは別のジェダイ・テンプルやブラック・スパイア・アウトポストの人々と交流した。こうした旅の過程で、ナブスたちはテイバー・ヴァル=ドーンのクルーやギャングルズ、コメット・ランナーズといった宙域内の数々の海賊団と遭遇し、そのたび戦いを切り抜けてきた。特に、同年代の海賊であるテイバーの一味とは何度も火花を散らしたが、やがて共通の目的のために力を合わせることも多くなっていった。
経歴[]
生い立ち[]
- 「あなたたちを誇りに思う。人助けはジェダイの役目よ」
- ―ジア・ザルドア・ザナ[出典]
フォース感応能力を備えたプーバの男性、ナブスは幼い頃にジェダイ・オーダーに加わり、ハイ・リパブリック時代にジェダイ・イニシエイトとして訓練を開始した。[5] 232 BBY当時[6]、ナブスと友人のカイ・ブライトスター、リス・ソレイは惑星コルサントのジェダイ・テンプルで訓練を積んでいたが、さらなる修行のためアウター・リムの惑星テヌーにあるジェダイ寺院へ拠点を移すことになった。テヌーへの引っ越しの日も、ナブスとカイ、リスはテンプルの訓練コースで戦闘訓練を行い、ベスト記録の更新を目指した。ナブスとリスはマークスマンHトレーニング・リモートに取り囲まれたカイを助け、ともにビーコンに辿り着いて最速記録を塗り替えた。[5]
ジェダイ・マスター・ジア・ザルドア・ザナの呼び出しを受けた3人は、テヌー行きの最後のシャトルである<クリムゾン・ファイアホーク>に乗るためテンプルのハンガーへ向かった。彼らはテヌー出身の若きパイロット、ナッシュ・デュランゴとそのドロイドの相棒RJ-83と知り合いになった。ハイパースペース航行中、ナブスは船内でくつろいでいいというナッシュの言葉に甘え、果物を貪った。<ファイアホーク>がテヌーの軌道に到着した直後、カフェ[5] “ハップのサップ・タップ”[7] のオーナーであるハップから船にホログラム通信が入った。ハップは彼の店が海賊による略奪を受けていることを知らせ、ジェダイの助けを期待したが、ナッシュが連れてきたジェダイたちが子供であることを知ると不安げな様子を見せた。ナブスとリスもまた、自分たちに人助けができるか自信がなかったが、カイはグランド・マスター・ヨーダの言葉を引用して2人を励ました。[5]
ナッシュの操縦でクブロップ・スプリングスの町に降りたナブスたちはすぐにハップの店へ向かい、少年海賊テイバー・ヴァル=ドーンとその手下ポード、EB-3たちと初めて対峙した。カイがテイバーと戦う間、ナブスとリスはホバー=カートで略奪品を運び出そうとするポード、EB-3に立ち向かった。3人は善戦したものの、テイバーが破壊したテヌー・ツリーの枝がカフェに落ちないようフォースで受け止めているすきに、海賊たちに逃げられてしまった。しかしナッシュとRJが時間稼ぎをしてくれたおかげで、ナブスたちは略奪品が海賊船<アイアン・タロン>へ運ばれるのを阻止することができた。テイバーは今回の略奪を諦めて町から立ち去り、町民たちはジェダイの勝利を喜んだ。その後、マスター・ジアはテヌーの寺院に到着した若きジェダイたちを歓迎し、町での活躍を褒めたたえた。[5]
ヤング・ジェダイ[]
ヨーダからの任務[]
- 「ナブス! 食べちゃだめだ。困ったやつ」
- ―スパークル=ファイアの種を食べようとしたナブスに、カイ・ブライトスター[出典]
テヌーに到着して間もない頃、ナブスはカイやリスと一緒に訓練コースに挑戦した。しかしナブスはゴール目前でアスレチックから落下し、ロープにぶら下がる形になった。カイはナブスを助けようとしたが、落としたライトセーバーも同時にフォースで拾おうとしたせいで、結局どちらも失敗に終わってしまった。その直後、マスター・ヨーダがテヌーの訓練場に現れた。ヨーダは夜に開かれるクブロップ・スプリングスの祭りにジェダイが招待されたことを知らせ、祭りに必要な“ある重要なもの”を惑星ヤラムへ取りに行く任務をナブス、カイ、リスに与えた。3人はヨーダから任務を与えられたことを喜び、ナッシュの操縦でヤラムの入植地にあるクンパの屋台を訪ねた。ナブスたちはクンパから渡された品がただの植物の種であることに驚いた。[8]
船に戻った後、ナブスたちはテイバーの罠にはまり、偽の救難信号に応じて船を留守にしたすきに種を盗まれてしまった。ナブスとカイ、リスはナッシュのスピーダー・バイクを借りてヤラム砂漠を旅し、海賊たちの拠点であるヤラム・タワーへ急いだ。彼らはタワーのハンガーでテイバーの<アイアン・タロン>に忍び込み、種を取り戻した。しかしナブスが喜びのあまり物音を立てたせいで、テイバーに気付かれてしまった。ジェダイたちは海賊との戦いを切り抜け、ナッシュの<ファイアホーク>へ急いだ。その際、カイは搭乗ランプから落ちそうになっているナブスを救うため、テイバーに奪われたライトセーバーを取り戻すのを諦めた。カイがフォースで持ち上げてくれたおかげで落下を免れたナブスは、船に戻って来たカイに感謝し、厚く抱擁した。その夜、ヨーダは子どもたちが運んできた“スパークル=ファイアの種”がジェダイと銀河市民の友情のシンボルであることを教え、種を鉢に植え、美しい花火を打ち上げた。[8]
ある日、テヌーの寺院にて、ナブスとリスはカイの提案で上級生用の[2] 訓練用DD-1ホバー・ドロイド[1] を起動し、戦闘訓練を行った。しかしこのドロイドは3人の手に負えず、カイはナッシュに助けを呼んだ。ナブスとカイ、リスはフォースの力を合わせてドロイドの動きを止め、そのすきにナッシュがドロイドの停止ボタンを押した。作戦の成功を喜んでいた時、子どもたちは倒壊したレンガの下敷きになりかけたが、ヨーダに救われた。ヨーダは協力して困難を乗り越えたナブスたちを誉め、彼らに新たな任務を与えた。[2] 別の日、ナブスが昼食を取ろうとしていた時、ナッシュが動物保護区へ運ぶ予定だったトゥーカの仔猫がテンプルの食堂へ逃げ込んだ。仔猫はテーブルを食器を蹴散らして逃げ去り、ナブスはヌードルまみれになったが、顔についた麺をすすり上げて満足げな表情を見せた。[9]
ある日、ナブスとカイ、リスは研究用のザイラ・フラワーを見つけて寺院に持ち帰る任務を与えられた。ナブスは森の中で木の枝に咲いたザイラ・フラワーをいちはやく見つけたが、大型の鳥類が枝から飛び立ったはずみに、空高く打ち上げられてしまった。ナブスは空を飛ぶ鳥の背中を経由して、なんとか枝に飛び降りることができたが、鳥は彼に近寄って離れようとしなかった。しかしリスの助言で、この生物が光るものが好きだと知ったナブスは、ライトセーバーを使って鳥をうまく誘導し、無事に花を手に入れることができた。[10] ある時、ジェダイ・ホロクロンの回収任務を終えたナブスたちは、ナッシュの<ファイアホーク>でテヌーへの帰路に就いた。一行はテヌー付近の小惑星帯でテイバーのクルーに襲われたが、ナッシュの操縦で海賊やエクソゴースとの遭遇をかわし、無事に寺院に辿り着いた。[11] テイバーが再びクブロップ・スプリングスに現れた日、ナブス、カイ、リスはスピーダー・バイクで市場に駆け付けた。この日、彼らは海賊たちとの戦いで劣勢を強いられた。しかし彼らは諦めず、海賊船が飛び立つ直前にフォースを使って盗品を船倉から取り戻すことに成功した。[12]
