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「心配しないで。ここより安心な場所はないもの。ドクター・ナラ・セはカミーノの主任医療科学者で、クローン・トルーパーの主要エンジニアのひとりです。」
シャアク・ティCT-5555 ”ファイブス”に向かって[出典]

ナラ・セ(Nala Se)は惑星カミーノ出身の女性カミーノアンで、クローン戦争期に銀河共和国に仕えた科学者。彼女はカミーノの主任医療科学者であり、共和国グランド・アーミークローン・エンジニアリングにおいて重要な役割を果たした。セは負傷したクローン・トルーパーを治療し、彼らのリハビリを監督した。また彼女はティポカ・シティプライベート・ラボを持ち、実験的なクローンとして生み出された少女オメガを医療助手として従えた。彼女はクローンをカミーノアンの資産とみなす冷酷な一面もあり、“タイラナス”ことドゥークー伯爵の指示で彼らの内に行動抑制バイオチップが埋め込まれていることを秘密にしていた。

クローン戦争の序盤、ドクター・セはカリーダ・ショールズ医療センターに駐在していた時に分離主義勢力の新型軍艦マレヴォランス>の脅威にさらされた。しかしジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーらが分離主義者の超兵器破壊し、セと負傷兵たちを救った。セは一時期オード・セスタス医療ステーションに勤務し、戦争終盤には再びカミーノで活動した。トルーパーCT-5385“タップ”がジェダイティプラー将軍を殺してしまう事件が起きた際、ARCトルーパーCT-5555“ファイヴス”によってセが秘密にしていた抑制チップの存在が暴かれてしまった。しかしセはカミーノ駐在のジェダイ・マスターシャアク・ティに虚偽の説明を行い、チップのプログラムの秘密を守り抜いた。結果的に、セはチップを利用してジェダイを一挙に抹殺するというシスの陰謀に加担した。

ジェダイ・オーダー滅び、共和国が銀河帝国再編された後、ナラ・セやカミーノアンの置かれた状況は一変した。帝国のウィルハフ・ターキン総督はクローンの有用性を疑い、クローン兵から徴募兵への切り替えを目指すウォー=マントル計画エドモン・ランパート中将の主導で推し進められた。この頃、セはクローン・フォース99(バッド・バッチ)と共に帝国から逃げ出したオメガの命を救うため、密かに賞金稼ぎフェネック・シャンドを雇った。やがてカミーノのは帝国によって破壊されたが、セは惑星ウェイランドタンティス山にある秘密施設へ連行され、ネクロマンサー計画への参加を求められた。セは協力を拒んだが、帝国先端科学部門主任科学者ロイス・ヘムロックはセがオメガに固執していることをラマ・スー首相から聞き出し、説得材料として利用するためクローンの少女を捜索した。

やがてオメガは帝国に捕まってタンティス基地に監禁され、ナラ・セはクローン・トルーパーの囚人たちや“保管庫”の子どもたちを実験台にした研究の手伝いをすることになった。またセは、オメガの遺伝子サンプルにMカウント複製の媒介となりえる特性があり、ネクロマンサー計画の被験者として適任であることをヘムロックに秘密にしていた。皇帝シーヴ・パルパティーンがウェイランドの視察を行った、セは秘密が暴かれる直前にオメガが基地から脱出するよう仕向けた。その後、ヘムロックはセをタンティスの監房に閉じ込め、彼女の仕事をドクター・エメリー・カーに引き継がせた。やがてオメガは再び帝国に捕まってタンティスに連れてこられたが、バッド・バッチがウェイランドに侵入して戦闘が発生した際に保管庫を逃げ出し、セやクローンの囚人たちを監房区画から解放した。セはオメガを完全に自由の身にしてやるため、ネクロマンサー計画の研究データを葬る役目を買って出た。セは中央ラボエドモン・ランパートに撃たれたが、彼女がぬ直前に起動していたサーマル・デトネーターはランパートもろともタンティスのデータバンクを破壊した。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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