ナーグラッチ(Narglatch)は氷の惑星オルトー・プルトニアに原住した獰猛なネコ型クリーチャーである。体は青く、鋭い牙と爪を備えた。ナーグラッチは順応性が高く、さまざまな環境に適応することができた。タルズ種族はナーグラッチを乗用動物として飼い慣らした。
生態と特徴[]
ナーグラッチは青い肌のネコ型クリーチャーで、背中にトゲのような毛を生やし、強靭な4本の脚で素早く移動した。彼らはナイフのような牙と爪を備えた危険な捕食動物で[2]、獲物に静かに忍び寄った。ナーグラッチの平均体長は6.0メートルで、順応性が高かったためさまざまな地域で生息した。[3] ナーグラッチは銀河共和国のクローン・トルーパーが手こずるほどの脅威だったが[2]、彼らの表皮はブラスター・ビームに弱かったため、一部の文化ではナーグラッチが弱者扱いされていた。ナーグラッチの幼獣はペットとして飼育されることもあったが、成獣になると非常に危険だった。[3]
ナーグラッチのオスとメスが一緒にいるのは交配期だけだった。ナーグラッチのメスはオスよりも獰猛だったが、オスはメスが仕留めた獲物を横取りすることがあった。オルトー・プルトニアのタルズ種族はナーグラッチを乗用動物として飼いならした。また、彼らはナーグラッチの肉を食べ、皮を衣服にし、骨は家や道具として活用するなど、この動物を余すところなく利用していた。[4]
歴史[]
銀河系の首都惑星コルサントでは、逃げ出したナーグラッチが人々の脅威となっていた。[3]
クローン戦争期、トランドーシャンの狩人ガーナックは衛星ワスカーの浮遊要塞にナーグラッチの皮を飾っていた。[5] 共和国グランド・アーミーのLAAT/iガンシップの中には、機体側面にナーグラッチのイラストが描かれたものがあった。このガンシップはアンバラの戦いに参加した。[6] また、ダグのプレイゴは非常におとなしいナーグラッチを飼っていた。このナーグラッチはプレイゴが座長を務めるサーカス団の一員でもあった。また、プレイゴのサーカスに参加することになったウーキーのジェダイ・パダワン・グンジーは、ホンドー・オナカーの海賊団のためにショーを行った際、ナーグラッチの仮面をかぶった。[2]
新共和国時代、カンジクラブの首領タス・リーチが所有する“ハットスプリッター”・ブラスター・ライフルにはナーグラッチの牙を用いたバイブロ=スパイクが取り付けられていた。[7] またかつてタス・リーチに仕えた海賊デルフィ・クロダは“ナーグラッチ”というコードネームで知られ、実際にナーグラッチを騎獣として飼っていた。クロダから戦闘技術を教わったバジーン・ネタルは、ストームトルーパーの退役軍人ジョア・トリビュラスが所有する鋼鉄製のケースを回収する任務を引き受けた際、“ナーグラッチ”も同じ獲物を狙っていることをクライアントから知らされた。ネタルはクロダの裏切りに遭ってケースを奪われた時に初めて、ナーグラッチの正体が自分の師匠であることを知った。その後、ネタルはクロダとそのナーグラッチを殺し、ケースを取り戻した。[8]
登場作品[]
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参考資料[]
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 クローン・ウォーズ – 侵入者
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 Clone Wars Monsters: A Season Five Bestiary - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- ↑ きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- ↑ クローン・ウォーズ – 囚われのパダワン パート1
- ↑ クローン・ウォーズ – アンバラの暗雲
- ↑ スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビジュアル・ディクショナリー
- ↑ パーフェクト・ウェポン