チーム・クリムゾン・ボルト[]
テヌーの恒例行事である水上レース・イベントのクブロップ・クラシックが開催された際、ナブスとカイ、リスはナッシュ率いるチーム・クリムゾン・ボルトの一員としてレースに参加した。また彼らはナッシュのレーシング・スキッフ<クリムゾン・ボルト>の組み立ても手伝った。レースが始まる前、マスター・ジアは公正を期すためフォースの力でナッシュを手助けすることはできないと念を押した。レーサーたちはハップの合図で町から出走し、ナブスは<ボルト>の帆の操作を担当した。しかしナッシュのライバルであるレイナ・ゼスは、ナッシュのチームがジェダイの力でズルをしていると思い込み、負けじとターボ=ブースターを不正に使用した。[4]
ナッシュはレイナを追い越そうと躍起になるあまり滝下りに失敗し、<クリムゾン・ボルト>はぬかるみにはまってしまった。一方、レイナのスキッフもエンジンがオーバーヒートして停止し、泥にはまった。チームの腕力では<ボルト>を泥から押し出すことはできず、ナッシュはレイナに協力を呼び掛けた。その際、レイナはジェダイがレース中にフォースの力を使っていなかったことを知り、自分の勘違いを認めた。子どもたちは2機のスキッフをケーブルでつなぎ、全員で力を合わせてなんとかコースに戻すことに成功した。両チームはズルはなしという約束でレースを再開し、ゴール目前の間欠泉エリアへ突入した。ナッシュは間欠泉から噴き出した水に乗って<ボルト>を上昇させ、レイナのスキッフを空から抜き去ることに成功し、見事1着でゴールインした。ナブスたちはマスター・ジアから祝福を受け、ハップからトロフィーを授与されたナッシュを胴上げして喜んだ。[4]
テヌーでテンプル図書館の見学が行われた日、カイが本棚の裏に隠れていた古い倉庫を再発見した。中にあった古代の品々のうち、ナブスは植物のホログラムに興味を示した。一方、カイは古代の宇宙船<スター・シーカー>の追跡装置を見つけた。<スター・シーカー>はかつてジェダイ・オーダーのために古代遺物の探索を行った勇敢なパイロットの宇宙船だったが、長らく行方不明となっていた。マスター・ジアの許可を得て、ナブスとカイ、リスは追跡装置を頼りに<シーカー>を探す旅に出ることになった。一行はナッシュの<ファイアホーク>で目的の惑星[13] フォバリス[14] に到着したが、この星は危険な小惑星帯に囲まれていた。[13]
ナブスは<ファイアホーク>の砲手を担当して巨大な小惑星をレーザー砲で破壊し、ナッシュをアシストした。地表に到着した後、幼いジェダイたちはフォースで濃い霧を払い、<スター・シーカー>とパイロット・ドロイドの0G-LCを発見した。0G-LCによって<シーカー>の中を案内されたジェダイたちは、このドロイドこそが行方不明の勇敢なパイロットであることを知った。0Gはこの星に不時着して以来自信を失い、船の修理が終わった後も再び旅に出る勇気を持てずにいたのだった。ジェダイたちはこの探検家ドロイドを励まし、怖くても立ち向かう勇気が必要だとアドバイスした。再び操縦席についた0Gは、ジェダイとナッシュの助けを借りて小惑星帯を突破し、テヌーに辿り着いた。古代遺物を寺院に届けた後、0Gはジェダイの助けに感謝し、ナブスたちに見送られながら再び探検の旅に出発した。[13]
友人たちの助け[]
クブロップ間欠泉への遠足が予定されていた日、ナブスは鼻風邪にかかって部屋で寝込んでしまった。ナブスが朝食に現れないのを心配したカイとリスが部屋にやって来た時、ナブスは2人にホロブックを手渡した。カイとリスはヤラの木の葉っぱが鼻風邪によく効くことをホロブックで知ると、ナブスのために採集に出かけた。2人は巨大なテヌー・ツリーを冒険し、ガングルとの遭遇を乗り越えて葉っぱを持ち帰った。ナブスはヤラの葉のお茶を飲んで回復し、友人たちと一緒にクブロップ間欠泉の噴出を見学することができた。[15]
ある日、ナブスはカイ、リス、ナッシュ、RJと一緒にハップのカフェを訪れた。ハップから“本日のスペシャル”を振舞われたナブスは、あっという間にこのサップ=シェイクを食べつくした。その後、ジェダイたちはナッシュの知り合いであるチャドラ=ファンのジャンク屋マーラ・ジナラと出会った。ジャンクヤードの経営者であるマーラが泥棒の被害に悩まされていることを知ったジェダイたちは、進んで手助けを申し出た。他の仲間が泥棒を探すあいだ、ナブスはサーボ=リフターの部品が盗まれたせいで重い物が運べず困っているマーラのために、ジャンクヤードに残って力仕事を担当した。他の仲間は、泥棒の正体がテイバーたちであることを突き止め、彼らがジャンク品で作り上げた“ジャンク・ジャイアント”を連れて帰ってきた。マーラはこのドロイドをJG-1と名付け、ジャンクヤードの仲間として受け入れた。[7]
雪の惑星アンドレイヴンを訪問した際、ナブスとカイ、リス、ナッシュは地元住民ヴァーナたちの家でウェラグリンの乗り方を教わった。幼いジェダイたちは、ウェラグリンに餌をやるため幼いグマーやジャムと一緒に果樹園へ移動することになった。3人はウェラグリンを誘導するのに使うアンドレイヴンの笛を受け取ったが、リスがうっかり高い音を出した結果、雪崩が起きてしまった。一行は逃げ出したウェラグリンをなんとか集めて回ったが、今度はジャムが行方不明になった。ナブスは落ち込むリスを励まし、瞑想して心を落ち着けるよう勧めた。するとリスは笛の音を活用する方法を思いつき、無事にジャムを見つけ出した。その後、ナブスと仲間たちは雪崩のなかをウェラグリンに乗って滑り落ち、ヴァーナのもとへ戻った。[16]
ある日、ナブス、リス、カイはマスター・ジアやヨーダの前でトレーニング・ドロイドと戦ったが、制限時間内にビーコンを獲得することができなかった。落ち込む子供たちに、ヨーダはいかに早く成し遂げるかは重要ではないと助言した。ヨーダとジアがテンプルを留守にする間、ナブスたちは訓練場を片付けておくよう命じられたが、カイは楽をしようとトレーニング・ドロイドを片付け用にリセットした。しかしドロイドたちは暴走し、必要ないものまで全て積み上げて片付けようとした。ドロイドがテンプルの中で大騒動を引き起こした後、ジェダイたちは助けにきてくれたナッシュと協力し、わざとモノを散らかすことでドロイドを訓練場へ誘い込み、停止ボタンを押した。幼いジェダイたちは帰って来たヨーダに謝り、時間をかけて自分たちで訓練場を片付けた。その後、彼らはヨーダから直接指導を受け、辛抱強く取り組むことでビーコンを獲得することに成功した。[17]
ジェリーフルーツ祭り[]
ジェリーフルーツ祭りの日、ナブスたちはハップの店で祭りの飾りつけを手伝った。しかしテイバーの一味がウィーボの農場に現れ、ジェリーフルーツを奪っていった。ジェダイたちは<ファイアホーク>でヤラムへ急行し、海賊に変装してヤラム・タワーに忍び込んだ。変装は結局気付かれてしまったが、ジェダイたちはタワーの市場から逃げようとしたテイバーを追いかけ、着陸場から落下しかけた果物の積み荷をフォースで受け止めた。テヌーに戻る前、ナッシュは祭りのモットーに従ってテイバーにもフルーツを1つ譲り、ヤラムで出会った海賊チグも祭りに招待した。その夜、ナブスたちはハップの店で祭りに参加し、ジェリーフルーツを皆で分け合って食した。[18]
銀河生物愛好家協会のサファリ・ドロイドSF-R3“アリー”とCAMが惑星ヤムラディを探索した際、ナブスとカイ、リスも小動物チラルーの捜索に協力した。動物に好かれやすいリスのおかげでチラルーはすぐ見つかったが、CAMが未知の鳥類クリーチャーによって連れ去られるトラブルが起きた。ナブスたちはCAMを必ず助けるとアリーに約束し、鳥の巣穴を見つけ出した。いちどは巣から追い返されたものの、ジェダイたちはこの鳥類がCAMをヤムラディ固有のベリーと勘違いしていることに気づき、本物のベリーを巣に運んでおびき寄せることにした。囮役となったナブスやカイの活躍もあり、一行は無事にCAMを救い出すことに成功した。その後、この新種の生物はリスによってバローベリー・バードと名付けられ、銀河生物ガイドに登録されることになった。[19]
飛行訓練の前日、ナブスたちは<クリムゾン・ファイアホーク>に乗ってナッシュの操縦ぶりを見学し、“スロットル・バスター”の技術を目の当たりにした。その後、彼らはテヌーの月[20] デドゥーン[14] へ旅し、モン・カラマリの技術者ゼファーのガレージでジェダイ・ヴェクターを受け取った。デドゥーンでテスト飛行を行った際、カイが勝手に小惑星帯に飛び込んだせいで、ナブスとリスのヴェクターと<ファイアホーク>がエクソゴースの巨大な口に飲み込まれてしまった。しかしカイはナッシュの助言に従ってスロットル・バスターの技術でエクソゴースを引きつけ、開いた口から仲間たちが脱出するチャンスを作った。ナブスたちは間一髪で口から抜け出し、ヴェクターをテヌーのテンプルに持ち帰った。[20]
ある日、ナブスとリス、カイは銀河で最も強力な木材として知られるフェデリアン・ツリーを見物するため、ナッシュの<ファイアホーク>で惑星フェデリアンを訪問した。しかしフェデリアンの森の木は何者かによって伐採されてしまっていた。ナブスたちは木を住み家とする小動物スクリッフルたちと出会った後、ラクスローという名のゴーゾの実業家が金儲けのために収穫機で木を切っていることを突き止めた。実業家の部下RC-99の注意をそらした後、子どもたちはラクスローとの対話を試みたが、取り合ってもらえなかった。ラクスローはナブスたちをロープで拘束し、近隣一帯で最も巨大なフェデリアン・ツリーへと向かった。ナブスたちはスクリッフルの助けを借りてロープを切ると、全員で力を合わせて収穫機を破壊し、ラクスローをフェデリアンから追い払った。[21]
行方不明のペット[]
- 「ほら、背中に乗れ。ふわふわチビジェダイ」
- ―アンセン・ストラング[出典]
ある日、カイはテイバーのヘルメットを模したバケツをトレーニング・ドロイドの頭にかぶせ、戦闘訓練を行った。ナブスとリスはこのアイデアを面白がったが、マスター・ジアは悪者と戦って倒すだけがジェダイのやり方ではないことを教えるため、カイを任務に同行させた。ジアの友人である“大泥棒”エース・カリストとの出会いを経てマスターの言わんとすることを理解したカイは、訓練場に戻ってきた後、ドロイドにテイバーの格好をするのはもうやめにするとナブスとリスに申し出た。[22]
ナブスが友人たちと一緒にハップの店でテヌーアン・チャネルフィッシュ団子を食べていた時、賞金稼ぎアンセン・ストラングが市場に現れた。このドウーティンの賞金稼ぎはフィグルスという名の迷子のキビンを探しており、ジェダイたちは手助けを申し出た。その際、リスが誤ってアンセンの装備をいじったせいで、ナブスはガントレットから発射されたエネルギー・ネットに捕まってしまった。一匹狼のアンセンは他人の助けを借りることに乗り気ではなかったが、金に困っていたためしぶしぶ受け入れた。不器用で威圧的なアンセンは町の人々を怖がらせたが、ジェダイたちは聞き取り調査を手伝い、キビンの足跡を見つけてナッシュの家に辿り着いた。[23]
ガレージを捜索した際、アンセンは棚に手が届かないナブスを背中に乗せてやり、ナブスはその後もしばしばアンセンの肩に乗るようになった。彼らはマーラのジャンクヤードでついにキビンを見つけたが、アンセンは1人で仕事をやり遂げようとしてキビンを逃がしてしまった。ジェダイたちは落ち込むアンセンを励まし、今度こそ一緒に捕まえようと提案した。彼らはリスのアイデアでハップのチャネルフィッシュ団子を餌として使い、キビンをおびき寄せることに成功した。キビンを捕まえたアンセンは、ハップのカフェでこの動物を依頼主のレイナ・ゼスに渡し、報酬を受け取った。アンセンはチームで仕事をするのも悪くないと語り、ジェダイたちに感謝の言葉を告げ、ハップの団子やサップ・ドリンクをおごった。[23]
アリーが動物たちをシル・ガッタ自然保護区へ運んだ際、ナブスとカイ、リスもアリーの貨物船に乗り込み、動物の世話を手伝った。しかし船が燃料補給のため惑星クンドゥ・マイナーに立ち寄った時、地元の[24] 保安官[1] スレイグとブレイグがうっかりアリーの船から巨大動物ガルガンチュアを逃がしてしまった。この“ガルガンちゃん”は心優しい生き物だったが、住民たちから恐ろしいモンスターと誤解された。スレイグとブレイグはガルガンチュアを退治しようとしたが、逆にこの動物に命を救われ、自分たちの間違いを悟った。ガルガンチュアを貨物船に戻した後、ジェダイたちはベサリスクの姉妹と別れ、動物たちを無事に保護区へ送り届けた。[24]
ナッシュがコンサートを企画した際、ナブスたちはジェダイ寺院の近くでステージの設営を手伝った。コンサートにはナッシュの知り合いのバンド、クー=ボップスが出演する予定だったが、ランブル・ベース担当のブラフと連絡が取れずメンバーが困っていた。ナッシュとリスがメッツと一緒にブラフを探しに行く間、ナブスとカイは会場に留まり、RJやDJのK1-Tとともに設営に専念した。その後、ナッシュはブラフがバンドの方針に不満を抱いていたことを突き止め、メッツと和解させた。バンドは時間ぎりぎりにコンサートに間に合い、ナブスや観客たちを沸かせた。[25] ある日、ナブスたちはナッシュがプリンセス・イナヤを母星[26] ヘイズン[1] まで送り届ける手伝いをした。一行はテイバーの海賊団と遭遇したが、思いがけずイナヤの機転に助けられ、無事に仕事をやり遂げた。[26] またある日、ナブスたちはディーの引率で惑星ティッセルの溶岩地帯の見学に出かけたが、カイは寝坊したため一緒に行くことができなかった。[27]
危険な植物[]
テヌーの祭日である訪問者の日に、ナブス、カイ、リスはマーラの作品である“訪問者の日の像”をクブロップ・スプリングスの中心部へ運ぶ手伝いをした。ジアと合流したナブスたちは、祭日のゲストのひとりである自称冒険家のドレイヴェン・ボッシュに挨拶をしに行った。ナブスたちは知らなかったが、ボッシュの正体はコレクションを集めるためなら泥棒もいとわない悪徳収集家だった。ジェダイたちが目を離しているすきに、訪問者の日の像の貨物コンテナはドレイヴェンの部下R4-13とK-2PLによって空っぽのコンテナにすり替えられた。[28]
ナブス、リス、カイはモルドワープの自称冒険者が像を盗んだことに気付き、スピーダー・バイクで後を追った。ナブスたちはドレイヴェンの船を見つけて船倉に忍び込んだが、船はすぐに離陸し、入り口が閉じられてしまった。リスがジアに助けを求めた後、ナブスたちは船に保管されていた宝物のひとつ、オルデラニアン・ロイヤル・クリスタルの花瓶を互いに投げ合ってドレイヴェンの気を引き、時間を稼いだ。ナブスがK-2PLに捕まった直後、ジアがライトセーバーで船体を切り開いて姿を現し、形勢が逆転した。ドレイヴェンは慌てて逃げ出し、傾いた船から投げ出されたナブスたちは、像が入っているコンテナをフォースで受け止めた。その後、ナブスたちはクブロップ・スプリングスでコンテナを開き、ゲストたちに像をお披露目した。[28]
テヌーのイニシエイトたちが庭園惑星ラングシャ=ラングを訪問した日、ナブスはミズ・ヴァリシュの教室でガーデニングの講義を受け、ヴリーナク・ブルームを上手に手入れして誉められた。授業の最後に、アルビキアン・サン・グラスを世話するよう言われたナブスは、試しに水を与えてみたが効果はなかった。しかしヴァリシュが日光を遮っていた障害物をどかすと、サン・グラスはみるみる元気を取り戻した。興奮するナブスに、ヴァリシュは植物に必要なものを見抜くには注意深く観察する必要があると説明した。その後、ヴァリシュは逆に日陰を好むグランブル・ヴァインについて説明しようとしたが、講義の時間が足りず、話の続きはまた今度となった。[29]
ナブスはお土産としてヴァリシュから植物の種を受け取ったが、手違いでその中にグランブル・ヴァインの種が紛れ込んでしまった。テヌーに戻った後、ナブスがテンプルの庭園に植えたグランブル・ヴァインは日光によって過剰に成長し、非常に強力なツタで寺院を覆いつくしてしまった。ナブスたちはライトセーバーで抵抗を試みたがツタを止めることはできず、建物の一部が破壊されてしまった。しかしナブスは、光が当たっている場所とそうでない場所でツタの動きが違うことに気付き、ヴァリシュの教えを思い出した。ナブスが垂れ幕を使ってグランブル・ヴァインの根元の上に影を作ると、ツタはみるみる縮んでいき、代わりに花が咲いた。その後、寺院はドロイドによって修理され、グランブル・ヴァインはラングシャ=ラングへ送り戻された。騒動が収まった後、ナブスは庭園の現在の様子をホログラム越しにヴァリシュに披露した。[29]
ギャングルズとの遭遇[]
ナブスとカイ、リスがハップのカフェでモスベリー・ビスケットを食べていた時、ナッシュが新しいランドスピーダーをおひろめするために店に現れた。しかし店の外に駐機してあった彼女のスピーダーは、ほんの一瞬のすきに盗まれてしまった。カイは先ほど店で知り合ったばかりのオリという名の青年が犯人であると察しをつけ、オリがテヌーの町アクラー・ベンドの住人であることをハップから聞き出した。ナブスと仲間たちはスピーダー・バイクで町へ行き、聞き込みのためアクラー・インというバーを訪ねた。店主のドラーリックは、この町が“ギャングルズ”というギャング集団によって牛耳られており、オリはその手下だとナブスたちに説明した。[30]
オリがギャングルズを恐れるあまり彼らの言いなりになっていることを知ったナブス、カイ、リス、ナッシュは、ギャングルズがアジトにしている町長のオフィスへ向かった。ジェダイとナッシュはギャングルズが盗みに手を染めていることを暴き、セラック・オリヤックとジューロ・“スピーズ”・ジャロット、トダ=ジョーたちに立ち向かおうとした。しかし彼らはトダ=ジョーのマグネット・ガンでライトセーバーを奪われて丸腰になり、スピーズのネット・ガンで身動きを封じられてしまった。町の牢屋に入れられた後、ジェダイたちはギャングルズから見張り役を任されたオリに語りかけ、自分たちを解放するよう説得した。[30]
ジェダイに心を動かされたオリは、町の人たちにギャングルズと戦うよう呼び掛けた。その後、ナブスと仲間たちはアクラー・ベンドの住民を連れて町長のオフィスへ向かい、盗んだものを返して町から去るようギャングルズに呼びかけた。もうこの町の住民から搾取することはできないと悟ったセラックたちは、ナッシュのスピーダーに盗品を積んで町から逃げ出したが、ジェダイたちの追跡で追い詰められた。横幅が広いランドスピーダーでは峡谷を通り抜けることができず、ギャングルズはやむを得ず盗品を捨ててパイクで逃げ去っていった。盗品とランドスピーダーを町に持ち帰ったジェダイたちはオリや町民たちから感謝され、ドラーリックがアクラー・インでお祝いの宴を開いた。[30]
ある日、ナブスたちはハップが調達屋ムクサから食材を受け取るのに立ち会った。ハップは友人ギーリのためにシチューを準備しようとしており、ナブスたちも厨房に入って調理を手伝った。しかし食材にまぎれて間違って配達された卵が孵り、サップ(樹液)が大好きな小動物ティコティコが厨房と店をめちゃくちゃにしてしまった。ジェダイたちはこの騒動を食い止めることができなかったが、最終的にハップがシチューを諦めてティコティコたちに分け与えた結果、動物たちはもう問題を起こさなくなかった。その後、ナブスたちはハップが残りの食材で友人のためにベストな料理を作る手伝いをした。[31]
森の村で住居の建築が進められた際、ナブス、カイ、リスは列車でテヌー・ツリーの木材を運ぶ任務を任された。しかし村へ移動中、テイバーのギャングたちが木材を奪うため列車を襲撃した。ジェダイと海賊が戦いを繰り広げた際、車両の連結部が外れてしまい、カイとテイバーが乗る後部車両が切り離された。ナブスとリスは前方車両の制御をめぐってEB-3やポードと戦ったが、カイとテイバーは力を合わせて後部車両を手動操作し、追いついてきた。車両の追突を回避するため、ナブスたちもポードやEB-3と力を合わせることに決め、車両を無事に再連結させることに成功した。その後、テイバーたちはジェダイを裏切って略奪を続けるかと思われたが、心変わりして手ぶらで去っていった。[32]
木のトラブル[]
- 「ナブスはどこなの? いつも手伝ってくれるのに」
「大好きな木のそばよ。自然を満喫して心を穏やかにしているの」 - ―ナッシュ・デュランゴとリス・ソレイ[出典]
0G-LCが惑星サーナカを訪れた際、ナブスとカイ、リスも彼の探索の旅に同行した。0G-LCはサーナカで大洪水が発生した際に姿を消した謎の種族サーナカンについてよく知るため、彼らの“物語の石”を手に入れたいと考えていた。サーナカの洞窟で壁画を見つけた後、一行は物語の石が安置されている場所に辿り着いた。しかし直後に謎の3人組が姿を現し、ナブスたちの目と鼻の先から石を持ち去っていった。ナブスたちは追跡を諦め、野営地で嵐が過ぎるのを待とうとしたが、近くに別のキャンプが見えることに気付いた。そこにいたのは先ほど石を盗んだ3人組、エース・カリストとイシュブル・エクウェシュ、トゥーバ・ジンクスだった。[33]
カイがエースと知り合いだったため、一行は“泥棒”から話を聞くことができた。イシュブルは物語の石を回収するために母星に戻って来たサーナカンであり、彼らからすれば、ジェダイたちの方こそ石を持ち出そうとする泥棒だった。石が映し出す画像でサーナカンの歴史を学んだあと、0G-LCとジェダイたちはイシュブルに謝罪した。その後、最初から金目当てだったトゥーバが仲間を裏切り、石を持ち出してエースの船で逃げ出そうとした。しかし0G-LCがフックを使ってトゥーバのスピーダーを停止させ、ナブスたちがこのグンガンの泥棒を取り囲んだ。エースはトゥーバに手錠をかけて船へ連行し、ナブスと他の者たちをジェダイ・シャトルまで運んだ。その後、イシュブルは勇敢なドロイドや友人、ジェダイたちとの新しい物語を同胞たちに伝えるつもりだと語った。[33]
ある日テヌーの森にて、ナブスはお気に入りの大樹の上で瞑想を行った。しかしナブスは木がときおり不審に揺れ動き、近くの地面が干からび始めていることに気付き、慌てて寺院に戻ってカイ、リス、ナッシュに異常を伝えた。友人たちを連れて木に戻った後、ナブスは根元に広がるトンネルを調査し、ラクスローが収穫機を使ってテヌー・ツリーの樹液を採取しているのを見つけた。樹液はテヌーの住民たちにも食材として知られていたが、ラクスローの強引な採取方法は木そのものを傷つけていた。収穫の影響で地鳴りが起き、出口が塞がってしまった後、ナブスたちは脱出のためのヒントを得るため瞑想を行った。[34]
近くで水が流れる音を耳にしたナブスたちは、ラクスローが収穫のために水源を塞いでいたことを突き止めた。ジェダイたちはラクスローを説得し、自然のバランスを取り戻して木を元気にするため、水源を解放した。トンネルはあっという間に水で満たされていき、ナブスたちは急いでラクスローの収穫機に乗り込んだ。トンネルの上部の出口から脱出するため、ラクスローはやむを得ず収穫機の貨物コンテナを切り離し、集めた樹液を捨てた。すると収穫機は急浮上して水上に打ち上げられ、一行は無事に脱出を果たした。ナブスはお気に入りの木に水が戻ったことを喜び、説得に応じてくれたラクスローに感謝を伝えた。その後、ナブスは友人たちにお気に入りの場所を紹介し、一緒にテヌーの日が沈むのを見守った。[34]
ヨーダとの冒険[]
- 「お見事ナブス、ぎりぎりだった!」
- ―小惑星をレーザー砲で破壊したナブスに、カイ・ブライトスター[出典]
ナブスたちがハップのカフェでホロ=ダーツを楽しんでいた時、アンセンの妹セナ・ストラングが兄を探すため店にやってきた。ナブスたちは賞金稼ぎ志望のセナがアンセンを探すのを手伝い、アンセンの依頼人であるウィーボに聞き取りを行った。アンセンが迷子の家畜ブロウガを捜索中であることを知った後、ナブスたちは森の中でアンセンが仕掛けた罠にかかった。アンセンは妹に、任務に夢中になるあまり連絡を怠っていたことを謝った。その後、ストラング兄妹はジェダイたちの助けを借りてウィーボから依頼された仕事をやり遂げ、セナは新人賞金稼ぎとして自信をつけることができた。[35]
ある日、ナブスたちはテヌーの寺院にやってきたジェダイ・マスター・ローデン・グレートストームとその弟子ベル・ゼティファーを出迎えた。その日の午後、ナブスたちはグレートストームのもとでライトセーバーの訓練を積んだ。カイとベルは迷子になったチャーハウンドのエンバーを探していたため少し遅れたが、なんとか稽古の開始に間に合ってナブスたちを安心させた。[36] また別の日、リスが単独でSF-R3の任務の手伝いに出かけた際、ナブスとカイはテヌーの寺院の部屋からリスとホログラム通信を行い、彼女の新発見を楽しみにしていると伝えた。テヌーに戻ってきた後、リスは訪問先の星で発見した新種の動物マラドーシュや、“ディグルス”と名づけたマラドーシュの赤ん坊との出会いをナブスたちに語って聞かせた。[37]
ヨーダが再びテヌーを訪れた日、ナブス、カイ、リスはグランド・マスターから直々に指導を受ける機会を得た。しかし一行が森で訓練を行っていた時、ナッシュが<ファイアホーク>で姿を現し、ジェダイに助けを求めた。ヨーダと若きジェダイたちは、海賊の略奪を受けたゼファーを助けるため<ファイアホーク>に乗ってデドゥーンへ向かうことになった。ナブスたちは不謹慎にも、偉大なジェダイ・マスターと一緒に任務を行えることに喜びを隠せなかった。デドゥーンに到着した後、ジェダイたちはナッシュとRJを<ファイアホーク>のコックピットに残し、ゼファーのガレージでナイヒルの略奪者ジェイとフリーヴァーに立ち向かった。[38]
ナッシュがジェダイを手助けしようとガレージに駆け付けた結果、ナブスたちはバトル・ドロイドとの戦いを切り抜けることができたが、ジェダイ・ヴェクター(中にはゼファーも乗っていた)を奪って逃げ出した海賊たちに遅れを取ってしまった。しかしナブスたちは落胆するナッシュを励まし、彼女が操縦する<ファイアホーク>で海賊を追いかけた。ナブスはレーザー砲で行く手を遮る小惑星を破壊してナッシュを手助けし、<ファイアホーク>はついに海賊船の真後ろまで追いついた。するとヨーダがフォースを使って海賊船のハッチをこじ開け、ゼファーの乗るジェダイ・ヴェクターを引き寄せて救出した。無事にゼファーをデドゥーンに送り届けた後、ヨーダは次の任務として、海賊に荒らされた店の片づけを手伝うよう子どもたちに命じた。[38]
海賊たちと元海賊たち[]
テイバーの海賊船<アイアン・タロン>がギャングルズに奪われ、テイバー自身も彼らの捕虜となった際、ナブスとカイ、リスはEB-3とポードから助けを請われた。3人は罠を疑いつつも、困っている人を助けるため海賊に力を貸すことに決めた。一行はナッシュの<ファイアホーク>でデドゥーンのドロイド施設へ赴き、EB-3とポードがテイバーの救出に向かうあいだ、ナブスたちは海賊の注意を引きつけた。ジェダイから励ましを得たEB-3とポードはテイバーを救い出すことに成功し、この一件を経てテイバーは仲間たちに対して以前より優しく振舞うようになった。その後、テイバーはナブスたちにも礼を言って去っていった。[39]
惑星ウートゥー・プライムを訪れた際、ナブス、カイ、リスはエイヴァ・アクラーの案内で宝石鉱山を見学した。若きジェダイたちはウートゥーの鉱員たちが古い伝説の“影のモンスター”を恐れてウートゥーアン・オパールの採掘を中断し、オパール洞窟を封鎖していることを知った。ナブスは話を聞いただけでエイヴァと同じくらい恐怖に怯えたが、カイとリスは2人を励まし、調査に乗り出した。ナブスが鉱業用カートを誤作動させた結果、一行は洞窟の奥深くへ辿り着き、ウートゥーの人々が恐れる怪物の影と遭遇した。しかしナブスたちは、怪物の正体がただのガラクタで、テイバーたちがオパールを独占するために投光器や噴霧器、スピーカーで作り出した虚像に過ぎないことを突き止めた。その後、ナブスはウートゥーの人々を勇気づけ、影を利用して海賊たちを逆に怯えさせ、鉱山から追い払うことに成功した。[40]
テヌーの寺院でライトセーバーの一対一の実戦稽古が行われた際、ナブスはリスとペアを組んで訓練を行った。訓練中、カイとジョヴィ・レスミアのペアが激しい切り合いを繰り広げたため、ナブスたちは稽古を中断してこの2人の戦いを見守った。この稽古に敗れたカイは、のちにナブスやリスと一緒に食事をした時もずっと落ち込んだままだった。[41]
スターライト・ビーコンの見学が予定されていた日、ナブス、カイ、リス、ナッシュは宇宙ステーションへのお土産用のテヌー・ツリーの苗木を採取した後、<ファイアホーク>でテヌーから出発した。しかし船は航行中に救難信号をキャッチし、惑星ガルジェロに立ち寄ることになった。一行はこの星で、ぬかるみにはまった宇宙船と元海賊のクルーを発見した。当初、ナブスたちはクルーを海賊と勘違いして戦いを挑んだが、以前ジェリーフルーツを巡る騒動で知り合ったチグと再会し、誤解が解けた。ジェダイたちは果物商人へ転職した元海賊たちを手助けして宇宙船を救い出した後、彼らと一緒にスターライト・ビーコンへ旅し、マスター・エスタラ・マルの歓迎を受けた。[42]
ある日、ナブス、カイ、リスは、ナッシュがマーラのジャンクヤードに荷物を運ぶのを手伝った。マーラがここのところ毎晩ジャンクヤードを徘徊する何者かに悩まされていることを知ったナブスたちは、問題解決のため手助けを申し出た。マーラはテヌーの古い言い伝えである“グルームリング”が本当に現れたのではないかと疑っており、ナブスたちも実際にジャンクヤードで不気味な音を耳にした。一行がパニックになった結果、大量のジャンクの山が崩れてしまい、マーラは意気消沈してグルームリングに家を空け渡すことも考えた。しかしジェダイたちはマーラを励まして恐怖に立ち向かうよう説得し、グルームリングの正体が壊れた小さなドロイドであることを突き止めた。マーラはこのPT-3をジャンクヤードの新しい一員として歓迎し、ようやく安心して眠れるようになった。[43]
星々の伝統行事[]
マスター・ジアの引率で惑星コンドランを訪問した際、ナブスとジェダイ・イニシエイトたちはノートランのリックス・テガーノからスカイ・スキミングを教わった。ブロードリーフ・ツリーのプラットフォームから飛び立った後、ナブスとカイ、リスは空を飛ぶシフォンの群れを観察しようとして風に逆らったためスカイ・スキミング・ボードの制御を失い、落下してしまった。砂漠を徒歩で進み、プラットフォーム付近の崖に辿り着いた後、3人はシフォンに乗ってプラットフォームまで上昇しようとしたが失敗した。しかし3人はシフォンの飛び方を見てスカイ・スキミングのコツを理解し、ボードの帆をマントで修復した後、風に導かれるがままプラットフォームへと帰還した。[44]
惑星オマカの祝日であるダンクートゥの日、ナブスとカイ、リスはマスター・ジアによって現地へ派遣され、農民テイとその娘フィオーナがガムゴードを収穫する手伝いをした。ジェダイたちはオマカンの伝統に従い、手作業でガムゴードを運搬したが、町で宴会の準備が行われていた時、新たなガムゴードを運搬してきたドロイドのAG-1、AG-2、AG-3が暴走してトラブルを巻き起こした。このドロイドはテイの父親ルーグのものであり、伝統に反してドロイドを使って農作業を行っているルーグは、息子や孫娘と絶縁状態にあった。しかしルーグの農場を訪れたナブスたちは、彼がドロイドを使ったのは年老いても祝日の準備に携わりたい一心からの決断だったことを知った。その後、ナブスたちは再びトラブルを起こしたドロイドたちを停止させ、ルーグが家族と和解する手伝いをした。ドロイドによって荒らされた会場の代わりに、この年の宴会はルーグの農場で開かれることになり、ナブスたちは伝統料理であるガムゴード・パイを喜んで食した。[45]
ウーキーの祝日であるライフ・デイ当日、ナブスはカイ、リス、マスター・ヨーダやジアとともに惑星キャッシークに招待された。ウィタギク村長の部族からご馳走を振舞われた後、リスは村長の孫娘“ジョー”ことジョーゲシャカのライフ・デイ・オーブをうっかりバルコニーから落としてしまった。点灯式までにオーブを見つけるべく、ナブスたちはリスが村のどこかに落ちたオーブを探すのを手伝った。最終的にリスはオーブを見つけ出したが、急いで回収しようとした際に落としてヒビが入ってしまった。しかしウィタギクはライフ・デイの本質はオーブではないと語り、ジョーはジェダイたちとの思い出の象徴としてヒビが入ったオーブを“生命の木”に飾った。[46]
ウェラグリンの卵が孵化する時期、ナブスとカイ、リスは惑星アンドレイヴンを再訪してグマーやジャムと再会した。しかし産卵地に到着したナブスたちは、卵の周辺一帯が温暖化し、孵化に欠かせない雪が融けてしまっていることに気付いた。間もなく一行は、ラクスローが貴重なテンガ石を収穫するため、レーザーを使って一帯の雪を融かしていることを突き止めた。ナブスたちはラクスローのセキュリティ・ドロイドに取り囲まれ、いったんは降参を強いられた。しかし彼らはフォースで引き起こした雪崩でドロイドを一掃すると、ラクスローの収穫機に侵入してでたらめな操作を行った。その結果ラクスローのマシンは大規模な雪崩に飲み込まれ、ウェラグリンの卵は雪に覆われて無事に孵化することができた。ジェダイたちはまたしてもビジネスが失敗して落ち込むラクスローを励まし、グマーはテンガ石を採掘しても問題ない場所を教えてあげると彼に申し出た。[47]
試される友情[]
- 「次からは、嫌なことは嫌だって言ってね。隠そうとしないで。友達なんだから」
- ―ナブスに対し、リス・ソレイ[出典]
惑星ヴンダーラが地震に見舞われた後、ナブスたちはレナードやミナが暮らす村の復興作業を手伝った。資材を独占している王室にも援助を求めるべく、ナブスたちはヴンダーラの宮殿を訪れ、サイラス・ヴンディア王子と出会った。サイラスの両親であるパイコー王とダフネ女王は非協力的だったが、代わりに王子に手伝いを命じた。当初はサイラスも乗り気ではなかったが、ジェダイに連れられて初めて村を訪れた後、復興資材を確保するために力を尽くした。パイコーとダフネは王室の資材を王子から取り戻そうとしたが、ジェダイや村人たちに囲まれて立場が危うくなったため、体面を保つため復興への協力に応じた。[48]
ナブスとカイ、リスがジェダイ・ヴェクターの操縦訓練を行っていた時、ナッシュが彼らに連絡を入れ、手助けを求めた。ナブスたちがナッシュの家を訪れると、ガレージが紫色の雛鳥でいっぱいになっていた。ナッシュの両親が経営するシャトル会社は、間もなく大物の取引相手であるグリップ・リスケルを家に迎えることになっており、すぐにでもこの鳥たちを移動させる必要があった。カイとリスのアイデアが失敗した後、ナブスは鳥たちにベリーを与える作戦を提案したが、結果的にさらに多くの雛鳥がガレージに集まってしまった。しかしリスはこの雛鳥が<クリムゾン・ファイアホーク>の名前の由来でもあるファイアホークであることを見抜いた。その後、ナブスたちは宇宙船を親鳥に偽装し、雛鳥たちをグリップス・ランディングの崖へ誘導することに成功した。ナッシュの母クリースとシーリがリスケルを連れてきたときガレージはまだ散らかったままだったが、リスケルはファイアホークの話に感銘を受け、彼女たちとなら喜んで一緒に仕事をしたいと申し出た。[49]
ある日、テヌーのジェダイ・イニシエイトたちは二人一組で森の中を探索し、カリア・タワーを目指す野外訓練に臨んだ。ナブスはカイとペアを組んだが、ホロマップの見方を巡って意見が分かれたのをきっかけに次々とトラブルに見舞われ、互いに責任を押し付け合って険悪な雰囲気になってしまった。最終的に2人はカリア・タワーまで別行動をとることになったが、ナブスがゴールにたどり着いた後も、カイはなかなか姿を現さなかった。ナブスはリスやジョヴィとともにカイを探しに戻り、ガングルに襲われていた友人を助け出した。ナブスとカイは互いの意見を聞かなかったことを反省し、友人として二人同時にゴールを果たした。[50]
テヌーに新しい農場が作られることになった際、ナブスたちジェダイ・イニシエイトは社会科見学のため農民ギャブのグループと行動を共にすることになった。しかし新農場の予定地へ向かうポッド=ワゴンに乗り込んだ際、ナブスはカイやリスと一緒に座ることができず、貨物用のワゴンに独りで乗ることになった。旅の途中、高価な井戸掘りドリルを狙うギャングルズが農民たちを襲撃し、ナブスが乗っているワゴンを略奪した。ナブスは抵抗したものの降伏を余儀なくされ、ギャングルズのアジトへ連れて行かれた。アジトにて、ギャブスは倒れたドリルに潰されそうになったスピーズの命を救い、セラックから昼食を振舞われた。ワゴンの一件で友人から除け者にされたと感じていたナブスは、セラックの口車にまんまと乗せられ、彼女たちに利用されかけた。しかしナブスは助けに駆け付けたカイとリスに正直な思いを打ち明け、カイとリスもワゴンでの出来事を謝った。その後、3人はギャングルズから井戸掘りドリルを取り戻し、無事に新農場へ送り届けた。[51]
見つけた者勝ち[]
ナブスとカイ、リスはナッシュの<ファイアホーク>で惑星バトゥーを訪れ、マスター・カーヴァー・ドローとそのパダワンであるセレスタ・カミによって現地のジェダイ・テンプルへ案内された。マスター・ドローの依頼で、ナブスたちはセレスタと一緒にブラック・スパイア・アウトポストで研究道具の買い物をすることになった。しかし彼らはこの町の観光地化を計画している実業家オゾン・ニンビーと出会った。オゾンは美しい景色を作るため住民のシンボルである“スパイア”を切り倒そうと計画していた。セレスタによって計画を暴露されたオゾンは、ドロイドを使って実力行使に出ようとしたが、ナブスたちは住民と協力してドロイドを1体ずつ撃退していった。オゾンはアウトポストの都市開発を諦めて逃げ去り、ジェダイはバトゥーの人々たちから感謝された。[52]
0G-LCがテヌーに戻ってきた時、テイバーの海賊団が<スター・シーカー>を襲撃し、ジェダイの遺物を奪い去った。盗まれた遺物を取り戻すため、ナブスとカイ、リスはヤラム・タワーの海賊市場へ急行した。しかしジェダイたちが市場に到着した時、遺物はすでに[53] ブライアール宙域[1] で一番の海賊として名高いコア・タルダーン率いるコメット・ランナーズによって横取りされていた。ジェダイは遺物を取り戻すため、テイバーは海賊としての力を証明するため、互いに力を合わせることになり、コメット・ランナーズを追って三日月島へ向かった。一度は敵の海賊船に閉じ込められたものの、一行はLE-47を騙して船倉から脱出し、コアたちに戦いを挑んだ。最終的にジェダイとテイバーはコアとその手下を降伏に追い込み、遺物を取り戻してテヌーに戻った。コメット・ランナーズに勝利したことで満足したテイバーは、ジェダイたちに遺物を返して去っていった。[53]
バトゥー滞在中、ナブスたちはブラック・スパイア・アウトポストの町中でジェダイの訓練を行い、マスター・ドローからライトセーバーの新しい連続技を見せてもらった。カイが連続技を真似しようとして失敗した後、ドローは完璧主義に囚われているカイをフォースが強い洞窟へ連れて行くことに決め、その間セレスタがナブスとリスの稽古をつけた。[54]
惑星ブラッカにて、ナッシュの友人の解体業者エレン・キットの仕事を見学した際、ナブスは持ち前の腕力を発揮してパーツ探しを手伝った。エレンのドロイドM1-M1のパワー・セルが破損してしまった後、ナブス、カイ、リス、ナッシュは新しいパワー・セルを探しに向かうエレンに同行した。エレンはナブスのおかげでパワー・セルを発見できたが、同業者のピクピクたちに横取りされてしまった。スキッフが故障し、M1-M1もパワー・ダウンしてしまった後、エレンはジェダイたちの助言に従って“見つけた者勝ち”という解体業者のこだわりを捨て、ピクピクとの交渉を試みた。その結果、エレンはピクピクから譲ってもらったセルでM1-M1を復活させることができ、逆にピクピクがスキッフの修理に必要としていたサーキット・スラスターを喜んで譲り渡した。[55]
テヌーのイベント、スターシップ・ショーが開催された日、ナブスとカイ、リスはナッシュの案内で会場を見学した。会場には、ナッシュのおじであるラグス・ニーロによって、コレクターズ・アイテムであるXD-7スピードスターも展示されていた。しかしこの船は泥棒収集家のドレイヴェン・ボッシュによって盗み出されてしまった。若きジェダイたちはナッシュやラグスと一緒に<ファイアホーク>に乗り込み、XD-7のホーミング・ビーコンを頼りに泥棒を追った。彼らは小惑星帯の中にあるユーニス・イノのガレージに到着し、ドレイヴェンの手下や、ユーニスのマシフと戦いを繰り広げた。XD-7を取り戻した後、ラグスは“観賞用”の船を実際に飛ばすことを渋ったが、ナッシュに説得されて覚悟を決めた。ナブスたちは急いで<ファイアホーク>に戻り、ラグスが操縦するXD-7と一緒にガレージから脱出した。テヌーに戻った後、ナブスたちはラグスから感謝され、ナッシュがXD-7を飛ばすのを見守った。[56]
王子と海賊[]
ナブスとリスが寺院の訓練場を掃除していた時、カイはパーツを届けるためにナッシュのガレージを訪れ、彼女が人手不足で困っていることを知った。カイはナッシュの配達の仕事を手伝うことにしたが、無茶な操縦で荷物がばらばらになってしまい、誤配を繰り返したうえに<ファイアホーク>を墜落させてしまった。カイはナッシュに失敗を打ち明けると、ナブスとリスにも助けを求めた。ナブスはカイが間違って届けた荷物を回収し、正しい送り先へ届けなおす手伝いをした。友人たちのおかげで、ナッシュは母親たちが戻るまでにすべての配達を終え、ガレージを片付けることができた。[57]
スターライト・ビーコンの落成式当日、ナブスとカイ、リスは寺院の訓練場でトレーニングに臨んだ。皆で協力してトレーニング・ドロイドを撃退した後、ナブスたちはビーコン獲得までの最短記録を更新した。その後、マスター・ジアに呼ばれた3人は、ナッシュの<ファイアホーク>に乗って寺院から出発した。ステーションに到着した後、ナブスたちは落成式のゲストのひとりであるサイラス・ヴンディア王子と再会した。セレモニーまでの間、ナブスたちはアート・ギャラリーをはじめとするステーションの施設へ王子を案内した。サイラスがセレモニーで使われる予定の記念プレートに興味を示したため、ナブスたちは彼を倉庫へ連れて行った。カイが倉庫で記念プレートを発見した直後、スターライト・ビーコンの付近にテイバーの海賊船<アイアン・タロン>が姿を現した。ナブスたちはマスター・エスタラ・マルに状況を知らせるため、テイバーを残して倉庫を後にした。[58]
ナブスたちは知らなかったが、テイバーの正体はサイラス王子だった。ナブスたちがマルへの報告を終えて倉庫に戻った時、すでにサイラスの姿はそこになく、代わりに“テイバー”が記念プレートを盗み出していた。ナブスたちは逃げ出したテイバーを追い、ダストシュートに飛び込んだ。ジェダイとテイバーはゴミ圧縮機に落下し、迫りくる壁に潰されそうになった。テイバーはカイに救われたが、一人で先に走り去っていった。その後、ジェダイたちは動力施設でテイバーと再び対峙し、カイが彼の注意を引いているすきに、リスとナブスがフォースを使って記念プレートを取り戻した。追い詰められたテイバーは、サイラスを解放する代わりに自分を見逃すよう要求した。テイバーとサイラスが同一人物であることを知らないナブスたちは、この条件を受け入れた。[58]
ナブスたちが取り戻した記念プレートは、ヨーダによってグランド・ホールのモニュメントに無事に設置された。またナブスたちは、サイラス王子が海賊から“解放”されて戻ってきたことを喜んだ。これまでの活躍をヨーダから賞賛された後、ナブスたちはリナ・ソー最高議長のスピーチを聞くためにスターライト・ビーコンの集会場へ急いだ。ナブスたちはサイラスやベル・ゼティファーと一緒にセレモニーに出席し、議長のスピーチに耳を傾けた。その後、ナブスと集会場に集まった大勢のジェダイはヨーダに続いて「光と命を祝して」と唱和し、それぞれのライトセーバーを起動して天に掲げ、セレモニーを締めくくった。[58]
さらなる冒険[]
平穏な日々[]
ある日、果物を食べながらテヌーの訓練場にやって来たナブスは、修行のためライトセーバーを取り出そうとした。しかしセーバーは果汁まみれの手からすっぽ抜け、訓練場の外へ転がり落ちて行った。ナブスは岩の上に落ちたセーバーをフォースで手元に引き寄せようとしたが、川の中から飛び出てきたフリッターポッドがセーバーを咥えて泳ぎ去っていった。フリッタポッドはそのまま滝を下り始めたが、ナブスはツタに捕まってジャンプし、魚の口からセーバーを取り戻した。ツタを掴む手が滑って草むらに落っこちてしまったものの、ナブスはセーバーを取り戻すことができて満足げな笑みを見せた。[59]
寺院の食堂で食事を終えた後、ナブスは自分がこぼした食べかすを掃除したが、他の者たちが汚した場所も次から次へと目にき、日が暮れるまで食堂の掃除に明け暮れることになった。しかし掃除が終わって喜びのダンスをしようとしたとき、ナブスはうっかりゴミ箱を倒してしまい、再び床をきれいにするのに一晩かかった。翌朝、朝食を食べに来たカイが机に飲み物をこぼすのを見たナブスは、疲れ果てて笑いながら卒倒してしまった。[60]
ある日の夕暮れ、テヌー・ツリーの森で瞑想を始めようとしたナブスのもとに、1匹の小鳥が現れた。鳥は追い払っても追い払ってもナブスにまとわりつき、彼の集中を乱した。しかし夕陽を見て冷静になったナブスは、鳥が頭に乗っかって来ても穏やかに微笑み、そのまま瞑想を続行した。[61] 別の日、ナブスが寺院の庭園の手入れをしていた時、野菜を狙うスクリーディが姿を現した。ナブスはスクリーディから野菜を取り戻したが、この小動物が悲しむのを見て考えを変え、野菜を分け合うことに決めた。[62] またある日、ナブスはRJ-83が修理した亜空間ラジオから流れる音楽に合わせてダンスを披露した。RJはナブスが教えたダンスがうまく真似できなかったが、新しく電子的な音楽が始まると、今度はRJのほうが巧みなダンスを披露した。[63]
ウェスとの出会い[]
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登場作品[]
参考資料[]
- スター・ウォーズ ハイ・リパブリック キャラクター事典
- スター・ウォーズ・エンサイクロペディア:スター・ウォーズ銀河総合ガイド